感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「人間もプラスチックも同じ物でできているんだよ」
人の命ってなんだろう。
大事に思うその人の幸せってなんだろう。
やわらかなタッチでずしんとくるテーマを描き切った傑作。
いろんな人に読んでほしいので、貸し出す人にはあえて「恋愛ストーリー」として紹介しています。
Posted by ブクログ
命ってなんだろうって考えさせられる話だった。
これが一番正しいとか、これは悪いとかは特に伝えていないのがいい。それは読者が判断することやと思うし。
みんなそれぞれの立場で命を救うことに必死で、みんなそれぞれ正しいと思う。
あー、久しぶりに物凄くいい話に出会えた。
そして地元が舞台なのがちょっと嬉しかった。
Posted by ブクログ
コレは必読。
心臓病の女の子を救えなかった二人の男が、片方やプラスチックの人工心臓を、片やES細胞の人工心臓を造る。なんで二人が異なるアプローチを取るに至ったかのプロットが非常に素晴らしい。
ただ、終わらせ方だけは納得がいかず。
Posted by ブクログ
ふわりとしたやさしい風が流れ続けるような本作。
生きることの意味や、死とは何かを考えさせられます。
心つまるラストもこれでよかったのかなと思わせます。
Posted by ブクログ
俺は正直聖のほうが命の平等性っていうのは高いと思う。人工心臓は生命倫理に罪を残さないっていうセリフもズンときました。
ただ人工心臓だって暴走すればES細胞みたいに求めすぎる世界になりかねんよなーと思いました。
他のやまあき道屯作品買ってみようかな
Posted by ブクログ
医療に派閥に倫理に想いに、読んでいていろんなことを考えさせられる本。
ただ最後、臓器移植をおこなっていた施設の元院長が稲葉を刺すシーンだけは納得いかなかった。
失脚の原因は彼じゃないし、人工心臓だって元院長がいた業界に影響を与える段階にまで達していない。そもそも彼は研究者を引退している。
元院長は、妻を臓器移植に差し出したことへの後悔や疑念から逃れるために臓器移植の信奉者になっていた一面があるようだから、稲葉が一度でも人工臓器による手術を成功させたことで自分と妻が汚された気分にでもなったのかなぁ…。でもコマの進み方はそんな感じじゃないように見える。
大石がいた研究施設の先輩のように稲葉を刺したところで利益があるわけでもなし、無意味に落ちぶれた印象。
不満の方がえらく長くなってしまったが、本当そこだけが納得いかない。
Posted by ブクログ
『命って?』
命はもちろん尊いもの。
だけど、それを作ることが人類に可能になったら。
命の価値はどう変わって行くのだろうか。
命の重さについて再考させられた。
Posted by ブクログ
心臓病で亡くなった少女と
その少女を愛した2人の少年のお話。
15年の歳月が
2人の少年を違う生き方の大人に成長させている。
目的は同じなのに
違う方向をむいている2人は
それでも共感する場面がある。
それは
愛した少女に関すること・・・
最後にどんでん返しがありますが
予想がついていただけに残念です。
医学とメンツと人情が
うまく描かれていると思います。
Posted by ブクログ
重いテーマでしたが引き込まれて一気に最後まで。ラストは「え~(不満)」てかんじ。"超純水は自然界に存在しない"から??でもそういう終わり方しなくてもなぁ。
Posted by ブクログ
人の命はどこにあるのかと深く考えさせられる一冊。スゴク良かったけれど、ラストがちょっとありきたりかも。確かにオチはつきやすいけど、ほんとにこの終わりでよかったんだろうか?
Posted by ブクログ
帯とタイトル、そして真っ黒な表紙に惹かれて購入。
最初に手に取った時はその分厚さに驚いたが、内容とテーマはそれよりも重厚。
人間のよさも悪さも両方が一遍に見える作品。