【感想・ネタバレ】すごい廃炉  福島第1原発・工事秘録<2011~17年>のレビュー

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Posted by ブクログ


「すごい」という言葉をタイトルに用いることに、当初は違和感があったという篠山紀信さん。タイトルありきで進んだ取材。
でも、写真を撮りながら「すごい」を連発する自身を振り返り、このタイトルに納得したと。

いろんな「すごい」が載っています。

わたしの脳裏には、無造作に置き去りにされたランドセルと、抜け殻の教室が焼き付きました。

ありきたりだけど、今日目が覚めて、心臓が動いていて、かに玉とか食べたり、ぷよぷよができることに感謝です。

そして、廃炉への闘いはまだまだこれからでしょう。

2020/03/11
9年目の春に

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2020年03月11日

Posted by ブクログ

福島第1原発の廃炉に向けた巨大な工事現場の7年間を、日経の建設専門誌による取材記事と篠山紀信の写真で切り取った唯一無二の記録

未曽有の事故から7年。
福島第1原発では何が行われてきたのか――。

建築・土木技術者はもちろん、電力会社やメーカーの技術者、日本のエネルギー政策に関心がある全ての方にとって、必読の書。

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2020年01月18日

Posted by ブクログ

福島原発がメディアで目に入るのは、ネガティブなニュースのみと言っても過言ではない2019年にこの本を読んでみた。出版は、2018年2月であり、事故から7年の軌跡が記事および篠山紀信氏の写真で綴られる。記事は日経らしく淡々と事実を特に技術的な側面を中心に描かれているので、被害者の感情や避難にまつわる話はあまり描かれていない。
読み方としては、この先何十年とかかる廃炉に向けて現場では何がなされてきたのかを事実として認識するのみだろう。原子力委員会と東電との地下水の凍結に関するやり取りには、記者の感情と意見が出ており、個人的には納得。
大勢の人が従事する現場では、金の話などグレーゾーンも多くありそうだが、綺麗事で済まされない現場とその中でも使命感を持って懸命に働く日本人がいる事も忘れないようにしたい。

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2019年03月30日

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