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「道案内」を担っていた高位の霊的な存在であったものが黒猫の肉体を得て地上に舞い降りた。
『優しい死神の飼い方』の続編。
前作に引き続き、生きるとは、人間らしさとは何なのか、読者に訴えかける物語。
初めは時に感情に衝き動かされて「非合理的」な行動を取る人間を理解できなかった黒猫のクロも、「友達」を得て「友達」のために、命を懸けた「非合理的」な行動を取るようになる。
感動のラストは必見。
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死神シリーズ第二弾。今回は前作の主人公レオのマイフレンドであるクロか主人公で、魂の未練を解消するために白木麻矢(中身は別人?)と一緒に暮らすことになるが、不可解な事件が次々に起こり、それを解決していくストーリー。前作よりも伏線回収やどんでん返しは凝っていて、なおかつラストの場面では深く感動した。「この作者は医療ミステリーや本格ミステリーだけでなく、こういうハートフルな作品も書けるのか。」という思いも浮かんだ。
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★4.5/5.0
前作を読んでからすぐ今作を読んだので、スラスラ読めた!
個人的には前作よりも今作の方がストーリーとしては入ってきやすかったかなー。
ただ、前作と構成が全く一緒(もちろんストーリーは違うし、前作で出てきた『同僚』が今作は猫となって数々の未練から解放してあげたり事件を解決したりしていた)なので、そこの面白みはあまり無かったかも。
でも、ハートフルな物語であることには変わりないし、生きる意味や自分の人生を大切に生きよう、みたいなものは感じ取ることが出来たので良かった!!
次作読んでないけど、もしかしたらまた今回でてきた『同僚』が主人公になるのかなー?だとしたら少し気になるかも!
阿久津さん、疑ってごめんなさい。笑
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死神シリーズの第2弾。
前回はゴールデンレトリバーのレオが主人公だったが、今回はその功績が認められ次に派遣され黒猫に憑依したクロが主人公のお話。
今回も短編で人の魂を救っていくのと同時に、そこに隠された大きな陰謀に挑んでいくというもの。
一人一人の心に触れながら事件の真相に迫っていくミステリー感と人間と関わる内に人間を理解し愛していく成長物語や前回から続くファンタジー感とミステリーのロジックが上手い具合に調和していて面白かったです。最後の沙耶香との別れはとても切なく余韻の残るラストだと思うのと同時に、彼女の体から抜けた麻矢はクロのことをどう認識していたのかが考えさせるような所もとても面白かったです。
第3弾もあるようなのでそちらも読んでいきたいです。
最後にこの小説をアニメ化したときの自分なりの声優陣を紹介しますので読む参考にしてください。
クロ:緒方恵美
白木麻矢/小泉沙耶香:井上麻里奈
南郷純太郎:中田譲治
南郷菊子:島本須美
千崎隆太:三宅健太
久住淳:榎木淳弥
小泉昭良:福島潤
阿久津一也:福山潤
桜井知美:宮本侑芽
峰岸誠:大塚明夫
レオ:高山みなみ
レオ・クロの同僚:櫻井孝宏
レオ・クロの上司:小山力也
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「優しい死神の飼い方」の続編ですが、今回は猫です! 前のもすごく面白かったけれど、個人的には猫が好きなので、そりゃもうわくわくして読みました。
記憶喪失した何者かの魂と一緒に、地縛霊の未練を解き放つ任務を進める猫の姿をした死神のクロ。ほんわりとハートウォーミングな連作ミステリに見えましたが、前作同様、その裏で繋がりを見せる大きな事件が浮かび上がってきます。そしてさらに、現在進行形で降りかかる危機も。ああ読む手が止められない。
ミステリとしての読み応えも抜群。「麻矢」が何者なのかは見抜けたけれど、その他はミスディレクションに振り回されました。
前作のレオも登場するのが楽しいです。いいコンビだよね。ただ、クロの「ナウい」感覚はよくわからない(笑)。
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主人公は、黒猫。
でも、ただの黒猫じゃない。
実は、「死神」が猫になって地上に派遣された。
未練の残る「地縛霊」を成仏させるために。
猫になるきっかけを作ったのが、
何と「優しい死神の飼い方」に登場した犬のゴールデンレトリバー。
記憶喪失の地縛霊のレディと共に、次々と謎を解決していく。
犬猫好き、ミステリー好きには、最高に楽しい。
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前作同様おもしろかった!
流れは似たような感じだけど
一つ一つが繋がっていて、
最後はスッキリ解決。
レオも出てきたし、2人の関係にニンマリ。
3作目も続けて読もう。
楽しみ♪
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シリーズ2作目。
1作目と同じ街が舞台で、主人公(人?)も前作に登場済みの人物。
1作目のエピローグ的な部分もちょっぴりあるので、順番に読むのがおすすめです。
ファンタジーあり、ミステリーあり、医学要素あり。
感動したりドキドキしたり、3作目を早く読みたくなりました。
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さすがという感じ。
未練を解決して単純な感動物語と思っていたがミステリー要素もしっかりある。
クロのキャラもいいが
ここぞと言う時に現れるレオの存在も良い。
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地縛霊絡みのミステリー。章ごとの短編集かと思ったが、それぞれがよく絡み合っていた。『地球上で唯一、自分たちにいつかは死が訪れるということを知っている生物が、それを知らない生物たちよりも怠惰に生き、死後に未練に縛られる。』
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死神シリーズ第二弾。前作が面白かったので手に取った。今回もまた動物になった死神のコミカルさと謎解きのミステリが上手い具合に融合されていて面白かった。
色々な人の魂に触れて、人間を理解していくクロ。ミステリ部分も前回より強くなっていて、自然とページをめくる手が進んだ。
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黒毛の猫として派遣された死神。地縛霊を救ううちある製薬会社の謎が関わっていた。ピンチにクロ達を助けにきてくれたレオ。最後は今回も悲しいお別れ、わかってたけど泣けた。一つの会社でこんなに殺人や行方不明が続いてたらもう少し騒がれると思うんだけどな。今回は夫婦、恋人同士の絆にジーンときた。
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第1作の「優しい死神の飼い方」に続く死神シリーズの第2作。
今回は第1作の死神の姿をした犬ではなく、黒猫の姿をした死神「クロ」が主人公である。
クロは町に漂う地縛霊を救うためにやってきた。
クロとともにしていた記憶喪失の女の子になにか秘密があるのは読みながらわかっていたが、読んでる最中でそんな秘密があったのか!とどんでん返しを受けた!
ミステリー好きや感動作品、伏線回収が好きな人におすすめのお話だと思います!
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死神シリーズ第2弾。黒猫の姿をした死神が主人公である。黒猫の名前はクロ。第一弾の主人公レオのマイフレンドが黒猫となっている。話し方は第一弾登場時に比べずいぶんマイルドになったかな。第一弾と比べ、未練を解放して地縛霊化を防いでるうちに事件に巻き込まれていくことは変わらないが、ミステリー好きには堪らない、伏線回収、どんでん返し等の要素がたくさん散りばめられている。クロと共にしていた女の子が何か秘密を隠していることは何となく分かりつつも、読み進めなければ答えがわからない面白さもあるし、かつストレスなく読め感動のハートフルミステリーである。次は死神シリーズ第3弾も読んでみようと思った。
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全体の流れとしては、前作を踏襲するような形で進行していきます。
四つの章で構成されていて、それぞれに成仏できない地縛霊(或いは遺族)が登場し、その未練を主人公の黒猫クロが晴らすという形で、迷える霊魂を天にまします我が主様の元へ導く、または遺された人の胸のわだかまりを解きほぐす、……といったような感じでしょうか。
一つ一つのお話が最終話に収束していき、とある事件の真相や登場人物の秘密が次第に明かされていく、という物語です。
前回の主人公、ゴールデンレトリバーのレオから、今回は黒猫のクロに主役が代わりましたが、地上での先輩であるレオも何度か物語に登場します。
相変わらずの天然な様子に微笑ましく思えたり、いい場面で活躍したりと、レオの健在っぷりも良かったです。
猫のクロも、「僕は高貴な存在である」と自負しつつ、香箱座りや撫でられるとつい喉がゴロゴロなってしまうなど、猫らしい姿が随所に描かれていました。
動物病院をやたらと怖がって獣医さんを悪魔の使いと呼んだり、猫の集会にマメに参加したり、ドアの開閉に難儀するといった、猫目線の情景や不便さ等の描写がこの作品ならではで、とても面白かったです。
事件の核心に触れるのであまり詳しくは書けませんが、今回も主人公は相棒となる女性に拾われて共に暮らし、事件を追い、友情を深めていきます。
人間にとって大切な友達や家族である猫や犬達ですが、我々の向かい側にいる、彼らの目線から描かれる人間の姿というのも、読んでいて色々と考えさせられる事がありました。
黒猫のクロや、ゴールデンレトリバーのレオが想ってくれたように、私達も彼らにとっての家族であり、友達であれたら嬉しいな。そう思えるような、心温まる素敵なお話でした。
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死神シリーズの第2弾。前作は犬でしたが今作では猫です。なかなか憎めないキャラになってますね。猫なのである程度街を自由に移動できる強みがありますね。前作の犬になった彼も登場するので、前作が気に入ってるなら楽しめると思います。
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正義が勝つ王道ミステリー×地縛霊や死に神の出てくるファンタジーのかけ算物語。
猫が死に神というユニークな設定と、人間の感情が全くわからない死に神が少しずつ人間に寄り添っていくベタな設定のバランスも読みどころの1つ。
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地上に降り立ち黒猫の姿となったクロは記憶喪失の魂と出会い、町に漂う地縛霊らを救うため不穏な死の背景の謎を追い奮闘する。ハートフルミステリー小説。
前作品に劣らずとても素敵な小説、人と共に過ごしていくうちに最初とは違うクロの心情は読んでいてあたたまるし、猫らしいほんわかした生活も見てて癒されました。
だけど前作とは違って今回はどちらかというとミステリー要素が少し強い、どの章も仕方がない死ではなくラストの伏線へと繋がるところは読んでいてハラハラしミステリー好きからするととても好きなストーリー構成だった。
そしてなんとも言えない切ない気持ちをかかえて迎えたラスト、死神として仕事を全うしたのはわかってるがもっと早くに出会えていればともしもの話を勝手に考えてしま思うほど前作より今回の方がいいコンビだと感じました。
前作のレオがちょこちょこ登場するのでこの小説を読む場合は前作品を読んだ方がいいと思います。文章はクロ視点で話が進むので読みやすいので本苦手な人にもおすすめです!
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『優しい死神の飼い方』の続編
前回と同様にミステリー要素は比較的単純で、猫と一体化した道案内係のコミカルさが際立ちます。
とても読みやすいので、どんどん読み進めてしまえますが
ミステリーとしてもハートフルとしても中途半端な感じがします。
軽めの本が好きな方、
考え込まずに読みたい方にオススメ
深い、重い本を続けて読んだ時や、この後読む予定の人にはもっとオススメ
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優しい死神の飼い方に少し出てきていた、ルー大柴さんみたいな死神が、猫になって現世へ。このくらいのミステリーなら、もやもやせずに楽しめる。刑事さんがとても可哀想だったなぁ。くやしかろう。
好きな言葉はあったけど、一度読めばまんぞくかな。
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死神シリーズ?第二弾。
今回は黒猫の姿に変身して、天使が地上で働いている。
名前はクロ。
前回は人間の未練を晴らしていたけれど
今回は地縛霊の思い残しを解決して、成仏させるのが仕事。
天使によって役目は違うんだね。
レオも登場してきて、嬉しかった。
連続殺人事件の真相を解決して
ひとりひとりの気持ちをスッキリさせていく。
今回もまあ、お金に目が眩んだ教授が黒幕で
人間の欲深さが色濃く出ていました。
こわい、こわい。
全体的に見て、前作の方が好きだったな。
次作に期待。
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前作の主人公レオの同僚が、ネコの体に入り、「わが主」の指令、地縛霊の魂の未練をはらし成仏を助けるお話。
地上に降りて初めて会った地縛霊は記憶喪失。
記憶がなければ未練がわからず晴らせない。
その魂に話を聞くと肉体に入れば記憶が戻りそうだということで、主人公は迷ったすえその魂を寝たきりの「女性」の体に入れてしまう。
魂が入り目覚めた「女性」に「クロ」と名を付けられた主人公。
その女性を相棒に、地縛霊となった幾人の魂の未練を晴らしていくが思わぬ事件に巻き込まれてゆく。
ストーリーは各章悲しみあり涙ありで良かったけれど、ミステリの部分はというと少し強引かなとも思った。
ストーリーには関係ないところで少しくどく思ったのが、クロが「ネコ」という、説明するかのような表現が多めだったこと。それが400頁という内容を薄めている印象で少し残念でした。
とはいえ読後感は満足しました。
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『優しい死神の飼い方』の続編です。
前作ではゴールデンレトリバーに姿を変えた天使?死神?が地縛霊を成仏に導いてましたが、今作では同僚の死神が黒猫に姿を変えてお仕事します。
4章あって、それぞれに《記憶喪失の魂》《遺した妻に寄り添う夫の魂》、《殺人犯を追いながら亡くなった刑事の魂》が出てきて、黒猫が未練を解消すべく奮闘するけど大きな事件も起きていて、、、ってお話しです。
中高生でも読みやすいと思う。
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『優しい死神の飼い方』に次ぐ、死神シリーズ第2弾。
死神が黒猫に姿を変えて地縛霊を……
普段ファンタジーは全くと言っていいほど
読まないから、家族に勧められて
恐る恐る読みすすめました
けれど、読めば読むほど惹き込まれた。
最初の夫を亡くす妻の話は
涙涙涙
ひとつひとつがバラバラな短編のようで、
繋がっていく。
全てのピースが埋まった時の
衝撃と爽快感!
the知念実希人!という感じ。
謎解きとラストに向けてのゾクゾク!
今回も唸りました。お見事です
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未練を抱えたまま死に魂となった地縛霊を天に導く案内人
「ねこ」の話。
最後に物語が一つに繋がる。
読みやすく子供でも読めそう。
面白かったです。