【感想・ネタバレ】not simpleのレビュー

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匿名 2023年11月29日

人生をいけども行けども、幸せにならない、想うようにいかない。
不幸の連鎖の中を生きる主人公、姉、周囲の人たち。
こんな漫画はちょっと他にないかも。

#深い

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Posted by ブクログ 2021年05月05日

とてもシンプルに家族の愛を求めているのに、こんなにも運命の糸は、複雑にからんで、もつれて、繋がらないものなのか。

報われないイアンの人生と彼を見守っていて彼を小説にすると言ったジムのお話。

可愛らしい落書きみたいな絵が重くなりすぎなくていい。

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Posted by ブクログ 2018年12月06日

最高……。言葉の断片すべてがキレキレ、空白が饒舌。シンプルな線で描かれる、表情の微妙なニュアンス。これは「ある男の人生を描いた漫画」じゃない。人生そのものだ。
酒を買ってきたかと尋ねる母、買ってきたよとうなずく少年、それを見てなんで母親がそんな顔しちゃうんだよ……。細部でこころが締めつけられる。
...続きを読む画がうますぎるよ。

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Posted by ブクログ 2018年01月17日

初めてのオノ・ナツメ本がこれでした。
主人公のイアンが大好きで、イアンを見て「ホッとしたい気分になった時」にこの本を読んでいます。
引越しの際に本棚に沢山ある漫画を売ったりあげたりしたけれど、この本だけはどうしても手放せませんでした。
漫画はこれだけ持っていればいいや。

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Posted by ブクログ 2015年03月29日

最も好きな作品の1つ。
相当暗い漫画だけど、作風や時系列の組み替えによってどこかから救いが見出せている。温かさすら感じる。
not simpleというタイトルも上手い。作品自体がメタフィクションになっているので、プロローグを越えると一気にページが進む。

これにハマれた人は、ぜひオノ・ナツメの他の作...続きを読む品も読んでみるべき。

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Posted by ブクログ 2014年06月29日

救いのない話。
だけど、物語の時系列を入れ替えた事によって、
ハッピーエンドのような読後感がありました。

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Posted by ブクログ 2013年05月23日

映画を観ているような感覚に囚われる。救いのないストーリーだけど、唯一幸せだった瞬間をラストに持ってくる事によって、哀しさが中和される。simpleをただ願った、not simpleな男の物語。

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Posted by ブクログ 2013年03月26日

普通じゃない人ほど

自分の事を普通と思っているものですよね

自分の中で当たり前なだけで

そう タイトルが示す彼のように



友人が言ってた


映画のような漫画


興味を惹く言葉だ



人からすすめられるもの

自分でたまたま興味を持って見たり聞いたりするよりもちゃんと租借しようとする傾...続きを読む向あり



この漫画のような話しの展開・構成をとると何処が話しの終わりか分からないですね

読者に漫画の終わりを委ねる漫画

そんな印象を持ちました


話しの内容もなかなかでした

・・・上から目線ですみません



彼にとって美しい時間で漫画を終わりにさせた所に著者の人間性を勝手に感じ取ります




ネットサーフィンでこの漫画について


悲しくて、切ないけれど、暖かいお話


って感想をブログで書いている人がいた

あなたが誰だか僕は見当もつかないけれど

僕が思うにあなたがそう思うのは

あなたが人のために悲しくなれたり切なくなれる暖かい人だからなんですよ


普段だったら気にも止めない他人の感想をこんな風に思えるのは

物語がそうさせたのかもしれない

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Posted by ブクログ 2012年11月09日

オノ・ナツメさんの漫画でいちばん好きです。ただむなしくて、ただ悲しい。でも読み終わった後に、人に優しくできるようになった気がして。これからも何度でも読みます。

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Posted by ブクログ 2012年10月15日

はじめに読んだときはよくわからなかった。
二回目に読んで、時系列がすっかり理解できたときに、この作者の大ファンになった。
それからずっと、全部単行本を買っている。

オノ・ナツメの入り口にぜひ。

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Posted by ブクログ 2012年08月29日

切ない。
その一言。

青年イアンと
彼を見守る人たちのお話。

どうして、どうして。と言いたくなりますが
これが彼の現実なのです。

これを悲劇と呼ばずして何と言おう。
そうはっきりと言えるのに、
絶望で終わらないのは
イアンの底抜けの明るさと純粋さのせいだと思います。

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Posted by ブクログ 2012年05月13日

リスパラは読んでいたものの、五葉からオノ先生にはまった身としては、表紙だけ見てどうなの?と思っていた一作。
しかし、これは1、2を争うお気に入り作品。
作中作のような形になっており、アメリカのロードムービーを彷彿させる。
シンプルではない人生を登場人物たちは必死に走っている。
その切なさと、悲しい結...続きを読む末まても温かく包み込む作者の優しさ。
もっとたくさんの人に読んで欲しい作品。

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Posted by ブクログ 2012年03月17日

イアンの人生はまさに「not simple」。
だけど彼が望んでいたのは本当に「simple」なことだったんだよなあ…。

読み終わった今もイアンの笑顔が頭から離れない。

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Posted by ブクログ 2012年01月28日

読んでいて胸が痛かったけど、
でも読んでよかったと思える漫画でした。

主人公の人生が波乱万丈すぎる・・・。
でもさすがオノ先生、登場人物の一言一言に
重みがあって、名言続出だなあと。

読み終わって、友人が安易に手を触れなかった理由がきちんと
わかってなんだか納得しまくりでした。
...続きを読む後のあの黒髪の後ろ姿はやっぱり彼なのでしょうか??

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Posted by ブクログ 2012年01月10日

読んだあと
これほど放心し
心揺さぶられた作品は
久しくなかったように思います。

しかも読み終わった後すぐさま
また読みたくなる、
なんとも言えない
深い余韻と吸引力がハンパないし(汗)

どこか外国の作家が描いたような、
誰にも真似のできない
スタイリッシュで個性的な絵柄。

時間軸をずらし
...続きを読む緻密に作られたストーリー。

まるで映画を観ているかのような
お洒落で含蓄のある
セリフ。

ただ、説明的ではないし、
読む人それぞれの感性に委ねる部分が大きい漫画なので、
そこが評価の分かれ目かな。


ラストシーンから始まる構成で、
読者は初めに
結末を見せられるだけに、
なんともやりきれなく物悲しい気分を背負いながら
その先を読み進めることになります。


その複雑な生い立ちから
家族に愛されなかった主人公のイアンは、
幼少の頃に
生き別れになった姉を捜して放浪する。

その中で出会う
様々な人々との交流。

しかし運にもツキにも
とことん見放されていたイアンは、

思いとは裏腹に
不幸のスパイラルから
なかなか抜け出すことができない。


イアンが望んだものは、
身近な人から
愛して愛される関係性と、

家族や好きな人の
手のひらが傍にある
当たり前の生活。


ただそれだけなのに、
悪い偶然が次から次へと重なり
イアンがたどる悲劇的な人生と、

あまりにも理不尽な最期が
どうにもやりきれなくて
激しく胸を打ちます(≧∇≦)


そして物語はさかのぼり、
読者はイアンが信じて追いかけ続けていた『希望』が
何であったのを知ることになるのです。


悲劇的な結末で終わったイアンの人生だったけど、
それは果たして
本当に悲しい人生だったのかな?

当たり前のシンプルな幸せこそが
本当は最も
手にすることが難しい。

けれども
イアンが特別に不幸の星の下に生まれたわけではなく、

誰の人生も実は
not simpleであり、

不幸だと思う人生の中にも
気付かないところで
誰かの幸せが隠れている。


最後まで希望を持って
生き抜いたイアンは、
例え結末がどうであれ
それは悔いのない人生だったと
自分は思いたいです。

救いのないストーリーなのに
どこかあたたかな光を感じられるのも、
オノ・ナツメさんだからこその
得難い魅力だと思う。

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Posted by ブクログ 2012年01月07日

めちゃくちゃに切ない。
オノナツメさんの絵だから読めたけど、写実的な絵だったらつらすぎて読めなかったかも。
ドラマチックすぎる人生を持つ男の話。

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Posted by ブクログ 2011年10月19日

オノナツメさん最近はまりました。
ハイテンポでストーリーが進んでいくので楽です。

どうしようもなく不幸な話。
でもエピローグが最高に幸せです。
「人は概ね自分で思っているほど幸福でも不幸でもない」ってほんとにね。

同じくオノナツメさんの『GENTE』で、ジジがトリノに行く話
あれと雰...続きを読む囲気が同じかなあ。

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Posted by ブクログ 2011年08月20日

画風はこんなに可愛いのにオノ・ナツメの漫画はカメラやカットが非常に映画的で、そのギャップの波がじわじわと揺さぶりかけてくる。
シンプルで個性的なタッチだけれど感情表現は驚くほど多彩で、人間を描いているという様がありありと伝わってくるところが好き。

オノ・ナツメ初心者には短編集から勧めたくなるけれど...続きを読む、先ず手にとってみてほしいのはこの『not simple』。

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Posted by ブクログ 2014年01月12日

不幸で不幸で不幸…不幸の連鎖。だけど、読み終わると温かい気持ちが残る。
人生って単純じゃない。
何度でも読み返したくなる、静かな物語。

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Posted by ブクログ 2014年04月26日

ミニシアター系の映画のような作品。

救われない物語で、展開が見えてくるにつれ、切なさというか、悲しさというか…やり切れなさのようなものが深まっていく。
それでも、最後の場面で読後感が和らいでいると感じる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年01月01日

約束とくしゃくしゃの笑顔、が好きです。初めて読んだときは放心したけど2回読むとあ、すごい。いろんな読み方ができる、とまた驚きました。

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Posted by ブクログ 2015年01月21日

友達から借りた本。

最初の1話は話がよくわからなくって混乱した。でも次から次へと紐解かれていってあっと言わせる。これはすごい。
一回読んでまた頭から読み直して。

どろどろした話なのに絵のおかげでそこまで重く感じさせない。他の漫画家さんが同じテーマ、ストーリーで描いたらまた趣異なるなぁ。
でもこ...続きを読むの作品はこのタッチがいい。

イアンを愛した人、憎んだ人、見守った人、無関心な人、巻き込んだ人
いろんな人が複雑に絡み合う。

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Posted by ブクログ 2013年10月14日

「リストランテ」以外読んだことのなかったオノ・ナツメですが中々面白かった。
読み進めていくうちにすべてが繋がっていることが分かっていく内容です。この一冊でうまく綺麗に纏まっていてとても良かった。
内容は暗めですが、それをすっと包み込むような暖かさがどこかにあるように感じました。

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Posted by ブクログ 2012年11月03日

神様に見放された主人公イアンの悲劇の物語。

外国の無声映画を見ているようなカラッとした漫画でした。
内容はドロッとしてるんだけど。

全ての登場人物が、誰かを想うが故に誰かを傷付けて、すれ違う。
話自体は多分好きな方なんだけど、
このパワーパフガールズ的な絵がどうもしっくりこないかなぁ。

自分勝...続きを読む手な発言をお許し頂けるのなら、
松本大洋に描いてほしい感じ。

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Posted by ブクログ 2012年03月05日

 不運で不運で不運な物語だけど、じゃあはたしてイアンは不幸かというと、さあどうなんだろう? 
 幸福か不幸かを決めるのが「現在の自分」ならば、不幸だと感じた次の瞬間に幸福になれるし、最期の死ぬ瞬間に幸福だったら、もうずっと幸福だ。幸福か不幸かなんて解釈次第でどうとでもなる、曖昧でつまらないものなのか...続きを読むもしれない。

 線を削った絵柄と内面へと踏み込まない描写のせいで、文脈を読まなければいけない分、想像力が掻き立てられて自分の内側からの情動が湧きあがってくる不思議な漫画だ。
 漫画の中に感情移入するというよりも、漫画の方が私の体内に入ってくるという表現の方が近い。

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Posted by ブクログ 2012年01月18日

可愛い絵柄でなんてお話を描くんだこの方は。
映画みたいに静かで、でも自然に音楽が流れてくるようです。
久々に読み返して、泣きそうになりました。

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Posted by ブクログ 2011年07月27日

一言で言うなら「不幸な男の不幸な人生を描いた」マンガ。映画で言うなら「嫌われ松子の一生」みたいな感じです。ただ、これは松子(主人公)の一人称でちゃんと少年からずっとその人生を進みます、語り部は居ません。
「嫌われ〜」もそうなのですが、この作品の好きなところは、主人公の人生を、作者のさじ加減で幸せだっ...続きを読むたか不幸だったか断言していないところです。
正直、読んでて辛くなる部分も在ります。
でも、主人公がそれをどう感じるか・・・登場人物の喜怒哀楽とそれを見る読者の喜怒哀楽をクールに切り離してくれている、大胆な作品になっていると思います。

絵は非常に個性的なので、好き嫌いははっきりしているかもしれません。
個人的には色気のある素敵な絵だと思います。*別なペンネームで現役のBL(ゲイマンガ)作家さんです。

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ネタバレ購入済み

2019年11月23日

作者買いです。この方の洋ものを初めて読みました。ミニシアター系にかかる洋画のような、日本以外の国の物語。。。一貫して後味が悪いのが味です。

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Posted by ブクログ 2019年05月21日

前、読んだ漫画を
もう一度、読み直してみる巻 Vol.26

オノ・ナツメさんの漫画はこの『not simple(2006)』だったなー。

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Posted by ブクログ 2014年09月29日

まっっったく救われない話。悲しすぎるし、切なすぎるけど、それがいい。B級映画みたいな、ロードムービーな感じ。悲痛な人生。

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Posted by ブクログ 2012年02月27日

好みの問題なので、星の数はあまり気にせずに。
タイトルそのままな感じ。独特のイラストが雰囲気をより深くするのか。
だからこそ私は苦手に感じたのかも。

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Posted by ブクログ 2011年10月31日

不幸な男性の話。ストーリー構成が面白い。
情報をはっきり出さず示唆する、映画みたいな演出部分があって、頭で整理する必要が出たのは自分だけかな?

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