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高校1年生の本大好きの日柳永美とB級映画大好きの柚木崎渓の変わり者ペアが、身の周りの謎を安楽椅子的に解いていくミステリー。ケメルマンの「九マイルは遠すぎる」というちょっとした言葉から思いもかけない真相を明らかにするというミステリーのことが出てくるが、この連作短編集もそんな感じ。実際に調査して確認はしていないから、想像だけに終わっているのかもしれないが、登場人物たちはそれで納得してしまう。永美の祖母や喫茶店ブックステアリングの梶本さんたちもいい味を出しているが、エミール(永美)と渓の淡い関係も何だか微笑ましいというか、甘酸っぱいというか、いい感じだ。
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ミステリ好きの男女高校生。
ひょんな事がキッカケで仲良くなるのだけど、推理力はエミールが優ってる感じ。
短編集なのだけど、微妙な繋がりがあっていい感じ。
続編も期待したい。
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もう今更確認しようがないよねっていうような過去からの謎に謎に対して、物証ではなく推論で迫っていく。そんな短編集。これはなかなか面白かった。絵的にはほとんど動きがないんだけど、推論の行方がなかなかにスリリングです。これはシリーズ化して欲しいなぁ。
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高校生カップル、ゆきさきくんとエミールの甘酸っぱい?青春安楽椅子探偵ミステリー。よくある、美女と平凡な男の組み合わせで、例の如く熟女趣味のマニアックな人物で。
とはいうものの、ロジックをうまく組み立てて、きっとこうだろうなという結論に持っていく書きぶりは爽快。