感情タグBEST3
Posted by ブクログ
東大に入ったことは素晴らしい。では、東大に入った後、よりよい人生を送るためにどうすればよいのか。東大を卒業して世界を舞台に働いてきた筆者がこのことについてわかりやすく伝えている。社会で活躍するために身につけておくべき能力から、人間の尊さ、在り方を考えたときに真のエリートとしてどのような目的を持って働くべきかまでを説明している。東大生だけでなくすべての高校生、大学生、若い社会人にとって、この本はより充実した、価値のある人生をおくるための助けになるだろう。
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「君が難関と呼ばれる試験を突破し、東大生になれたのは、君が優秀だったからでもある。努力したからでもある。君の家庭環境が、経済環境が大学進学を許すものでもあったからだ。重い病気や障害をもたなかったからだ」
「高学歴というブランドに安住し、自分は優秀だという幻想を抱き続けていると、確実に淘汰されていく」
「書物で学べる知識よりも、経験でしかつかめない知恵をどれほど身に付けているかが、人間の存在価値となる」
「大切なのは経験をそのまま放置せず、心の中でその経験を思い起こし、追体験し、そこでいかなる知恵をつかんだか、いかなる技術や心得を学んだかを振り返ることだ」
「彼はあの本にはこう書いてあったという形で膨大な知識を披瀝するのだから、彼自身がどのような問題意識を持っているのか、その問題についてどのように考えているのかはあまり明確に語れない。大切なのは君自身の思想を持つことで、彼自身の知の生態系を創り上げていくことだ」
Posted by ブクログ
真のエリートとは東京大学に進学する学力を持つだけでなく進学できた親の経済力など周りの環境に感謝をし、その能力を周りの恵まれていない人に還元できる人のこと。活躍する人には基礎的能力、学歴的能力、職業的能力、対人的能力、組織的能力があり、前二つは持っているため、後半三つを強化する必要がある。また、前二つは人工知能にとって変わりうる。後半三つは書物では得られないため経験することが必要だ。また目的意識をもち、経験を言語化することで体験に落とし込むことで得られる。
様々なコミュニティに属し、徹底的にコミットし、リーダーになることが必要。まずは飛び込もう。
Posted by ブクログ
学歴を持っているということはどういうことなのか、ということを教えてくれた本。東大なのにという無駄な考えが頭をよぎりがちな中、人の持つ能力を分解してそのうち高学歴者が持っていると認められる能力がどれかと示してくれたので、長年のもやもやが少し晴れた。ただし中身は薄い。
Posted by ブクログ
自分が恵まれている存在だと自覚し、周囲への感謝を忘れず、よりよい世の中にするために努力をし続けなければならない、ということは今一度思い出された。高学歴ほどこの本に載っていることをおろそかにしてはいけないと感じた。しかし、どのように対人能力を身につけるかなど、途中ビジネス書のようになってしまっていた点だけ残念だった。
何度も読んで忘れないようにしたい。
Posted by ブクログ
社会に出て真のエリートとして生きていく為に必要な能力を説明する内容であり、別段新しいことは書いていなかった。が、対人能力等の学問とは違う能力から逃げていることや自分の頭を使った思考をしなくなっていることなど、身に覚えのありすぎる内容が多かった。自戒のためにも身近に置いておきたい。
大志と野心
少年よ大志を抱け、を「野心家であれ」と語った中学教師。ずっとモヤモヤしていたが、この歳になって霧が晴れたよう。
Pinterestには格言名言の類いの書き込みに目につき過ぎるのが、「勝ち負け」の言葉が氾濫。
多分ご本人は無意識のうちに勝ち負けという言葉を使用しているのでしょうけど。
廊下を歩きながら「医師はつぶしがきかぬ」、後ろを歩いていた博士号取得したての医師。
「そんなことはない、ダンプの運ちゃん、やれば出来るぞ!」
「イヤ、そういうことではなくて世間体がそうさせないってことですよ」
東大紛争まっただ中の話。
人生の砂時計、最大日数は30000日、として残りは如何程?もっともその前に砂が尽きることも考えなくてはね。
Posted by ブクログ
東大生じゃないけどタイトルに惹かれて読んでみました
東大生は本人の意思に関わらず、エリートと呼ばれ期待される
これには批判的な意味も含まれる
他者のために力を発揮する、真のエリートになるために心がけるべきことを説いた書籍
受験で身につく力と、社会人になった後に求められる力は違うとのこと
得た知識をただ再生することはAIによって今後代替されていくので、実践から自己研鑽を続ける姿勢が必要となる
答えのない問いにひたすら向き合い続ける
途中で投げ出すことなく考えてみる
どんな人にもおすすめの一冊だと思います
Posted by ブクログ
冒頭では競争社会に巻き込まれるな、と主張しているにも関わらず、そのすぐ後が主に人工知能によって変化する社会でパイを勝ち取れ、と言っているように感じられて、少しモヤモヤ。それぞれで言っていることは正しいのだが…。
とはいえ、身につまされる箇所も多かった。大学に入れてくれた周囲に感謝することを忘れずに、自分を精一杯磨いていきたい。