【感想・ネタバレ】月光のスティグマ(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ

いやーまさかの結末が…ちょっと違ったなぁ^_^
だからミステリーか^_^
結局、どちらがいい女性だったんだ^_^

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2023年10月08日

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お医者さんごっこから始まった時はどこに向かうのかと思いましたが、なかなかに社会派のミステリーでした。描かれている義捐金詐欺は実際にありそうな話だし、なにより15年を経て現れた女が、双子のうちのどちらなのかわからないという状況が、独特の緊張感を生んでいます。読み応えありました。

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2020年02月08日

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本町の本屋で、「青春・震災・テロ・陰謀・ロマンス…てんこもり!」というポップに惹かれて購入。
確かにてんこもりだった。最初から最後まで激しい展開で楽しめた。

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2018年05月25日

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阪神大震災か…
更に、東日本大地震まで…
阪神大震災の方が地元なんで印象には残ってる。自身は、そう被害はなかったけど、知り合いにはね。
当日も、JRは完全ストップやったけど、京阪とか私鉄動いてて、JRで動けんようになった。電話も「ツー…ツー…」だけでサッパリ繋がらんかったな…
これ以上はないと思ってだけど、東日本のは、それを遥かに…あの津波…

幼馴染の双子の姉妹と主人公、西日本大震災で、唯一生き残った2人も離れ離れに…
10年以上経って偶然に、でも、お互いの立ち位置が…
敵同士みたいな…

実は、思ってた姉妹の方ではないというオチかと思ってだけど、そういうのやなかった…

こんなに長い時を隔てて会えたのに…
小さい時から、ずっと守ったるって誓ってたのに…

何か切ない…



なかなか、関西弁いけてた〜

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2023年10月07日

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最近読んで面白かった「総理にされた男」と関連がある、と書かれていたので読んでみました。

「月光のスティグマ」

「総理にされた男」は、難しい政治の話を扱ってはいるものの、ただ総理に似ている、というだけの一般人が総理としとして政治を「市民感覚で」動かしていく、という、ちょっとコミカルな部分のある作品だったので、こちらもコミカルな作品なのだろうと思って読んだら、いやいや、違いました。

なかなかハードなサスペンスものでした。

美しい双子の姉妹、隣に住む純粋な少年。主人公は純粋な少年・淳平。恋愛感情なのか兄妹のような感覚なのか、淳平は双子の姉妹を「護る」と純真に思っていた。

そこに襲い来る阪神淡路大震災。離れ離れになった幼なじみが、大人になって互いを警戒し合う立場として再会する。

子供の頃の、あの出来事はなんだったのか?
再会した彼女は双子のどっちなのか?
そして、彼女が信じているあの政治家の裏は?

いったい、どんなふうに進むんだろう、何がなんなんだろう、どういう決着がつくんだろう?と思ってハラハラと読んでいたら、最後の最後に、「総理に〜」にも出てきたあの事件が!!!!!


いやー、これまた一気に読んでしまいました。
面白かった。


※p.s.
震災の章のあたりでは、ちょっと東野圭吾さんの「幻夜」を思い出していました。「白夜行」と「幻夜」。どちらもすごい小説だったけど、実は私は、あの小説の中に出てくる《悪意》の感じが苦手だったので、もしかしたら、そんな感じの嫌な小説になるのかと思ったけれど、これ大丈夫でした。よかった。

そして、「総理に〜」のあの章と、こっちのあの章を少しずつ時間経過に合わせて読み進めてみました。面白かった。

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2022年02月03日

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疎遠になった幼なじみと思わぬ形で再会し、彼女の秘密を暴くことになる展開。はるか昔の恋心がくすぐられながらも命じられた仕事をこなしていかなければならない葛藤は自分の内面の知らない部分を引き出すような描写だった。

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2021年11月20日

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肉体的なスティグマから始まるが、そのスティグマは弱者の立場になった時に出現する。最後まで一貫してスティグマが中心に描かれている事がストーリーにしっかりとした筋を通していると感じた。時には生きていくことの切なさ、時には望むものが手に入らない苦しさなど、その都度、心のスティグマが見事に表現されている。弱者になった時、そして陽の光に当たらない時、そんな時に現れるスティグマは反骨真を駆り立てるものではなく、やるせなさを募らせるものであると強く感じさせられた作品である。

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2021年09月07日

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月光のステイグマ/中山七里
神川は幼少期阪神大震災で家族といつも一緒にいた双子の姉を失い好きだった妹とも離れてしまうが、東京地検特捜部になった神川は潜入先で再会する。政治不正資金、テロ。過去の真実と「総理にされた男」とのリンクが面白い。中山七里さんすげえー

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2020年07月16日

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幼馴染みの美人双子、麻衣と優衣。そして、いたって普通の自分、純平。

仲の良い3人のはずだった。あの夜、双子のどちらかが、兄の省吾を殺すのを目撃するまでは...
そして、阪神淡路大震災が、純平達の運命を大きく変える。

長じて、再開する優衣と純平。
しかし、ある事案を追っていた特捜検事の純平は、おおいな疑念に苛まれていた。

今、目の前いる彼女は、優衣なのか。そしてあの夜、兄を殺したのは麻衣なのか...
やがて、異国の地で味わう悲しい結末。

最後、切ない思いでいっぱいになりました。

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2018年10月13日

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今まで読んだ中山作品の中では個人的には響いてこない、というか入り込めない一冊だった。
地震の描写が多く、気持ち的に怖くて入り込んで読めないのも一因だったかも。
主人公の淳平は、強い心を持って最後までブレないかっこいい人だったが冷静に見ると振り回された感は否めない。女は怖い。

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2024年03月03日

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ミステリーではなく社会派小説。
二度の震災を経験した男女の数奇な運命。双子姉妹に翻弄された男のけじめ。
なかなかの考えさせられるストーリーだが、一気読みしてしまう。この作者の小説を読んで間違いはない。

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2024年02月15日

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現実の出来事とリンクしているのは良かった。でも途中で双子が関係なくなっちゃったり、ずーっと気になってたことが、最後に取ってつけたように明かされたのはどうなんだろうと。ちょっと期待の方が大きすぎたのかもしれません。

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2023年12月27日

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3.11くらいまでは面白くよめたがその後の展開がこれじゃない感がすごい。何が書きたかったのかよく分からん展開だった。すごく面白そうな展開だったのに残念。

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2023年11月29日

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一人の少年と美貌の双子。
三角関係でもつれる系のサスペンスかと思ったけど、やっぱり違った。
恋愛要素強めの社会派ミステリーで、真相の解明がどうでもよくなるほど緊迫した展開の連続だった。
他作品とリンクする部分もあり、「これあの場面だ!」という楽しみ方ができるのも良かった。

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2023年09月10日

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どうせ双子の入れ替わりだと思っていたので、結末には驚きはした。銃殺シーングロすぎ。
政治家って本当にずるい人たちだなあと改めて感じた。

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2023年08月14日

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話がぶつ切りで、いまいち入り込めない。もう少し一つの出来事を掘って欲しかったかな。どんでん返しと帯に書いてあったけど、伏線は特に張られていなく、新しい事実が出てきただけ。それはどんでん返しなのか?

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2023年07月29日

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読み終わってみると、主人公不運過ぎないか?と思う程色々な出来事が起きていたけど飽きずに読めた。
いつもと比べて読んだ後のスッキリ感はない気はするけど面白かったです。

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2023年07月07日

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ストーリーはスリリングなものでしたが、人と人の繋がりの深さが、今一つ実態感がなく、感情の傾斜に少しついていけなかった。

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2023年07月03日

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ネタバレ

いつもの中山七里さんの作風とは違う感じ
官能的シーンもあり
お互いを愛し続ける幼馴染み同志
変質者の殺人未遂事件、阪神・淡路大震災、東日本大震災、政治資金横領、海外テロ。。。
次々と主人公とその彼女(幼馴染の一卵性双子の妹)が巻き込まれていく
主人公が阪神・淡路大震災の時に助け出せたのは一人だが、姉か妹かわからない
これはもしかしてデビュー作『さよならドビュッシー』の火災時再来か?
助け出されたのは姉?妹?どっちだ?!
不謹慎だが妹であって欲しい気持ちと、物語的には姉であると面白いかもという気持ちを持ち合わせていたが、最後ハッキリわかる
あと『総理にされた男』と話がリンクしている所があったので嬉しかった(*^^*)



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2023年02月12日

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イベント満載のストーリ展開!
最後はテロに巻き込まれるところまで行きますが、この展開はびっくり(笑)
エンターテイメントストーリとして楽しめました。

ストーリとしては、
幼馴染の双子姉妹の優衣と舞衣。あまりに似ているため、淳平以外は見分けがつかない。
そんなとき、どちらかが淳平の兄を殺すのを淳平が目撃。
そして起こる阪神大震災。
淳平が助けることができたのは優衣。しかし事件の事も聞けず離ればなれに。

15年後、特捜検事となった淳平は政治家の是枝をマーク。NPO法人を隠れ蓑に不正な金の動きが..
NPO法人を調べるうちに、是枝の秘書として優衣と再び出会うことに。
優衣への想いを持ちながら、是枝の金の流れを追う淳平。
そんな中、今度は東日本大震災が発生。
是枝のNPO法人は義捐金を政治裏金に..

そして、隠し口座を追うため、アルジェリアへ。
しかしここで、テロに巻き込まれてしまう優衣と淳平。

二人はどうなる?助かるのか?
不正を暴くことはできるのか?
って、兄を殺したのは誰?っていうのも忘れずに..

といった展開で、
幼馴染の殺人事件、震災、義捐金詐欺、政治家、テロ
とテーマ満載です。

なんともスケールがでかい話となりました。
兄を殺した犯人追求よりも、是枝の不正を追及していくストーリ展開がメインです。

楽しめました!

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2023年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ごりごりミステリーの大どんでん返しだと思い込んで読んでたのでアレ?っとなって終わった(思い込み良くないね)

是枝に心酔している人たちの都合のいい盲目さにムカムカした

淳平に知られたくない、怖いという気持ちは分かるし、是枝に対する優衣の心情も分からなくはないけど、淳平のことをもっと信頼していてほしかった
少しガッカリしてしまった

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2022年11月10日

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今まで読んだ中山七里の中で一番イマイチだったかも。性的描写が必要以上に多く感じた。いきなりお医者さんごっこだったし…。
優衣がやっていたことは、そのやり方ならバレるよねっておもった。特定の人の、だったらありだと思うけど。

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2022年03月30日

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主人公の特捜検事が国会議員の汚職を暴く。その議員の秘書兼愛人が、主人公の幼なじみで初恋の相手。二度の大震災、さらにテロ事件にも巻き込まれ、翻弄される二人。中山七里さんと言えば、どんでん返しだが、本作はそうでもなかった。悲しい結末だが、これで良かったのだと思える。

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2021年12月22日

Posted by ブクログ

久し振りの中山七里。
やはり読みやすいがちょっと物足りないかなぁ。
政治色が強いから好みじゃなかったせいかもしれないけど。

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2019年12月13日

Posted by ブクログ

震災、政治資金疑惑、潜入捜査、もうひとつの震災、そして・・・
登場人物、物語に浸る前に、その舞台、背景となる現実の災害により、物語の世界から現実に引き戻されてしまうのかも。
なぜか「白夜行」、続編、その他の物語を思い出す瞬間もあったが、章のタイトルが映画作品とリンクしている場合とは気づかなかった(元の映画を知らなかった)。

物語自体「3頁先すら予測不能!!」の帯が煽りすぎと思えるほど結構素直で、アッと驚くどんでん返しらしいものもなく。謎については主人公においての重要事項で、読者にとってはフーダニットはともかく、あかされたホワイダニットもある程度「かもね」と途中思い浮かぶ範囲で物語上意味があったのか?という印象(個人の意見です)。
そういう意味では帯にある「激愛サバイバル・サスペンス!」は、しっくりくるかもしれない。
激愛:二人の結末、ラストの余韻は胸に来る。
従って★★⇒★★★
なお『総理にされた男』未購入、未読です。
順番間違えたかな。

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2019年08月27日

Posted by ブクログ

双子の優衣と麻衣。
二人は、とても美しい。
となりの家の淳平は、同じ年。
一卵双生児で、見分けがつかないが、
淳平だけが、見分けられた。
双子は、淳平が好きだった。
淳平の兄 省吾も、双子が好きだった。
どちらかを譲れと淳平に迫る。

阪神大震災で、二つの家族は、淳平と
優衣だけが生き残った。
淳平が、優衣を助け出したのだ。
そして、優衣は、おばさんのところへ。
連絡が取れなくなった。
ここまでは、中山七里らしくない、
ベタな下手な物語。

淳平は、検事となり東京特捜部にいた。
そこでマークした新進気鋭の政治家 是枝孝政。
父親は、清廉潔白な政治家。
その息子の政治家の秘書が、優衣だった。
震災孤児を支援するNPO法人が、
政治資金を集める組織ではないかと
潜入して調べる淳平。
あっけなく、特捜部の検事だとバレる。
それでも、物語を紡ぐが、
非現実的な検事の行動が、物語を薄っぺらくしてしまう。
優衣は政治家の愛人に。そして優衣との焼けボックリ。
阪神大震災、関東大震災そしてアルジェリアのテロに遭遇する。

民主党の失敗と自民党の復活。
民主党の不甲斐なさをうまく表現する。
その中で、小泉純一郎みたいな政治家が、
善意を装って、闇の資金を扱う。
着想は、面白いが。

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2019年08月17日

Posted by ブクログ

2つの大震災とアルジェリアでのテロという、途轍もなく恐ろしい経験を共にする幼馴染の2人を描くにあたり、最期の結末が他になかったのかと思う。
ミステリーのしてのストーリー展開は先が想像できる部分が多く、中山氏にしては捻り不足の感がある。
でも、主人公 淳平の優しい強さと嫉妬心、職業意識と愛情の狭間で揺れ動く心の動きなどは人間の感情をとても率直に表現しており、自分でも同じような反応をするのではないかと思える部分も多かった。

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2019年01月23日

Posted by ブクログ

阪神・淡路大震災、東日本大地震、イスラムテロと何だか色々と詰め込まれた感じ。
官能的なシーンもあり、いつもの作風とは一味違う今作。

作者が得意などんでん返しを期待して読むと、ちょっとガッカリするかも。
他の方のレビューを読むと酷評が多いなぁといった感じがしますが、
私はこれはこれでありだと思います

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2018年12月06日

Posted by ブクログ

あまりにストーリーが飛躍しすぎで何度も鼻白んでしまった。極めつけはテロの最中に海外潜入捜査をするというもの。いくらなんでもありえない。フィクションとはいえ付いていけなかった。お約束のはずの大どんでんも今回はなぜかない。路線変更か。最後まで何のひっかりもなくスルっとフェイドアウト。激しく物足りなかった。官能小説を思わせる装釘も違和感に拍車をかける。普通におもしろいが、中山作品にしては珍しく期待外れ。

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2018年10月13日

Posted by ブクログ

中山さんの小説は何冊も読んでいるが、「七里」って名前なので女性作家だとばかり思っていた。
このお話は双子姉妹と主人公淳平は幼馴染だったが、成長して再会し、、、というお話。双子のうちのどちらかが自分の兄を殺したかもしれないのだ。なかなか面白かった。

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2018年03月22日

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