【感想・ネタバレ】裏大奥でござるのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 忍の里で鍛錬を積む忍者の胡蝶。
 そんな胡蝶の住む里に、一人の青年がやってきた。
 青年は、名前を寒月といい、粋に着流しをまとう色男。
 胡蝶は、彼の存在に心を乱される。
 そんな胡蝶に寒月は、熱い眼差しで胡蝶に永遠の愛を誓った後、突然、姿をくらましてしまう。
 胡蝶は、いなくなった寒月を想い、胸を痛ませるが、そんな胡蝶の下に、任務の依頼が入る。
 それは、殿の命をお守りする任務。
 他の仲間と共に城に向かった胡蝶は、諸事情から布で顔を隠した殿の命により、なんと色小姓ばかりの裏大奥に入ることになる。
 おまけに、殿に夜伽の相手を申し付けられるが、寒月を想う余りに胡蝶はそれを拒んでしまう。
 その翌日、夜伽の性指南役に現れたのは、あの寒月であった――。
 一体何故なのか?
 調教は恥ずかしいけれど、寒月の強引で淫らな手ほどきにドキドキで……

 というような話でした。
 あらすじ見たら、大体話の先が読めてしまう感じの割と軽い感じのまさしくBLです。
 多分、あらすじ見て、話の中身を想像した人は大体正解。
 そういう感じなので、ある意味、とっても安心して読めます。
 ちょっと意外だったのが、胡蝶が実はちゃんと優秀な忍だったこと、ですかね。
 いきなり、小鳥の巣を見つけて枝がつかめなくて、落ちる描写から物語が始まるので、かなりのドジっこかと思いきや、そんなことはなく、忍としての能力はかなり高いそうです。

 後もう一つは、最後に寒月がちゃんと胡蝶を貰い受けるために挨拶に行ったこと……ですかね。
 でもこれも、軽いノリのBLだからこそ、ですよね。
 本当にカミングアウトするとなると、いろいろな問題がごちゃごちゃ付随してくると思うので、現実的じゃないですよね。

 あてが外れないので、こういう本が読みたい! と思った時に読むのはオススメです。

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2012年03月17日

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