【感想・ネタバレ】迷蝶の島のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

構成の妙に楽しませてもらえる一遍。
視点が変わることによって、同じ事象も違うものに見えてくる。
冒頭のナルシス感満載な手記から、事件を俯瞰する視点に切り替わる、このパターン大好き。

達夫のダメっぷりがイライラするほどだったとはいえ、色々壮絶でした……
考えてみれば19歳だもんね……そりゃあ可愛いくて若い子にフラフラするよね……それにしては腹黒い部分だけは成熟していた気もするが。

時代が違うから仕方ないのでしょうが、女ナメすぎ。ふざけんなよ。
その分、桃季子の強さが爽快。

とはいえ、ちょっと都合良すぎる気がしないでもないが(ヨットってそんな簡単に沈められるの?)。
それと、島で二度目に見た桃季子はなんだったのか。
まさに幻覚……?あれ、でも血が出てたよね。幻覚を殺すうち、怪我をしたという解釈?

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2019年05月29日

Posted by ブクログ

三角関係を軸とした、登場人物の誰にも感情移入出来ないタイプのサスペンス。ラストの展開への伏線がさりげない~!謎はシンプルなんだけど、全部解けてない気がする。結局、岩についた血はなんだったの…?僕が読み解けてないだけ…?
生々しいドロドロのような、幻想的なような不思議な作品。
あと、皆川博子の解説が可愛い。

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2021年08月05日

Posted by ブクログ

思い違いから百々子、桃季子と三角関係になってしまった達夫。桃季子をセイリングに誘い海上で殺害を試みるが、桃季子は漁船に救助され、達夫は無人島で木に宙吊り状態で首を切られ発見された。達夫が残した手記、桃季子と百々子の証言は微妙に食い違いが…。やがて、桃季子も死体で発見される。達夫が無人島でいるはずのない桃季子を見るなど、面白い仕掛けもあるが、全体を通して土ワイの雰囲気が漂い、読み応えとしては残念ながら物足りなかった。1980年出版の復刊。

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2018年03月10日

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