【感想・ネタバレ】かわいくしててねのレビュー

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小五かよっ!攻

残念なお知らせです、とでも言いたくなります。二本木は格好良くて仕事も出来るのに言動に難あり!あまりにストレートな物言いに、職場の空気を凍りつかせたり、温めたり。否定や拒絶は容赦ないけれど、褒めるときは素直に褒める。すがすがしいほど腹に溜め込まない性質。反感は買うが、少数ながらシンパもいる。垣内は揉めないに越したことはない、波風は立たないに限るという主義。垣内は、他人の悩み事を聴くこともしばしば。他人への配慮を全くしない二本木に、正面きって苦言を呈することになる。さて、垣内はドナという猫を溺愛し、部屋には可愛いものがあふれ、フリルやコットンの下着が可愛らしいからというだけの理由で下着パブに足を向ける男。
二本木が猫を愛しながらも極端に嫌われることに悩んでおり、垣内の家に来るようになる。そこで、垣内は分かってきた。二本木は小五程度の精神構造しかもっていない、残念な二枚目だということ!それでも、飽きずに諭し続けるうちに、二人の関係に変化が訪れるのだ。
このお話は、ひとえに小五な攻、二本木を許容出来るかにかかっている。成長はするので、保護者目線で見守って欲しい。

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2017年11月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 可愛いものが大好きな垣内は、愛猫のドナと過ごす時間が一番の幸せ。そして、なるべくならばいさかいは避けて生きていきたいタイプ。
 そんな垣内の平和をかき乱すのが、同僚の二本木。
 彼は歯に衣着せぬ物言いで、空気を読まず、ずばずば“本当のこと”を言ってしまう。
 垣内は、二本木のことは認めつつも、もう少し物の言い方だけは考えてほしい、と何度も苦言を呈していた。

 そんなある日、二本木が猫好きなのにまったく猫に好かれないことに悩んでるのを知り……

 という話でした。
 自分を強く持っていて、周囲の空気を読まないんだと思っていた人が、実は小学生並みの情緒の発達しかしてなくて、垣内はだんだんそんな二本木のことがかわいく見えてくるんですよね……

 わがまま攻め、なのかな……?
 二本木は自分の要求を通すのもストレートですけど、愛情表現もストレートです。
 これってちょっと描き方を間違えると、ただの嫌な奴なんですけど、その辺りはさすがの作者さんで、厭味なく書ききってくださっていて、好感度は高い。
 そして、二度目に読んだ時に思ったんですが、二本木につられて周りがどんどん変わっていく姿が、きちんとご都合主義ではなく、リアリティある形で書かれている話でした。

 どちらかというと、少し時間をおいて二度目を呼んだ方が、味わい深くなっていい本だなあと思いました。

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2020年11月23日

Posted by ブクログ

猫と可愛いものが大好きな受が、子供のような言動の攻に振り回されていくうちに、可愛らしさを感じて好きになっていくお話。渡海さんのリーマンもの、嘘がなくて好きです。仕事をやっていく中で上手くいかないところも、人間関係で悩んだりもあってちゃんとリアル。なので攻の性格も、完璧ではなくとても人間的。絶対的なスパダリではないので、好みは分かれますが、普通の人たちが恋愛してる感にときめくので個人的にはあり。猫のドナも可愛く、良いお話でした。

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2017年10月07日

購入済み

好みじゃなかった

攻めの精神年齢が小学五年生、傍若無人過ぎて好きになれなかったです。
でも、ただ座って息してれば良いって言いたくなる気持ちはわかる(笑) でも言っちゃいかん(笑)

後半の書き下ろしは、受けの情操教育のおかげで人間らしく?なって、受けに嫌われないように頑張る攻めは可愛かったです。

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2022年09月21日

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