【感想・ネタバレ】繁栄の昭和のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 連作短編なのかと思えばさに非ず。しかし、冒頭の3編、表題作と「大盗庶幾」「科学探偵帆村」には相通じるレトロモダンな雰囲気がある。
 感心したのは「一族散らし語り」。過去作の「遠い座敷」「家」など、日本家屋に漂う薄気味悪さを書かせたら、他の追随を許さない。
 巻末「附・高清子とその時代」、色褪せぬ情熱に圧倒された。筒井先生、意外に愛妻家なのですね。
 冒頭、高清子が踊るという「エノケンの孫悟空」を YouTube で視聴する。画質が悪くて美貌が見て取れない。

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2021年09月09日

Posted by ブクログ

同タイトル作の短編を含む短編集。
筒井康隆ワールドを短編集として味わえる!?ってな感じかな。
SFやミステリーにユーモア作品に・・・なんか理解できなかった作品など
個人的には、面白い作品と微妙な作品の集まりで全体的には面白いか
というと微妙な気がしてなりません。

複数の文芸誌に掲載された作品をまとめたものなので、
どうしてもまとまりがあるとは言い難いため、面白い作品と
微妙な作品とがまとめられたという感覚で読みました。
面白い作品や良作と感じる作品が多い中で微妙な作品のせいで
ページ数のわりに時間がかかった感があります。

「科学探偵帆村」、「メタノワール」、「つばくろ会からまいりました」
が個人的に良かったかな。つばくろ会は、筒井康隆作品としては、
ちょっと違う気もしないでもないですが、ホロッと来てしまった(笑)。

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2023年12月31日

Posted by ブクログ

まず80歳を超えてなお進化を続け、創作意欲盛んな筒井御大に感服。乱歩へのオマージュやら、実在俳優陣が登場するメタフィクションやら、おバカなSFミステリーやら…“らしさ”全開の短編集。ジャンル分け不能でギャグ満載の作風はそのまま、斬新なアイデアは未だ枯れることがない。今更言うまでもなく、唯一無二の世界観を持った、本当に稀有な作家だと思う。

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2021年05月30日

Posted by ブクログ

けっこうな高齢の域に達しているのに、いまだ衰えぬ執筆パワー。

ええい、ツツイヤスタカはバケモノか!

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2017年09月11日

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