感情タグBEST3
Posted by ブクログ
現在、現地に行っても見られない建造物。
現地に行くのが困難で消滅の危機にある建造物。
消滅した、或いは消滅するかもしれない世界の偉大な建造物から、
29か所を選び、その姿を記録した写真でめぐる。
各3~6ページで、本文、写真、簡易な地図での構成。
場所・建造年・消失等の消滅の年・原因・再建の可能性も付記。
失われた建造物では、消滅する前の過去と現在写真も有る。
いかに偉大な建造物であっても、消滅はあっけないものです。
それは爆破等人の手、火災等の事故、地震等の自然災害によるもの。
この本では人の手による消滅が大半を占めています。
戦争、政治・宗教等の対立による内乱、新たな建造物や都市計画の
ため。或いはベルリンの壁のように民主化の象徴となるものまで。
初代帝国ホテルの解体の理由に、地盤沈下があったとは。
特に空爆の凄まじさ。敵から守るために上階に居住スペースがあった
サアナ旧市街は、空からの攻撃にあっけなく破壊されています。
それでもドレスデン聖母教会のように、復旧に力を注ぐ人の手が!
そして、記録。過去と現在の比較が出来ること。
写真と印刷の技術があって良かったと、しみじみ感じました。
Posted by ブクログ
ベルリンの壁のようになくなってよかった
もう二度と繰り返してはならぬと思うもの
自然の力のすごさを感じるもの
紛争で貴重な遺跡が粉々にされてしまったもの
形あるものは いつか 何らかの形で壊れるものだけど
しんみりした気持ちになります
Posted by ブクログ
かつては確かにあったが、今では見ることができない世界の偉大で美しい建造物を過去の写真などで紹介してあります。その遺跡が壊された経緯や、その後の姿などの写真もあり、テロなどで壊された遺産などを見ると怒りを禁じえません。こんな愚行が二度と行われないように祈らずにおられない一冊。