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新米刑事・ひよりと退職した元刑事のおじさまたちとが謎を解く連作ミステリ。
随分前にドラマ化されていたのを先日観る機会があって、原作小説も初めて読んでみた。
ドラマを先に観てからだったため、ドラマと小説とで扱われている事件がまったく違うことにびっくりした。どちらも面白いが、ドラマでは原作小説の事件がパーツが一緒なだけで展開や真犯人などが異なっていたので。
原作小説は、ライトな感じもしてさくさくと読めた。最後の章で残った謎。続きも気になる。
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退職刑事のユーモアミステリーですね。
警視庁柳町北暑の新人牧野ひより巡査は、暗礁に乗り上げた事件を解決すべく、捜査課長からあるところに相談に行くように命令される。
訪ね先は、なんと元警察官たちが住むシェアハウス。
五人の腕利きの癖のある元警察官に翻弄されながらも事件を次々と解決していく。五人も面白くなってきて事件を要求するようになる。
五話の短篇連作。
ひよりとくせ者おじさん軍団、それぞれの過去も物語の骨格となって物語が膨らんでいく。そして、最後の物語で過去の謎が明らかに~!
ぐいぐい引っ張っていく展開に、加藤さんの筆圧を感じますね。ユーモアが最高です。
シリーズになっているので、読んでみたいです。
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登場人物の会話がクスッと笑えて面白かったです。
テレビドラマは見ていなかったけど、参考までにネットでキャストを確認したら、全員ハマり役で、もうその俳優さんたちの顔でしか場面が想像できなくなりました。
推理小説としては、犯人の予想がつきやすい場合もあったけど、サクサクと軽く読めるので楽しめました。
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登場人物も魅力的で、推理小説にあるような堅い感じもなくさくさくと読めます。
ただ、ミステリ小説としては先や謎が読めてしまうようなところがあるので、本格ミステリ的な内容を期待している方にはおすすめしません。
最後のお話は、謎というよりは登場人物それぞれの言動や想いにグッときて1番入り込めるお話でした。読み終わった後、おじさんずにハマります。
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1年半ほど前に高畑充希、西島秀俊、近藤正臣らでテレビドラマ化されたものの原作シリーズの1作目。アレンジされてるけど、この1作目に収録の短編はほとんどドラマ化されている。違うんだけど、読んでるとドラマの皆さんの顔しか浮かばない。話としては、ドラマを結構覚えてるので楽しく読めた
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途中までは退職刑事の人物紹介も兼ねてのだらだら話が進むのですが、ラストの話は割とテンポ良く楽しめた。
主人公の女性刑事がなんかださい。
妙に恋愛にガツガツしてて、その割におじさんと相性がいいと言われただけで50過ぎの無職元刑事を意識しだすとか、普通ではない。
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初めての加藤実秋さん
「メゾン・ド・ポリス」
警察退職者のシェアハウス
メゾンドポリスの一癖も二癖もあるおじさまと
駆け出し女刑事ひよここと
ひよりがあんな事件こんな事件を解決します。
まあまあ面白かったです。
高畑充希さん西島秀俊さんらで
TBS系ドラマ化も
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設定もキャラも、あり得ないけど楽しくて親しみやすい。
(ドラマ嫌いで見ないくせに)テレビドラマっぽいなーと思うタイプの本でしたが、読み終えて皆様のレビューを拝見したら、やっぱりドラマ化されてたんだ。
これはつまり自分にとっては「タイミング本」(読むタイミングを選ぶ本)。気持ちが向かないときは全然だめなんですが、今回はわりと楽しく読めました。
作品のイメージは分かったので、気が向いたら続きも読んでみようと思います。
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テレビドラマを見たので。
基本的には、原作の本があっての映画やドラマだと思っているので、
ドラマを見て原作を読もうとは思っていない。
「ボーン・コレクター」を読み始めた時は、
映画の原作だと思っていなかったし、
「指輪物語」の映画化は素晴らしかったけど、
本しかなかった時代に生まれたことを神に感謝したし、
「模倣犯」の原作を読んでから見た映画には激怒した。
その個人的な「お約束」を破ってこの本を読もうと思ったのは、
一にも二にもドラマが面白かったから。
個性的な元刑事たちが住むシェアハウス、
メゾン・ド・ポリスに投げ込まれた新人刑事という設定は
どこまで原作に忠実なのだろうかと確かめたかったから。
映像を先に見てしまうと、
どうしてもそのイメージが強くなってしまうので、
読んでいてもその俳優が動いてしゃべってしまうのだが、
それが嫌じゃなかった。
というか、うまいキャスティングだなと思った。
ひよこが熱をあげているバーのマスターや
面白脇役のバーの常連をぶったぎり、
出入りの便利屋くんを新設した脚本も原作に勝っている。
原作が良いのも認めるけど、ドラマ化、成功じゃない?
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「テレビデビュー、おめでとう!ひよこさん」
「ありがとう!てか、テレビ出ているのは、私じゃなくて、高畑充希さんですから。それに、私、ひよこじゃなくて、ひよりです!」
「そうそう、牧野ひよりさん。ドラマがとても面白かったんで、つい原作も買っちゃたよ」
「そうそう、高畑充希さん、綺麗で上手いですよね。じゃなくて、貴方だれなんです?」
「ただの読者だけど。それよりも、まだドラマは第五話が始まる直前(1月31日)なんだけど、このシリーズ一巻目はどうやらそこまでが描かれているようだね」
「私のお父さんの失踪の秘密が分かって、夏目惣一郎さんの未解決事件にも区切りがついて、このまま私もフェイドアウトしちゃうのかと思いましたよ」
「最近はドラマも5話あたりで、第1部終了、っていう構成が増えているからね。このドラマ、1話完結方式の刑事もので、退職刑事たちと新米女性刑事が協力して事件を解決するという目新しさもさることながら、原作と見比べることで、脚本の上手さや、プロデューサーの手腕も分かるという面白い作りになっているんだ」
「そんな説は初めて聞きました」
「元鑑識課の藤堂さんが言っていたろ。『謎を考えるとドーパミンという物資が分泌される』って。だから私は、小説で既に明らかにされた謎を追うよりも、その裏に隠された謎を解く方が好きなんだよ」
「それはそうと、早くその『作り』とやらを言ってください。まるで、シェアハウスのおじさんみたいに勿体付けるんですね」
「この文庫本は、最後の3話が書き下ろしだというところに謎を解くカギがあるんだよ。それに発行は去年の1月だ。ということは、テレビドラマ化が決まったから急遽話を書き継いだというのが正しいだろうね。ということは、脚本家は約半年かけて、全話を書いただろうし、ドラマ制作部は半年かけて準備して来たことになる。まあ、テレビドラマとしては準備期間があった方だろう」
「それがどうしたんですか?」
「原作の中の、かなりテレビ向けに狙っていると思われる、ひよりお気に入りのバーでのエピソードがそっくり抜けている。ここで、原作者は『肩透かし』を食っている」
「そうなんですよ!草介さんが出てこないんですよ。毎回、方言が変わりながら出てくる、ナナはどうでもいいんですけど」
「その代わり、藤堂さんの元奥さんを準レギュラーで出したり、酒屋のスパイのお兄さんも新キャラとして出てくる。第2部で活躍するのかもしれない。ともかくちょこちょこ変えているんだ」
「第1話なんか、犯人がごろっと変わっていたし、第3話は犯人の職業が変わっていたいたり、3話、4話共に原作には出てこない殺人事件を付け足している」
「原作で詳しく描いている部分はさらっと流して、いろんな所を膨らましている。それが俳優の力演もあって、活きているように思える。文字で読ます原作と、1時間でメリハリつけて映像で見させるテレビドラマとの違いがよくわかるんだ。脚本家や制作部の思惑、いや努力が見えるようだよ」
「そういうことなのね。それで、私の恋はどうなるのかしら?」
「えっ⁈自分の倍以上生きている52歳の夏目さんとの恋は有り得ないじゃなかったの?」
「だって、惣一郎さんを西島秀俊さんが演るなんて、聞いていなかったから‥」
「あのね‥」
2019年1月31日記入
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個性的なおじさん達と若い刑事の組み合わせがよい。1話あたりも長すぎずサクサク読めて、最後まで残る謎にも惹きつけられた。ただ、意味の無い些細な表記揺れが気になったので星4つ。
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おもしろかったんだけど
ちょっと「狙ってる」感が鼻についた。
ドラマ化狙ってる?みたいな。
あと夏目さんとひよりちゃんが恋仲になりそうな
展開もちょっとねぇ。。。
歳、違い過ぎでしょ?
作者が夏目さんと同じくらいの年齢なので
作者が若い女の子と付き合いたいっていう
願望を小説の中で実現しようとしてるんじゃないの?
みたいな。
ナナちゃんのキャラ設定はGood。おもしろい。
***
検診の為の病院の待ち時間で読みました。
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シェアハウスの背景がもっと色々と絡んでくるかと期待していたものの、シェアハウスの設定でなくともいけそうで、もう一声!といった感じだったかな。
警察が手を焼いている事件をサクサクッと解決しちゃう感じは、退職した刑事たちの経験からくるものなのかもしれんけど、警察で解決出来そうな気がするなぁーという感覚も抜けきれず。
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ドラマを見た上でこちらを手に取りました。
小説もドラマの内容を知っていても楽しめました。
高畑充希さん、西嶋さんのイメージは小説を読んでもピッタリだなとおもいます。
個人的にはバーでのやり取りがもっと見たい。
方言のステキな彼女と藤堂のおじさまの絡み等期待します。続刊も引き続き読み進めます!
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主人公は新人刑事「ひより」。なかなか捜査に回してもらえない状況だったけれど、元刑事「夏目惣一郎」たちと出会い、行動をともにすることで事件を解決していくようになる。
割と序盤でシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」で暮らす元刑事さんたちと出会うんだけど、彼らが次々と出てきてどんどん紹介されるので、なかなか覚えられなかった。
出会って間もないのにそんな簡単に事件内容を話しちゃっていいのかなとか、いくら伊達さんが元お偉いさんだからってそんなすんなり話が通るの? など、疑問に思うところもいくつかあった。
前半はそれほど入り込めず、何となく惰性で読んでいた感じ。ご近所の小さな謎を解決するような話のつもりでいたから、しっかり警察がからむ犯罪を解決することに感覚がついていけなかったのかも。
でも後半は楽しめた。帯に出ていた実写化写真を見て、やっと登場人物たちの名前とイメージが一致したのが良かったかな。ストーリーも、最後の章はハラハラドキドキあって面白かった。
続編もあるらしい。まだあまり語られていない登場人物もいるし、シェアハウスメンバーにも愛着が湧いてきたので続きも読みたい。ただ、調べたらもう6まで出ている模様! そんなに読めるかな…(笑)。とりあえず2は読みます。
余談だけど182ページ→183ページのところ。1行あいて場面が切り替わっているんだけど、ちょうどページも変わるのでそれに気付かなかった。藤堂の部屋にいたはずなのにリビングにワープしたみたいに感じてしまった。
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11月-19。3.0点。
新人女性刑事、ひょんな事から退職刑事ばかりが暮らす家に行く。クセのある老人達のアドバイスを受け、事件に挑む連作短編。
さらりとしたストーリー。一話完結だが背後に二つばかり謎があり、進んでいく。
読みやすく、事件解決もしっかり。次作も期待。
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加藤実秋さんの書くお話はキャラクターが良いと思っているのですが、このシリーズは微妙。悪くはないけれど、惹かれるものもないというか(女刑事の性格はありがち。おじさまたちも、期待したほど個性的じゃなかった)。
シリーズの続きもあるみたいだけど、多分読まないかな~。
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新米女性刑事のひよりが、「メゾン・ド・ポリス」に住む退職した元ベテラン警察官のオジサンたちと事件に挑む。
ミステリーとしてはちょっと都合の良い展開だな~とも思うんだけど、オジサンたちが個性的で面白い。ロマンスのフラグも立っているようだけど、この話に恋愛要素は蛇足なんじゃないかな。
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ドラマ化されていたのを思い出し、読んでみたくなりました。
ドラマは、チラ見しかしていないので、内容等、まったく知らず。
ただ、キャストは知っていたので、読みながら、脳内では、ドラマの俳優陣が動く。。。
ツッコミを入れたくなる設定なども多々ありますが、テンポよく読めるので、楽しめました。
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退職した元警察官のオジさん達が暮らすシェアハウス、メゾン・ド・ポリスを舞台に、オジさん達が事件を解決していく短編集。
テンポがいいストーリー展開や会話が心地よく楽しく読めました。
バーに現れるナナさんだったり、高平さんのアームカバーの毎話のお約束感もいい味を出しています。
残り少ないページでどう回収するのやらとドキドキしましたが、読み終えた頃にはオジさん達への愛情が湧いてきており、名残惜しいったらありませんでした。
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ドラマが面白かったので、本も読んでみた。
登場人物はおおむね、本に合わせたキャスティングをドラマはしてたんだな、と面白かった。
話の題材はドラマと同じだけど、話の展開はドラマの方が面白かったかな。
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ドラマを見て面白かったので原作を読んでみた。
新人刑事のひよりが、曲者ぞろいの退職刑事たちと共に事件を解決する短編集。
おおむね設定や雰囲気は似た感じだが、ドラマの方がキャラが立っている。原作では惣一郎が52歳というのも驚いたし、草介さんの位置づけもちがうが、古びた洋館に住む退職刑事たちがそれぞれ活躍するのが楽しいので、リアリティとか考えないで気軽に読むといいかも。
Posted by ブクログ
【収録作品】第一話 新人女子刑事vs.くせ者おじさん軍団/第二話 犯罪ウィルス!? 連続暴行事件の謎/第三話 科学捜査が迫る 密室OL自殺の真相/第四話 ペンキ事件と犯行声明文の秘密/第五話 重なり合う過去 さらばおじさん軍団!?