【感想・ネタバレ】とてつもない宇宙 宇宙で最も大きい・熱い・重い天体とは何か?のレビュー

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Posted by ブクログ

宇宙本というとついつい買ってしまうのだが、これもまたその例に漏れな
い。ただ買った時には「いつもの宇宙進化の歴史本か」と勝手に思い込んでいたことから随分と積読期間が長引いてしまっていた。

が、それは大間違い!読んで実に楽しい、久しぶりにエンンタテインメン
トに溢れる宇宙本だ。とにかく堅苦しい宇宙の構造やら理論はさておき、
今までに発見されている数々の星のなかから「一番」を探し出すというのが本書の趣旨であり、言うならば宇宙のギネスブックのようなものだ。

曰く、一番大きい星は、一番重い星は、一番高い電圧を持つのは、自転速度の早いものは、宇宙に響く音とは、などなどだ。それも決して単純に一番のものを並べていくのではなく、発見の経緯やどうしてそうなっているのかという理論的な説明も解りやすくなされているので無理なく楽しめる構成になっている。

宇宙の進化、相対性理論、ヒモ理論という理論宇宙物理学は読んでいてもなかなか実感が伴わないのだが、こうして実際の観察に基づき発見された星の特徴を中心にして宇宙の不思議さを説明して貰うと「宇宙」という抽象的なものではなく実態が伴う感じが強く感じられる。夜空の星を眺めても此れまでとはまた違って見えるし親しみも湧くというものだ。そういう意味ではこれまで有りそうで無かった分野の書籍とも言える。今年の宇宙関係本の中で最も楽しめたものと言って良いだろう。

但し、ものの比較をする際、例えば重さについても「XXのYY兆兆兆倍」の重さというような表現があちこちに出てくる。如何に大きい数字であるかを表現しているのだが、ではそれはどれ位大きいのかという感覚が個人的にはかえって分かりにくいような気がする。それであれば「XXの10何乗倍」とか「豆粒に比べて地球の大きさ」というように具体的な表現の方が実感が湧き易いような気もする。強いてあげればそこだけが残念といえるところだが実際には読み飛ばす部分なのでそれほど気にしなくても良い。

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2012年12月14日

Posted by ブクログ

ギネス記録ならぬ、宇宙一の記録について、10章にわけて紹介している天文系の一冊。帯に、「天文学的とはこういうことだ」とあるように、出てくる数字はどれも桁外れ。宇宙がいかに大きく想像を絶する世界なのかがよくわかる。天文学の専門知識がなくても、数字を楽しむことも出来るだろう。

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2012年12月08日

Posted by ブクログ

宇宙で最も熱い場所と寒い場所、最も巨大な構造など、宇宙のスケールの大きさを分かりやすくかつ迫力を持って記載。簡素な表現で素人にも読みやすく、宇宙への憧れを掻き立てる一冊。挿絵も美しい。

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2013年06月21日

Posted by ブクログ

とてつもなく面白い。これを読むと宇宙の広さを痛感し、われわれ地球,太陽系が小さいかを感じます。まさに井の中の蛙。でもこれでもまだ宇宙のホンの一部なんですよね。

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2012年12月16日

Posted by ブクログ

スケールが大きすぎて、イメージが掴めません。解ります?億兆倍や兆兆倍って。笑っちゃうしかないじゃないですか。でも、人間は科学の力でこの宇宙をここまで解明してきているのですよね。まるで、宇宙自身が意志を持っていて、どこまで解明できるかやってごらんなさいと、我々人類にはたらきかけているみたい。そして、宇宙の姿はまるで宝石のように美しく、それにも理屈抜きに惹きつけられますよね。もうすぐふたご座流星群の天体ショーが始まります。素敵なプレゼントをいつもありがとう。

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2012年12月12日

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