【感想・ネタバレ】笑うな(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年08月28日

筒井康隆のショートショート、大好きだ!

ところどころで滑ってるものもあるけれど、そんなんはどんな芸人でも一緒だでね。
なんていうかもう、「会いたい」では、胃の奥がぐるぐるするほど泣いた。すてきなことに定評のある筒井康隆の短編の中でも、ド級にすてき。この一編のためだけにもう一冊この文庫を買おうか迷っ...続きを読むてしまうよ。
しかし!人におすすめしても100%大絶賛が返ってくるとは限らないのが筒井康隆あるある……。なので、このたまらなくすてきなショートショートが心にびんびんくる人に、もっともっとこれからも届いていくといいな。いいな!

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Posted by ブクログ 2023年06月28日

筒井康隆の書くお話が好き!
初めて彼の書く本を読んで、今ではすっかりコレクター。
エロ、グロ、ホラー、とんちになんでもござれな一冊。

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Posted by ブクログ 2022年12月31日

人間観察が上手い作家さんなんだろうなぁと思った。
風刺アニメやブラックジョークが好きな人に勧めたい。

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Posted by ブクログ 2019年05月24日

短編集。
一番初めに収録されていたのが、表題の「笑うな」。これを読んだだけでこの本を書いた人間が天才なのだと分かるはずだ。誠実に今の時代にSFを書くとこうなる、というのを教えてもらった気分。

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Posted by ブクログ 2018年10月26日

同じような各編様々な趣向凝らした短編集として
先に読んだ『冷蔵庫より愛をこめて』と比較してしまうと
どちらが優れているか明確
小説の評価軸というものを感じてしまう
比べてはいけないかどうかはもどかしい

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Posted by ブクログ 2018年03月20日

再読。
しかも、以前持っていて売られてしまい、探していたら古本屋で見つけた。
やっぱり、表題作は何度読んでも笑える。
小1の娘に読んであげたら、笑っていた。
こういう本はすごい。

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Posted by ブクログ 2024年03月20日

笑うな、というキャッチーな題名に惹かれて手に取った作品。

笑うななんて言われましてもひとつひとつがコントの台本かと見間違うほど面白い、滑稽で惨めに見えるキャラクターが沢山出てくるものばかりで思わず笑ってしまいそうになる話ばかりだった。
けれど少し冷静になってみると、その滑稽で惨めなキャラクター達は...続きを読む自分と重なる部分が多いと気づいた。
そして改めて読んでみると肝が冷えたというか、全く笑うことなんて出来なかった。
誰の心にもあるであろう欲目や驕りなどの要素を恐ろしいほどに面白可笑しく書かれていた。

無意識のうちに自分が沢山の偏見を抱えてがんじがらめになっていること、自分が誰かを反面教師にしようと決めた時誰かもきっと自分を反面教師にしようと決めているであろうこと、慢心が傍目に映る醜さなどに気づけた。
欲に足元を絡め取られることのないように、本質を見極めようと慎重に過ごしたいと思わせてくれた本。

会いたい、と座敷ぼっこの2つが個人的に好き。

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Posted by ブクログ 2022年01月29日

小気味よくスムーズに読める。
創造性に全振りしないとこんな作品書けないです。
好みだったのは以下8つでした。

最初の混線
廃墟
赤いライオン
猫と真珠湾
ブルドッグ
トーチカ
座敷ぼっこ
産気

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Posted by ブクログ 2021年09月14日

好きな話とそうでないものとそれぞれあり面白かった。表現方法も一つではなく話によって変わる時があり驚いた。
『トーチカ』が表現と皮肉が効いて面白い。

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Posted by ブクログ 2021年03月02日

少しダークな感じのお話やショートショートが好きなので凄くよかった。
忙しい日でも寝る前に数話読んで少しずつ読み進めていった。

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Posted by ブクログ 2020年07月12日

面白いしそんなにボリュームがあるわけでもないけど、読むのに時間がかかった。
ショートショートオンリーというよりは短編読み切りぐらいのサイズ感な話も結構あり、バリエーションも多く楽しめた。

ブラックジョークの度合いもちょうどいい。

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Posted by ブクログ 2020年06月26日

面白い。2ページで終わる話もたくさんがあるが、どれも面白い。
「ベムたちの消えた夜」素敵な話だった。

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Posted by ブクログ 2020年02月19日

筒井康隆が読みたくて著者名からなんとなく見つけた一冊。SFでショートショートなだけあって星新一と似てるなと思う作品もあったけど、こちらの方がブラックユーモアが鋭く、「傷ついたのは誰の心」「セクション」が衝撃的だった。

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Posted by ブクログ 2019年03月25日

出張先で買って空き時間に読んでいました。とてもちょうどよく面白かったです。
クスッとなるのとヒエっとなるのとしんみりするのとふと考え込んでしまうのとが心地よいバランスでした。
ショート・ショートってやっぱり好きだなぁ。

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Posted by ブクログ 2017年12月16日

短編34編。中には見開き2ページというすごい(?)ものもあったが、どれも面白い。落語にインスパイアされたオチに、相変わらずのドタバタナンセンスに、思わずニヤリとさせられた。解説の横田順彌は管見にして知らず。ハチャハチャSFには興味がないが、明治研究の著書は読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2017年07月04日

グロい(;゚Д゚)と思いながらも読んでしまう話もあり、惹きつけられた。
最後の一文で笑ってしまう話もあり、電車の中で読んでたら危なかったかも笑

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Posted by ブクログ 2017年05月07日

ブラックユーモア主体の短編集。寓話の駝鳥、郷愁が優しい座敷ぼっこ、厨二病どっぷりのトーチカ、禁忌の末世法華経など表現に幅がありすぎるのにどれもきちんと作家らしさが立っていて素晴らしい。どの話もオチてるのかそうでないのか、という〆方が小粋ですき。

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Posted by ブクログ 2016年10月23日

筒井康隆は天才だなと思う。彼の溢れ出るアイデアを処理し切るには、長編よりもこうした短編のほうが合ってるのだろう。とにかく筒井氏のブラックジョークが冴え渡る。表題『笑うな』は読者への挑戦ともいえよう。

個人的に『猫と真珠湾』『マイ・ホーム』が面白かったが、どの作品も小粒ながらニヤッとしてしまう展開だ...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年02月13日

不思議な世界ばかりの「ショート・ショート」。
初めて読んだ筒井康隆作品がこれ。
漫画でいう「辰巳ヨシヒロ」的な感じで好きだ。

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Posted by ブクログ 2015年05月01日

SF小説が満載で多彩かつどれも面白いのでお買い得だ。大人のエンタメ作品としても十分楽しめる。詩を思い起こす『会いたい』がいいアクセントとなっている。好きな作品だ。『ハリウッド・ハリウッド』も楽しく好きだ。秀逸なのが『マイ・ホーム』。資本主義で本音はお金大好きな我々日本人へのメッセージが冷然と伝わって...続きを読むくる。本書は常識のネジを回してゆるめてくれて誰にもお薦めの作品集である。

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Posted by ブクログ 2014年04月30日

シュール。あり得ないけど、あり得るかもしれないストーリー。ブラックエンターテイメント。その想像力に脱帽。

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Posted by ブクログ 2013年11月24日

ブラックユーモア漂う短編集。

2ページの短編ものも面白いのが凄い。

「駝鳥」は寓話そのもの。
「トーチカ」はSF。ある意味「廃墟」とセット。

警官という役職が著者にとって
厳格な存在として
多様されているのが印象的。

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Posted by ブクログ 2023年11月26日

著者のショート・ショートや短編小説など、34編を収録している本です。

巻頭に置かれている「笑うな」は、タイム・マシンを発明したという男の物語です。ナンセンス小説なのですが、このアイディアで一編の短編小説を生み出してしまうのは、容易なことではないとうならされました。

「ベムたちの消えた夜」は、火星...続きを読むの探査によって生物が存在しないことが明らかになり、日常から離脱するような想像力の生きる余地がなくなっていく世界に諦観をおぼえつつあるSF作家のある日の出来事をえがいた作品です。著者のアイロニーの感覚がよく発揮されているのですが、それとともに澄み切った気分がもたらされるような、不思議な読後感が印象にのこっています。

わたくし自身にとって、著者の作品で好きなものとそうでないものがはっきりと分かれることを再確認することになりました。文明批評的なアイロニーが効きすぎている作品があまり好きでないことはうすうす気づいていたのですが、なかには例外もあることがわかったのは、個人的には大きな発見だったように感じています。

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Posted by ブクログ 2022年05月22日

学生時代に読んだ本を、この度再読しました。

ショートショートと言えば、同じくSF御三家と言われる星新一さんのイメージが強いのですが、筒井康隆さんのショートショートはブラックな作風のものが多く、それがまた面白い!

学生時代はこの面白さが分からなかったように思います。再読してよかった!

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Posted by ブクログ 2020年02月27日

ビーバップハイヒールでお馴染みの筒井康隆先生のショートショートだか、とにかく題材が幅広いという印象。
作品ごとに好き嫌いが分かれるかもしれない。

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Posted by ブクログ 2016年07月12日

ショートショート集。
オチがよくわからない物が多かったけど「トーチカ」が面白すぎて、これだけで一冊の本が読みたいと思うくらい気に入った。「笑うな」言われても笑うわこんなん…。
他には「駝鳥」「廃墟」も面白かった。

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Posted by ブクログ 2016年05月28日

雑誌の書評で見て気になっていたものの、大きめの本屋でなかなか見つけられず、逆に近所の小さな本屋でやっと見つけた本。
筒井康隆の短編集。
これをSFとくくっていいのかっていうほどの奇想天外な話だらけ。
今の時代だったら、こんな表現許されないだろうなっていう言葉も続出。言葉狩りって話だとか断筆宣言につな...続きを読むがったとか、さもありなんと痛感。
最初に発刊されたのが昭和50年の9月と正しく俺が生まれたタイミング。昭和ってこんな時代だったなと無駄に懐かしさも感じたりして。

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Posted by ブクログ 2014年07月20日

2014/7/20
途中途中おもしろいと思うところはあったけど、最後まで読んでインパクトにかけるものが多かった。

オチに期待しちゃいけないのかもしれないけどイマイチだった。ただ、短い中でどれも話がしっかりしてた印象。

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Posted by ブクログ 2014年05月25日

なかなかシュール!そしてぶらっく!
奇抜な発想の数々に驚きます。

他の方も書かれるように、オチの意味がよく分からないものもあります(そもそも、意味なんてないのかもしれませんが)

「会いたい」という話が、他とは全く違うテイストを持っていました。
ロマンチックで、不気味。詩のような感じです。

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Posted by ブクログ 2014年03月19日

SFあり、落語的なオチあり、叙述トリックあり。
さながらマシンガンの如きショート・ショートの連射連射連射に、脳ごと揺さぶられるような感覚がクセになりそう。全ての作品に笑えた訳ではないんですが、なんだかいつまでも読んでいたくなります。

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