感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
途中までミックスアップの気配がなくて心配だったけれど、元気そうでひと安心。ジェレミーもあまり登場しないけれど元気そうだし、相変わらずカーソンは事件に巻き込まれ、少しずつ解決していく。
ただし今回は犯人は犯人だけど…という不可解なエンディング。もしかして次作以降に再出するのかななんて思ったりもするエマ。
とにかく毎回引き込まれてあっという間に読み終わってしまうな。
Posted by ブクログ
今回はいつもと様変わりして、複数の一人称が用いられる。
主人公のカーソンと犯人であるグレゴリー、この二人の視点から事件が描かれて行く。
サイコ殺人ながら犯人は分かっているので、いかにして捜査陣が犯人に迫るのか、そして何故犯行を行うのか動機探しが話しの主眼となる。
とはいえ、ジャック・カーリィの作品だからここにトリックがあって、最後には話の構図が一変するように出来ていて、いたるところに伏線が張られている。
このシリーズはいずれ2度読みを楽しめるな。
完結ながら示唆に富む文章は相変わらず見事の一言で、このページ数ながら読みごたえがあるし、陰影に富む人物描写も魅力的で幾多のキャラが浮き彫りにされ物語に花を添える。
この文章だけでもすごいレベルなのに、サスペンスとしても一級品として成り立っているのがスゴイ。
お馴染みのメンバーが揃って、さらには新キャラも登場して、ラストには話の新たな展開も示唆されているので次回作も楽しみ。
しかし唯一残念なのは、巻末の作者のディスコグラフィを見ると、シリーズの翻訳が飛んでいる!
未訳も多いし…。是非全部翻訳してい欲しい!
Posted by ブクログ
ライダー刑事第六弾。
愚かそうな、または感情的な女性に弱いらしい。
すっかり騙されてしまった。
被害者ではなく、被害者を失い悲しむ人たちへの復讐という動機(?)も、
全く気がつかなかったし。
またもや読書の神様にやられたらしく、
実在した施設を舞台とした事件を続けて読まされてしまった。
こちらの作品の方が、ルーマニアの孤児院が特定されていた訳ではなく、
描写も少なめだったので、空気の重さで言えば軽めだったが。
面白かった。
Posted by ブクログ
面白かった…けど、おいおいこれで終わりでいいの?って。後味悪いです。これはこれで終わり何でしょうか?
今回お兄さんが何って活躍してないですね。
Posted by ブクログ
冒頭に謝辞のような形で、マーサ・スタウト「良心を持たない人たち」に着想を得たと書かれていたので、これは面白くなりそうだ〜と期待して読んだのですが、想像の上を行かれてしまいました。
まさに、大胆かつ巧妙。
このシリーズ、ハズレなしです。
チャウシェスク政権下のルーマニアの悲劇について、また何か読んでみたくなりました。