【感想・ネタバレ】夏の祈りは(新潮文庫)のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

お子さんが野球をしているなら⁡尚更すすめます、と⁡
⁡紹介していただいたこちら。⁡
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⁡高校野球の埼玉地区大会が舞台のこの小説。⁡
⁡⁡
⁡泣くよと聞いていたけど⁡⁡⁡もう一章の終わりに泣いて⁡
⁡そこから所々泣いて⁡
⁡終盤は泣きっぱなしでした

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2023年09月03日

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野球部員でなくとも郷愁にかられる夏。どうしても決勝の壁を越えられない県立高校野球部の長年の思いを描く感動必至の小説。

ノンフィクションマニアとしてはスボーツ小説はあまり読まないが、これは良かった。

同じ県立高校野球部をキャプテン、マネージャー、監督など様々な立場から描く何世代にもわたる連作集。

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2023年08月14日

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格下の相手に敗北し号泣した30年前
2人のエースピッチャーと進んだ20年前
有能な女子マネージャーと挑んだ10年前

そして「ハズレ世代」と言われる今
彼らの甲子園への挑戦が始まった

4つの時代の高校球児たちの話

キンという音や爆発するような歓声が
ページから聞こえてくるような青春の1冊

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2022年12月24日

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一つの高校ながら世代は様々で先輩から後輩、そしてその後輩へと託され続ける甲子園への夢。その想いが心にストライクでした!

今はもう体験出来ない眩しい青春の日々に想いを馳せました。

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2022年03月19日

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感動しました。5つの短編。なんですけど、全部の話が北園高校野球部に関する話。そして、全ての内容が5番目の短編に向けて絡んでいくという秀逸な構成。高校野球を題材に難しいテーマも扱っておられて素晴らしいと思いました。

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2022年02月13日

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野球にかける多くの人達の想い、歳月、祈りを丁寧に5話?の短編でつむぎあげ、最終話で号泣せずにはいられない…全ての人へオススメですが、野球が好きな人には絶対に読んで欲しいです。

須賀しのぶさんとの出会いは、コバルト文庫「キルゾーン」発売日でしたが、世界観、詳細な設定に裏打ちされた魅力的なキャラクター、繊細な感情表現、美しい描写、力強いストーリーテリング、感動の展開…他にもたくさんありますが、何を読んでも面白い、数少ない作家さんのひとりです。
須賀さんは超オタク気質ですよね。めちゃめちゃ調べあげて書かれてるのがわかります。その世界への愛も溢れ出て大変なことになっています(笑)。ゆっくりと全作品読破したいです。

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2021年05月03日

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県立高校野球部を舞台に、先輩から後輩へ託されてきて夢と、それぞれの夏を鮮やかに切り取る青春小説。
(以下ネタバレ注意)
1話の“ 敗れた君に届いたもの”でボロボロと泣いてしまいました。よくある野球の試合で格下が格上を逆転する話なのですが、格上の学校目線で書かれていて、試合でのまれてしまう彼らに心がギュッとなります。
2話3話4話と続いての5話“ 悲願”も涙が自然とこぼれました。全てが繋がり北園高校野球部が悲願を果たしに行く姿は素敵でした!
やはり高校野球は胸にグッときますね。
しかし“ はずれの世代”って残酷な言葉だなぁ

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2020年02月13日

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高校野球県大会予選ベスト8がそろそろ出揃ってくるこの日に、この本を読み終えた充実感。
毎年夏はテレビに張り付いて見ていても、この本を読んだあとに見るとまた違う楽しみかたが出来そう。
今年も夏が来た。

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2019年07月22日

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甲子園を目指す、埼玉の高校の野球部員たちのお話。そこに込められた強い想いや歴史を感じられるところがさすがで、とてもよかったです

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2024年05月04日

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公立高校の野球部が甲子園を目指して奮闘するお話だが、各話世代を変えて歴代野球部の様子が描くという構成。高校生ものの小説は苦手なのだが、本作は性に合ったのか面白く最後まで読めた。

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2024年02月10日

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野球小説に初挑戦。
用語だらけで読みにくくないかな…という懸念はすぐに吹っ飛ばされて、夢中になって読んだ。
最初は高校野球を舞台にしたただの短編集かなーと思いきやまさかの連作もの。
第一章の舞台は1988年、第二章は1998年…というふうに、10年ごとに北園野球部のそれぞれの夏を切り取っていて、その斬新さにも惹かれた。
読みながら、高校生の時に野球部の応援で神宮に行った時のことが鮮明に蘇ってきて懐かしくもなった(結局決勝で負けて、甲子園まで後一歩だった…奇しくも北園と一緒!)
やっぱり野球っていいね、青春って素敵。
今年の夏の甲子園シーズンにまたもう一度読みたい。

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2024年01月07日

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県立北園高校が何世代にも渡り悲願の甲子園を目指す話。高校野球が大好きな私にとって最高の小説だった。どの世代にも胸を熱くさせられ、勝ってくれと祈りながらページを捲る。先の章で高校球児のその先が知れるのも良くて、こんなに立派になって……と親戚気分になる。やはり夏は野球!

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2023年10月10日

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甲子園を目指す高校球児たちの話

何世代か繋がっていく話がいい。
才能があるものないもの、経験を経て大人になっていく。
球児は経験を積んで大人に。
良いお話でした。

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2023年05月01日

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本の帯に「本の雑誌が選ぶ2017年度文庫ベストテン」1位&「2017オリジナル文庫大賞」大賞と有ったので、予備知識も何もなく手に取った本。

典型的な高校野球青春小説でした。
この手のスポコン系は大好物なので、一気に読んでしまいました。
面白かった!

昭和30年代に一度、県大会準優勝している(結局甲子園には行けてない)埼玉の公立高校が主人公。
10年ごとの野球部が章ごとに分かれていて、前章のキャプテンが、10年後にはどこかの野球部監督になってたりして、短編的ではあるものの結局連続して、その公立高校が舞台になっている。

女子マネージャーの話や、キャプテンの苦悩、うざいOB会の事等、色々な立場が主役になる章立てで面白い。
中でも、甲子園を目指すには3年かけて育てる必要があるんだけど、その狭間になる学年の苦悩が一番面白い。
それが最終章になっていて、この辺になると読み終わるまで寝られませんよ(笑)

須賀しのぶさんって野球青春小説ばっかり書いてる作家さんみたいだけど、気楽に読むには楽しめる作家さんですね。

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2023年03月30日

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最後の最後でスポーツものらしくスッキリした。
これがないと3点だったなあ。

この人は本当に文章が上手い
まだ2冊目だけど
前に読んだ本も、ストーリーはともかく、
文章がうま過ぎて感動するぐらい
上手いというのは
言葉の使い方とうまさと
説明くさくならず、読者の想像を掻き立てるバランス感が抜群によい

この人の書いたものならどんな設定の本でも
安心して読めそうだ

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2023年02月22日

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読みすすめていくうちに心が熱くなっていく作品だった。
埼玉県の公立、北園高校を舞台に70回、80回、90回、100回大会のそれぞれを描いた作品。
高校野球が限られた3年というタイムリミットがあり、なぜこんなにも人々を熱狂させているのかが改めてわかる。
OB会からのプレッシャー、頭角をあらわしてくる投手、女子マネージャーへの扱い、ハズレ世代といわれたチームの逆転劇。すべて高校野球に全力で挑む姿はザ青春という他なかった。部室に飾られる過去の栄光の写真から、代々悲願の甲子園へという想いが積み重なっているのが印象付けられる。
また高校3年が終わってもそれぞれの役割で母校に関わっていくのも、現役時代に全力で取り組み、自分の適材適所がわかったからこそできることであるなと思った。

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2023年01月11日

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ー君たちはお互いのことを理解して、きっちり支えあった。これは大人になってもできる奴なんざほとんどいない。だから奇跡なんだ。

この連作に連なる思い。
つきつけられること、かけちがうこと。そのうえで認めあい、敬えることの尊さを30年の月日で物語る。

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2021年11月07日

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一つの高校が甲子園を目指すべく話を何十年にもかけて、書いているのが面白い。歴代のOBからのプレッシャーなど強豪校あるあるなのでしょうか?

また、女子マネージャーへフューチャーした年の話も新鮮でした。

高校野球好きなら最後は涙腺崩壊間違いなしです

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2021年09月01日

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須賀さんは作品の世界をしっかりと作り上げて、その中で登場人物が躍動しているなぁと感じるものが多い。
この作品も、北園高校野球部という舞台で、選手、マネージャー、監督、、、野球に携わる多くの人の苦悩や努力が書き上げられている。
現実の甲子園も終盤にさしかかり盛り上がっているので、本作品をチョイスした。『また、桜の国で』『革命前夜』を読んだ後の衝撃には及ばないが、読後感はスッキリしていて気持ちがいい。

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2021年08月27日

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高校野球、甲子園。
初めは昔の話だと気付かなかった。
とは言え、30年前がそんなに昔とは思えない。
いくつかの話が最後まとまるのは少し感動した。

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2021年04月02日

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とある公立高校の伝統ある野球部を舞台として何世代にも渡り歴史を積み重ねていく。
章ごとにに異なる世代のチームが主人公となるが、次の章に移ってもOBとして先輩、コーチ、プロ選手などで登場する。
青春時代を描く作品は多くあるが、1つの舞台で世代を繋いでいくストーリーは新鮮であった。

部活に限らず、学校、会社、その他多くの集まり、組織では先人達の想いと歴史があり、その事を日々の生活で少しでも考えることができれば今所属している場所の見方や感じ方が変わるかもしれない。

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2020年11月24日

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最初はあだち充の漫画みたいと思ってよんでいたが、球児たちの夢が、時代を越えて紡いでゆき形作られてゆく過程に爽やかな感動を感じた。
主役の高校のライバル校の溝口高校のモデルは、私の出身校らしい。はるか昔、甲子園の準決勝を見に行った記憶が蘇ってきた。

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2019年08月04日

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過去から連綿と続く多くの人たちの想いが結実する刻、荘厳な光景が現れる。そうそれは「祈り」という行為から具現化される。リーダーシップとは、チームマネジメントとは。3年という期間限定だからこその輝き。うん、素敵な青春小説だった。

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2019年07月20日

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いつだって感動しかない夏の高校野球。直接関わりのない人間にも青春を垣間見せてくれる彼らには感謝しかありません。今回の須田作品は、一つの名門高校野球チームを数十年の時代を追って描いた連作集でした。期待から悪意はないものの無責任な叱咤激励をするOBや保護者応援陣。大きなプレッシャーと戦いながら奮闘する生徒選手たち。主将の重圧に苦しむ若きリーダー。連綿と続く伝統校の栄光には輝きと影があります。最終章は涙なくしては読めない感動作でした。ハズレ世代が抜群の進化を遂げる、そんな若者たちの成長物語です。

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2019年06月03日

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きょうから夏の甲子園。松井の始球式はなんだか、とてもよかった。


ハズレの世代、キャプテン、文武両道、伝統、誇り、、、
それぞれのキーワードが少しの痛みと懐かしさといとおしさで響く。
野球というスポーツ、甲子園という特別な舞台を前より近く感じられるようになった。

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2018年08月05日

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ひとつの学校の野球部における、ある世代ごとの連続短編小説

作者の野球好きがガンガン伝わってきた
映像で見がちやけども文章で野球読むのもこれまたいいな

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2018年08月03日

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青春ですね、みんな青い‼︎特に「野球」は青春がより詰まってる印象があります。やっぱり甲子園があるからかな?自分も中高は部活に明け暮れていた分共感できるところがあって、読んでて熱くなりました。

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2022年04月04日

Posted by ブクログ

冷戦末期の東ドイツを舞台にした『革命前夜』、第二次世界大戦中のポーランドを舞台にした『また、桜の国で』が共に大変素晴らしかったので、もう少し読んでみようと思ってセレクトしたのが本書。

テーマは高校野球であり、埼玉県のある公立高校を舞台に、甲子園に今一歩届かなかった過去の野球部の活躍が10年ごとに描かれていく。その歴史の上で、現代の野球部が悲願を達成できるのか、というクライマックスに向かっていくのだが、10年ごとのそれぞれの野球部の物語とその登場人物が意外な形で後続の物語に絡んでくるという仕掛けは非常に巧みであり、

高校野球のような使い古されたテーマを用いたとしても十分に面白い作品を書ける作家の力量を感じる。

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2020年04月26日

Posted by ブクログ

高校野球の話。不可能を可能にする高校生の成長には目をみはるものがある。軽く読める連作。2020.2.13

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2020年02月13日

Posted by ブクログ

甲子園を目指す埼玉県の公立高校が舞台。1話ごとに主人公を変えた、足かけ40年の物語。

OBたちの悲願が重荷となってのしかかる主将から始まり、雑用係の女子マネ、ハズレと呼ばれる年代の生徒たちなど、単なる熱血青春物ではない苦悩がさらりと語られていく。
そして最終章、それまでに登場していた面々が絡んで一気に迎えた大団円では、胸が熱くなると同時に、作者の野球愛の深さが伝わってきた。

夏の代表校が決まるこの時期に読んだのは、単なる偶然。
ほかの運動部だって、文化部だって地方大会から全国目指してがんばってるのに、と連日の野球偏重の報道を冷ややかに見ているような私でも、若者がひとつのことに打ち込む姿はいいなと素直に思える1冊だった。

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2018年08月02日

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