【感想・ネタバレ】ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOODのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

サクサク読んで、すっきり終われ

あまり読書を、する方ではありませんが、サクサク読めて、引き込まれて、次への展開が気になって、
1日で読み切りました。こういう、スッキリ終われる本が最近無いので、安心して読めるというか。。。ドロドロもせず、グロくもなくて、良かったです。フィクションですが、本当にあったらと思うと、ドキッとするような内容で、ちょっと心に残ります。

0
2021年09月20日

Posted by ブクログ

藤堂比奈子シリーズにどっぷりハマり、同じ作家さんということで読み始めましたが、ページをめくる手が進む進む。

人工血液なんてSFの世界かと思いきや、巻末に『日本血液代替物学会』なる団体への謝辞が書かれていて現実に研究されてることを知り、読後感がさらに深くなった。

下町の消防士が急死した妹や周辺の人の謎の死を追っていく姿に応援したくなりました。

藤堂比奈子に出てくる東海林さんや、名前こそ出されなかったが、『スゴ腕のしつこい検視官』はきっと死神先生(石神先生)なんだろうなと思いをめぐらせつつ、ラストまで息を飲む展開でした。

伏線回収もきっちりでよかったです。

0
2024年02月12日

Posted by ブクログ

東海林さん出てるやん!
(多分、「藤堂比奈子」シリーズの東海林刑事のはず)

何人の人を犠牲にすればええと思ってんねん!
テロもどきに、放火などなど。
確かに、ゴールデンブラッドみたいなんがあれば、ええんやろうけど…
なんぼ何でも…
何名かの死によって、何万の命が救えれば…とか良く言うのがあるけど、数の問題なん?
命って、ひとつ、ふたつって数えるものなんですか!って言いたい!
私は、もっと高い所から見てるとか言ってたヤツおるけど、もう帰って来んでええから、地球を超えてずっ〜と高いところで御託並べとけ!

主人公の最後の選択は、賛否両論ありそうやけど、自分で決めたこと!
ええんとちゃうかな!

0
2023年01月18日

Posted by ブクログ

正義と悪は紙一重、その言葉しかない。
これを読んでどっちの言い分もわかる、常識に囚われるのもどうなのかなと考えさせられた。

0
2020年12月11日

Posted by ブクログ

「CUT」ですっかりハマってしまった内藤了さんの本。

と言っても内容は猟奇殺人ではないです。

新開発された人工血液「ゴールデン・ブラッド」を巡る医療ミステリー。

オリンピックに向けて開催されたプレマラソン大会で起こったテロ。そこで使用された人工血液が多くの人々の命を救った…と思われる中、その後その血液を使った患者さんが次々と亡くなっていく。さらに、テロのあった日に心不全で亡くなった妹の死因に不信感を覚えた消防士の向井圭吾は事件の真相を探るのだが…

いや~面白かった!
最後の最後まで誰がワルモンなのかがわからないところがドキドキした~
そしてラスト
そうか…そうしたか圭吾くん。

私ならどうするだろね~
うむむ悩む。

まあそれは置いといて
内藤了さんってホントに面白い小説書くのね~
好きだわ~

他の小説もぜひ読んでみたい!!

0
2019年09月02日

Posted by ブクログ

万能な血液が出来たら助かる人がいっぱいいるんだろうな
と思いながら読みました。この本では万能にはまだまだな状態でそのため問題が起きて・・・
東京オリンピックのプレマラソンとか舞台から興味を惹かれました

0
2019年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ゴールデン・ブラッドって、ほんとにある血液なんですね。

ちょっとずつ不信を感じて、ちょっとずつ新しいことがわかっていくけど、なぞも深まるところが面白かったです。この方、結構身内を殺しますよね。そんな中で、東海林がひょこっと出てきたところで、安心してしまいました。最初、全然気づかなかったけど、検死官コメントででやっと気づきましたが。兄妹のくだりは、いらなかったなぁ。

0
2018年08月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2018/4/25
つらいのに後引く展開。先を読みたくて仕方がない。
謎が次々出て、誰が敵で誰が味方なのかハラハラドキドキ…思う壺。
あと、大事な人を突然亡くす痛みがしんどい。自分のも思い出す。
テロに巻き込まれた時の様子も自然。って言い方でいいのかな。すんなりその世界に入れる。
上手いんやろな。合うのかな。
ただ今回の結末のつけ方は好みではない。
茹田まごすきはなんなのよ。もうちょっと説明して欲しい。
妹の告白は必要か。そこは圭吾のために蓋をしたままにしてあげたかった。
圭吾も天使になる必要はあるの?白鳥とやらは他意はないの?
読者が考える含みなのかもしれないけどもうちょっと教えて欲しかった。
あ、この人の会話文が特に好き。
そして東海林先輩出てきてキャー!ってなった。
そこまで東海林先輩推しでもないのに。
物語間のリンクってなぜこんなに得した気分になるのか。
知ってる優越感か。
今回は絶対信用できる東海林先輩って立ち位置も関係したかな。
商店街の面々素敵です。

0
2018年04月25日

Posted by ブクログ

どんな血液型の患者にも輸血可能な「ゴールデン・ブラッド」。これをもとに製薬会社と大学病院が人工血液を開発した。だが、輸血を受けた人が次々に変死する。この人工血液は「奇跡の血液」か「悪魔の血液」なのか。

マラソン会場での爆破、輸血用血液不足、血友病、人工血液など、
話題が満載の作品。

相変わらずのスピード感あるストーリー展開で、
一気読みしてしまった。

東京五輪プレマラソンの会場で自爆テロが発生。
多数の死傷者が出た。

当日、後方支援で会場にいた消防隊員の向井圭吾は、
地獄のような現場で、被害者救出に全力を注ぐ。

一方、圭吾はまさに同じ日に妹の惠利を心筋梗塞で失った。

その後、爆破で負傷し、輸血を受けた人が同じような
症状を併発し死亡したことが判明する。

彼らに輸血された血は、「ゴールデン・ブラッド」という
どんな血液型にも輸血できる奇跡の血液。

さらに、惠利の死とその奇跡の血液との関連も浮かび上がり、
圭吾は真相を追い求める。

この作品は、輸血用血液の慢性不足や、遅い新薬認可という
日本の医療体制の事情が背景にある。

そのうえで「多くの人の命を救えるなら、多少の犠牲には
目をつぶる」という考えと、「一人の命を犠牲にして万人を救う
正義などありえない」という考えがぶつかり合う。

立ち位置によって、どちらの側にも行ってしまえるほど、
難しい問題だ。

また、「重篤にはならない病気の根を含んだ血液を輸血し、
長く医療費を使わせる。それが、難病を根絶するための
研究に振り当てられる」なんていうことを、
どこかの上の人が本気で考えるとしたら、恐ろしい。

いろいろ、むずかし~いテーマもあるのだが、
圭吾を取り巻く町のあたたかな雰囲気が心をなごませてくれる。

向こう三軒両隣。
昭和の商店街のような暮らしが生き残っており、
ちょっと、鬱陶しそうだが、こんな町に住みたいと
思わせる。

人の悲しみを癒し、救うのは、やっぱり、
人とのつながりなんだと、あらためて思わせてくれる。

それと、「猟奇犯罪捜査斑」シリーズの東海林刑事の
登場は嬉しかったなぁ。

ここでも、相変わらずの飄々とした姿。

シリーズの間を、おなじみのキャラが行き来している
と、ニンマリしてしまう。

0
2018年04月22日

Posted by ブクログ

切なく、寂しい。が、明日への希望があった。おなじみの東海林刑事が出てきてびっくりしたが、その場面は安心して読めた。エピローグは、知りたくもあり、知りたく無い事。読み終えた今は、ちょっとまだ消化できていない、大変な物語であった。

0
2018年02月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

山田宗樹のような発想笑。でもこういう妄想は嫌いじゃないな。ただ、日本の厚生省はそんなに簡単に許可しないでしょ。
あったらすごくいいと思う。ゴールデンブラッド。金色じゃなくてもいいけど、マルチブラッドになればもっと人を救えるのに。でも自分が輸血される立場だったら怖いので拒否しちゃいそう。

0
2017年12月12日

Posted by ブクログ

画期的な人工血液を巡る陰謀に、下町の好青年的な消防士が巻き込まれる。スケールの大きな陰謀に、市井の人の主人公ではどうにもならないと言うことか、彼のいないところで物事が進む感じで、カタルシスに乏しい。スケールの割に家内手工業的な陰謀なので、主人公はもう少し闘えそうなのだが。作者のあとがきからすると、社会派のテーマが重すぎて、好き放題な話が書けなかったのかも知れない。

0
2022年02月22日

Posted by ブクログ

藤堂比奈子シリーズで知られる著者の医療ミステリー。
救急救命士の圭吾は、マラソンの東京オリンピックのプレイベントに仕事として参加している最中に、大規模な爆弾テロに巻き込まれる。
予測されるはずもない爆弾テロなのに、謎の「ゴールデン・ブラッド」なる人工血液のおかげで多くの命が助かる。
しかし、同日、圭吾の義理の妹が謎の急死を遂げる。
妹の死に納得のいかない圭吾は、独自で妹の死の真相に迫ろうとするが、そこには「ゴールデン・ブラッド」との関連性があった…
もはや、医療用血液の不足は避けては通れない問題。
ヒト由来の血液の確保には限界があり、近い将来、本当に人工血液に頼らなければいけない時代は来るだろう。
ましてやマッチングの必要のない「ゴールデン・ブラッド」が本当に存在したら、本当に夢のような世界。
ただ、ここではRhが+でも-でもない血液がそうであると書かれているが、実際にはABO型にも複雑な稀血が存在することを考えると、実用化にはまだまだ大きなハードルがあると思われる。ただ、そういった内情を知ってもらうのには、面白い作品だったと思う。
一つ欠点があるとすれば、せっかく主人公が救急救命士なのに、その設定が活かされていないこと。まして、医療知識がほとんどないのに、驚き。救命士ならではの視点があるともっと面白かったのに、残念…4

0
2020年01月11日

Posted by ブクログ

東京五輪プレマラソンで、自爆テロが発生。現場では新開発の人工血液が輸血に使われ、消防士の向井圭吾も多くの人命を救った。しかし同日、人工血液が開発された病院で圭吾の妹が急死する。医師らの説明に納得いかず死の真相を追い始めた矢先、輸血された患者たちも圭吾の前で次々と変死していく――。

0
2019年02月17日

Posted by ブクログ

テロに隠された陰謀。そして一人の女性の苦悩。読み応えのある一冊でした。
あらすじ(背表紙より)
東京五輪プレマラソンで、自爆テロが発生。現場では新開発の人工血液が輸血に使われ、消防士の向井圭吾も多くの人命を救った。しかし同日、人工血液が開発された病院で圭吾の妹が急死する。医師らの説明に納得いかず死の真相を追い始めた矢先、輸血された患者たちも圭吾の前で次々と変死していく――。胸に迫る、慟哭必至の医療ミステリ。

0
2018年10月28日

Posted by ブクログ

内容(「BOOK」データベースより)
東京五輪プレマラソンで、自爆テロが発生。現場では新開発の人工血液が輸血に使われ、消防士の向井圭吾も多くの人命を救った。しかし同日、人工血液が開発された病院で圭吾の妹が急死する。医師らの説明に納得いかず死の真相を追い始めた矢先、輸血された患者たちも圭吾の前で次々と変死していく――。胸に迫る、慟哭必至の医療ミステリ。

血液という命の根源を人が作り出すという事を中心に置いたサスペンスで、壮大且つ社会派でもあるという風呂敷的には相当広いテーマでした。かっこいい主人公が懊悩しながら事件に迫っていくところは、昂揚感も有ってぐいぐい読ませます。
まだ必然性を考えさせてしまう位、夢中になることが出来ない部分もありますがこの先さらにいい本書いてくれる事を期待します。

0
2018年10月23日

Posted by ブクログ

ゴールデン・ブラッド。
内藤了さん。

人工血液。
ゴールデン・ブラッドの話。
誰もが夢見る、
人工血液が、極秘に開発された。
その血液を輸血された患者達が、
次々と変死していく。
主人公の妹も。
真相を暴いていく。

藤堂比奈子シリーズの作者の
内藤了さんの作品なので。
楽しみに読みました。

初は、面白くて、どんどん進んで読めたけれど。
だんだん、
少し難しかったかな?

0
2017年12月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

201711/猟奇班シリーズの内藤了による医療ミステリ、とのことだがネタ的にはわりとありがちだしミステリというにはちょっと粗い。とはいえ、面白く一気読みだった。兄妹モノがあまり好みではないこともあり主人公達にあまり魅力を感じなかったけど、虎吉会長達をはじめとするご近所の面々がナイスキャラで、物語の面白さを増してる。キャラ頼りの感もあるけど、某氏がファンサ的登場かと思いきやかなりの活躍をしてたのは楽しくもあった。

0
2017年11月05日

ネタバレ 購入済み

魅力のない主人公

主人公、妹、薫、母と魅力がない。
下町商店街の方々はいい。
上記4人に下町、商店街育ちな雰囲気がない。
(主人公、母はしかたないとしても)

主人公には終始イライラしました。
キャラ設定が理解できてないだけかもですが。
熱いのか冷めてるのか、冴えてるのか鈍いのか。
ただ不安定な男性なのか。

結局は一方的に説明されて幕を下ろされます。
今までの流れは何だったんだとなり、
スッキリしません。

最後の最後で手紙
医師が幕末時代に飛ばされるドラマの
最終回を思い出しました。
残念な気持ちになった1冊です。



0
2018年01月19日

「小説」ランキング