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Posted by ブクログ
これぞ定番、といった推理小説。私はこういうこてこてな推理小説好きだけど、レビューでの評判は今いちやったみたい。
私はこれ読んで折原さんの本もっと読んでみたいと思ったけどなぁ
20101208
Posted by ブクログ
逆から読ませたり、袋綴じがあったり、面白い試みだと思った。
前半の生存者から読んで、後半の殺人者を読み始めたとき「こっち読まずに袋綴じ読んでいいんじゃないか?」と思ってしまった。樹海をさまよう描写が長かった。逆から読んだらあまり面白くなかったのでは?犯人は途中でわかるし(るみお、鈍感すぎ笑)、怪しいと思ってた民宿のおじさんやライター、途中で抜けた人たちが怪しくなかったぐらいの驚きか?
Posted by ブクログ
つくりはスゴ本。
表から、裏から読めるししかも、男女からそれぞれ描かれている。
そうして最後に、袋とじ!
男女版が最初のほうはほとんど同じだったので、
どっちから読もうかな~どこで話が分岐するのかなーと、
読む前が一番楽しめた。
ところが。
生存者・殺人者編に別れた必然性があまり感じられず、
最後の袋とじの流れもびっくりするくらい簡素。
このこった構成の分、ストーリーで息切れ?と勘ぐりたくなった。
しかも、両方に関わる民家の主人が意味ありげにいろいろと
メンバーを品定めする割りに、それがなんの伏線でもないと来たもんだ。
残念だな~。
ここまで凝るならこだわりぬいて欲しかったなー。
うーん。
Posted by ブクログ
この本は普通に前から読むだけではなく、後ろからも読めるように
なっていて、真ん中が袋とじになっており結末が記されている。
前からは「生存者」後ろからは「殺人者」となっている。
生存者の主人公はジュリという女性、殺人者の主人公はルミオで
同じ現場を違う視点で捉えた物語かな?と思っていたらそうではなく
別々の話になっている。
「ネタバレ」
お互いの主人公がミステリーツアーに参加し樹海を行く。
ジュリはルミオから参加するように連絡を受け、ルミオはジュリから
参加するように連絡を受け参加するのだが・・・と言った感じで
ツアーの正体や2人に連絡した人物の謎が明かされる。
Posted by ブクログ
表からも裏からも読める装丁や、袋とじになった解決編など作り込まれた内容になっており、伏線もしっかり張っているのはいいのですが、ラストがあまりにも平凡というか大した盛り上がりがなく終わってしまったのがもったいない感じがしました。
Posted by ブクログ
「黒い森」折原一
本格ミステリ。乳白色。
表からも裏からも読める作品と銘打たれており、
表からの女のストーリーと、裏からの男のストーリーが、
全体のちょうど真ん中でクロスして解決篇の袋綴じがあるという、
なんとも凝ったつくりになっています。
まあこの趣向自体は面白そうだと思って本屋で手に取ったのですが、
ストーリーは今ひとつだったかな…
本のつくりが先行して、むりやりそれに合うようなストーリーを書いた感じ。
製本屋は大変だっただろうなあという同情を込めて(笑)、☆3-
Posted by ブクログ
折原一にはいつも驚かされる。
この人はもう、ストーリーが面白いとか描写がどうとかいうことを超越しているので、この本を最後まで読んだらがっかりするとかそんなことは実はどうでもいいのだ。
この表紙を見ただけで、思わずニヤケてしまった。
読んでる最中のドキドキ感、ワクワク感は十分に味わえました。
それでいいのだ。
Posted by ブクログ
<「ミステリー・ツアーの目的地で待っている」駆け落ちする二人の恋人に、同じ内容のメールが届いた。行き先は、樹海の奥、作家が家族を惨殺したと伝えられる山荘。ツアー客が一人、また一人と樹海の闇に消えてゆく中、恋人が待つ目的地へ辿り着けるのか?そして山荘の固く閉ざされた一室で待つものとは…。仕掛け満載、心拍数急上昇のサスペンス・ミステリー。>本の表から読む「生存者」編と、本の裏から読む「殺人者」編、そして解決編は真ん中に袋綴じ。このつくりは大変面白かった。ただ話はというと‥色々とそんなにレベルは‥という印象を受けたのが残念。
Posted by ブクログ
本の表側と裏側の両方から読むことができ、
両方を読み終わった後に袋とじ部分を破って解決編を読むと
ひとつの話が完結する・・・という構成でした。
難しいものではないので、一気に読めちゃいましたが
なんとなくダラダラした雰囲気と、
人がどんどん都合よく死んでいくのがちょっぴり疑問でした。
どちらかというと、謎解きではなく恐怖小説を読んでいる感じがしました。
Posted by ブクログ
前からも後ろからも読めるという本。
真中に袋とじがついてます。
恋人から「ミステリーツアーの目的地で待っている」というメールをもらって、樹海にはいった主人公。ツアー客は、一人一人と消えて行く。
「樹海伝説―騙しの森へ」のスピンオフともいえるだろう。
樹海の怖さとか、他人への不信が招く恐怖とか、面白いんだけど、袋とじでなんか興ざめした。
切るのが面倒だし、第一綺麗に切れない。せっかくの本が痛んだ感じがして、そのがっかりがせっかくの面白さを半減させてるように思う。
折原一は、樹海に魅せられているのだろう。
ただ、その結論というか成果、みたいなものが上梓されるには、まだ時間がかかるのかもしれない。