【感想・ネタバレ】君の嘘と、やさしい死神のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

結構好きなジャンルの物語だった。どうして落語に佃祭を選んだのかという理由を最後に知ってすごく感動した。

0
2024年01月16日

Posted by ブクログ

切なくて,透明で,胸がきゅっとなる話。
青谷真未さんの小説の言葉の透明感が好きで,特にこの話の言葉の使い方が大好きです!ピアニストの指使いのようにすらすらと導かれているみたいに言葉が頭に入ってくるのが,魅力的です。
自分を持つこと,わがままを許してあげることが,一生に一度しかない自分の人生を楽にしてあげるために必要なことなのかもしれないなと思いました。人生は案外短い。他者や過去に縛られてばかりだと,自分の人生は見えなくなってしまう。他者や過去に流されてばかりになるのではなくて,自分がしたいこととしっかりと向き合ってみることが必要なんだろうなと感じました。
記録には残らない今を自分なりでいい,まっすぐに生きてみたいと感じさせてくれた一冊でした。

0
2023年12月03日

たまたま見つけて読んでみました。生まれて初めて小説で涙を流しました。「究極の恋愛小説」と謳っている通り内容は感動・恋愛。くどさを全く感じなくてすごく透明感のある作品だなと思いました。読み終わった時きっとあなたは温かい涙を流すことでしょう。

#切ない #感動する #エモい

0
2023年05月08日

Posted by ブクログ

気の弱い主人公は小さいころのトラウマもあり、頼まれたことは断れない。
文化祭でも、手品部生物部文学部と自身の教室の企画に参加する一方、文化祭の事前企画で出会った彼女の落語の出し物につき合う羽目に。

優柔不断な主人公と思い立ったらまっすぐな彼女のやり取りがよかったです。

最後にわかる「やさしい死神」の意味もすごくよかったです。

0
2018年08月30日

Posted by ブクログ

旬の食材が有るように、旬の読書も存在する。 優柔不断だが優しい主人公。そんな主人公の欠点を補うような即断即決の美人の異性。この時点で布陣は完璧。 エンタメを接種してきた人間なら読んで数ページで展開、結末は読めてしまう。それでも良い。そういう読書があっても良い。 うだるような暑さ、思春期特有の先の知れない不安感。それらを吹き飛ばす、二人の恋の行方がきになる冒険感。甘酸っぱい青春。 こういうのでいい。こういうのが良いんだ。

1
2022年08月20日

Posted by ブクログ

「世界の中心で愛を叫ぶ」や「君の膵臓をたべたい」と似たかんじの物語。

展開はある程度予想できるのだけど、それでも「予想通りにいかないで」と祈るように読んでしまいました。
主人公2人の不器用でひたむきな真っ直ぐさとか、物語全体の透明感とか、全体的に切なかったです。

0
2023年12月30日

Posted by ブクログ

タイトルと表紙に惹かれて買ったけど、読んで良かったと思える作品。展開は予想できてはいたけど進み方が綺麗で終わった後はしばらく余韻に浸っちゃった。

0
2023年10月01日

Posted by ブクログ

「次郎兵衛さん、死んじゃ嫌だ、返しておくれ、返して、嫌だ、あたいは嫌だ」
落語なのに泣かせるという志ん生の佃祭のフレーズ。読んでるだけでジンとした。一回聞いてみたいと思わせられた。

でもこのフレーズが後に意味を持つとは思わなかったけれど。 

ヒロイン玲のパワーと明るさが余計に辛さを増した本でした

0
2022年06月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

話の流れも結末も他の恋愛小説と大差ないのに、何故かすごく読むのが楽しかった。友達がオススメして貸してくれたのもあるが、2人の会話が目の奥に浮かんでいて自分までその場にいる感覚に陥った。
女の子の美園玲が口にした「人間いつ死ぬか分からない、明日死ぬかもしれないのに他人の機嫌をとるのはおかしい」って言う言葉が痛いほど胸に刺さった。また、落語は今まで全く興味がなかったが機会があれば見に行ってみたいと思った。死ぬ時に手紙で今までの気持ちを伝えんのもいいなと思った。

0
2022年02月26日

Posted by ブクログ

素敵な考えをしている人が出てきます。
別れもあって悲しく、切ない雰囲気がありました。
心に残るシーンが多々ありました。
家とかで読んだほうがいいと思います。
電車など人の多いところであまり読まないようにするといいと思います。

0
2021年08月10日

Posted by ブクログ

序盤からなんとなくざっくりとした展開は予想できたのだけれど、主人公の気の弱いところ、女の子のまっすぐなところ、それぞれの素直な気持ちがとても愛おしく感じて、だからこそ、ラストは何度も胸が苦しくなった。
必死で、純粋な彼らに、幸せになってもらいたかった。でも、きっと、わたしの望む形でなくても、彼女は幸せだったのかもしれないし、彼は幸せを見つけていけるだろう。

タイトルのやさしい死神、その意味がとても好きだなぁ

0
2017年11月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

終盤まで隠されてはいるが、死別で終る難病もの。露骨に伏線が張られているので、よほど鈍くない限り、かなり早い段階で気付くとは思うが。とはいえ無理矢理泣かせにくるような話ではなく、トーンも明るくて乾いているので、その手は苦手という向きも敬遠しなくてもいいように思う。少なくとも迂生は大丈夫だった。
物語の構造がミステリ的で、ヒロインの不可解な行動の理由が、細かく張られた伏線によって、終盤、一気に腑に落ちる感じが心地いい。

0
2022年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

泣きたい、恋愛小説。というと、病気の主人公の話が紹介されました。個人的には冒頭の参加型推理ゲームを通して主人公とヒロインが出会うところが、高校生のみなさんならやってみるのかな~と思いながら読みましたが。「記憶に残るのならいいの。でも携帯とかで記録してると、皆安心してよそ見するでしょ。後でちゃんと見返せばいいや、なんて言いながら、結局見もしないでデータだけたまってくでしょ?それが嫌なの。私はいつも、目の前にいる私のことをみてほしのに」主人公とヒロインの花火をみる場面「肉眼で見る以上に迫力のある映像なんてないのに。掌に収まるくらいの映像を残すたまに、視界いっぱいの花火を見逃してどうするの」
スマホで写真撮って、あとでまた見返していないなあ。と改めて思いました。彼女が主人公に遺したかったもの。10代のみなさんも感じ取ってくれるといいなあと思います。個人的には落語が紹介されていたので、小説を通じて落語に関心を持ってくれる人がいるといいなあと思いました。

0
2021年07月06日

Posted by ブクログ

高校の文化祭、落語をやりたいツンデレ彼女と手伝うことになる僕.もちろんお決まりの余命半年,恋愛物.子供の時のトラウマから嫌と言えない僕の代わりにキレて,生物部,手品部,文芸部の面々に啖呵をきる彼女がとても格好良かった.

0
2018年10月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

落語を題材にしているのは面白かった。
落語には他にどんな話があるのか・・・・
知りたいと思うきっかけを作ってくれたという意味では面白かったのだと思う。

ただストーリーとしては、可もなく不可もなく。

泣ける=死 というお決まりのパターン。
この手の作品がこうも多いと、泣けなくなってしまう。

0
2018年10月15日

Posted by ブクログ

高校の文化祭でゲリラ的に落語をやろうとする美少女とそれに巻き込まれる主人公。突飛な設定なだけかと思っていたが、きちんと意味のある展開と回収がされていた。

根っこの展開は最近よくあるものではあるが、味付けで面白みを出している。主人公が抱える、自分がいま居る場所(コミュニティ)から弾き出されてしまうという恐怖感。それ故に彼は様々なものを抱え込んでしまうのだが、その結果の理不尽をヒロインが打ち砕く。したくないことに時間を費やすほど人生は長くない、というのは歳を重ねてより響く言葉である。

余談だけど。ワシは主人公の「嫌だ」と言えずに流されてしまう性格と、その原因となった“自分の我が儘(不注意)で人を傷付けてしまった”幼少期の出来事に(←ネタバレにならないようボカし気味)、自らを重ねて嫌な記憶がフラッシュバックしてしまった。

今にして思えばそれはさほど大業なことではないかもしれないが、幼少の自分の中途半端な知識では、自分の失敗によって家人が死んでしまう……と思い込み、その恐怖感は今に至るも自分の行動に制限を掛けてる場面があるなと思う。

0
2018年10月04日

「小説」ランキング