【感想・ネタバレ】SHOE DOG(シュードッグ)―靴にすべてを。のレビュー

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Posted by ブクログ

筆者のフィル・ナイトという人は、ナイキの共同創業者の一人である。本書は、フィルがナイキを立ち上げ、世界的な企業に育て上げるまでの物語を、フィル自身が書いたものである。
フィルがスタンフォードのMBAを取得しビジネスを始めたのは24歳の時。当初からナイキブランドの靴を売っていたわけではなく、まずは、日本の靴メーカーであるオニツカの製品をアメリカ西部で売ることからビジネスを始めている。それからナイキブランドを立ち上げ、大きな成功を収めるまでのことを物語として語っている。ナイキという会社のビジネス成功物語というよりは、フィル自身の青春時代からの成長物語であると言った方が適当かもしれない。
ナイキを成功させるまでには多くの困難がフィルを襲う。時に失敗をしながらも、あきらめない気持ち、執念深さで粘りに粘って最後は成功させる。
「懸命に働けば働くほど、道は開ける」
「みんなに言いたい。自分を信じろ。そして新年を貫けと。他人が決める信念ではない。自分で決める信念だ。心の中でこうと決めたことに対して信念を貫くのだ。」
ナイキが成功した理由をケーススタディ的に分析することもできるだろう。しかし、この物語を読むと、何よりも大事なのは「諦めずに勤勉であり続けること」のように感じるし、フィル・ナイトその人もそのように感じているようだ。
500ページを超える分厚い本であるが、波乱万丈の物語は全く飽きずに読める。これから社会に出ていく若い人たちが読むと良いかもしれない。

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2024年04月19日

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事業を模索し始めた1962年から株式上場を果たした1980年の18年間の紆余曲折(と言う言葉では表しきれないが)を読み、ビジネスとは戦さなのだと心底感じました。そして、人との出会いの運の大切さも。
一大企業へと成し遂げた成功者であるにも関わらず、自身の軌跡を懐古しながら、「全てをやり直せたら」と後悔を感じるというところに人間味を感じました。

ビジネスとは、若者へ伝えたい想い、成功者からのメッセージは、起業家を目指す若い人達の心に響くのではないかと思う。読み応えのある1冊。

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2024年03月18日

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下手なビジネス小説なんかよりも遥かに面白い。新規事業の9割が失敗すると言われる世の中、改めてその難しさや起業における困難から始まる。
ビジネスパートナーの裏切り、葛藤、競合、政府とのバトル等…
仕事に全てを注ぎ込んできた男による魂の一冊、自分の仕事に誇りを持てているか?改めて自分に問い掛けたい

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2024年01月16日

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知られざるナイキ誕生秘話。
ワタシの今年のベスト本になりそうなくらい、めちゃくちゃ良かった!
ナイキと日本がこんなに強く、運命的な絆で結ばれているとは全然知らなかった。
日本が、当時の日本の人たちがちょっと誇らしい。
日本人の自分ですら知らない、有能な日本人ビジネスマンがたくさんことを知った。

イキは人々の暮らしを少しでも良いものにするために存在している。
ただのスポーツ用品メーカーではない。
みんながもっとベストを出せるよう、その手伝いをしている。

ナイキのスニーカーが今までとは違って見えるようになることは間違いない。

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2023年10月31日

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ナイキのフィルナイトの本。前から気になっていた本。満を持して読書

メモ
・世界は戦争や苦痛、貧困に溢れていて、単調な毎日は心身を消耗させ、不公平なことばかりだ。そんな中でただ一つの解決法は、けた外れに大きくてあり得ない夢、追い求める価値があり、自分に見合った楽しい夢を見つけて、アスリートのように一心にそれを追い求めること。
・世界は馬鹿げたアイデアでできている。歴史は馬鹿げたアイデアの連続。
・素敵な母

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2023年10月08日

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ネタバレ

自分を信じろ、信念を貫け
とても面白い本だった。NIKEが日本と関わりのある会社で、日商岩井がNIKEの危機を救ったことなど、興味深い。ブルーリボンとしての創業時を読むと、はったりビジネスはどうかと、眉を顰める部分もあると感じたが、現在の世界的企業であるNIKEの存在を見ると、よくここまで成長したなと感心する。売上が右肩上がりでもなお、株式公開までの常時キャッシュ不足というのが、起業の難しさと感じた

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2023年09月13日

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NIKE創業の物語。順風満帆とはほど遠く、現金もショートし銀行にも見限られ、常に綱渡りの操業を行ってきた。それでも諦めずここまでのブランドにしたのは著者フィルナイトの執念と、心の底から靴が好きなSHOE DOGの魂のようなものがそうさせたのだろうと想像する。
これほどまでに情熱をかけて打ち込めるものに出会ってみたい。

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2023年05月01日

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NIKEの壮絶な紆余曲折、山あり谷ありのストーリが描かれていて、読者としても一喜一憂する場面が多々あった。一つ一つの課題に真摯に取り組み、時には大胆に時には繊細に向き合う姿に感銘を受けた。その誠実さがここまでの大企業にしたことであろう。最後の謝辞では関係者全てに感謝を述べられ、フィルナイト氏の素敵な人間性も垣間見られ、私自身の人生の指標ともしたい一冊と言える。

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2023年04月14日

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読んでみて、こういう歴史があったんだと思うことが多かった!学生の頃、スニーカー集めにハマったな〜。今は当たり前の世界的な大企業のナイキを知る素敵な本。

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2023年03月20日

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ナイキ創設者のフィルナイトによる自伝。ナイキはアシックスがなければ生まれなkったこと、フィルナイトが自分で靴を作りたかったこと、スポーツだけに留まらず、ライフスタイル提案まで事業を広げたことなど、とてもアントレプレナーシップを感じることができる一冊。ナイキのロゴの誕生秘話も素敵。当時美術学校生だった人が作ったとこ。

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2022年12月27日

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NIKE創業者フィルナイトの自伝。今では巨大企業だけど、現金が常に足らなく綱渡りが続き、銀行にも二度、見放されてる時代があったのは驚きであり、読んでいて胃が痛くなりそう。ヒリヒリするしフィルナイトの根性が凄いわ。

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2022年12月21日

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NIKEがもっともっと好きになったし、学ぶことが多かった。強い精神力と信念を持って、諦めず走り続ければ、いつか目指すところに到達できるはず。そして何より表紙のデザインがイカす。

「ルールを守ったことでなく、ルールを破ったことが人々の記憶に残る。」

「何が起ころうと立ち止まるな。」

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2022年11月19日

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ナイトの苦闘が生々しく描かれる。ビジネスのメソッドとしてではなく、ノンフィクション物語として面白い。さらにNIKEが好きになった。

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2022年09月24日

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今では誰もが知るメーカーだが、割と最近出来た会社、しかも相当な苦労の上で今がある事に驚いた。
また、著者の仲間に対する愛が感じられた。
色々な人の自伝を読んで思うのは、偉大な経営者には偉大な仲間が多いこと。
恐らく一人一人では名を残す程ではないが、チームとして集まると凄い力を発揮出来るんだと思う。
そしてそれを束ねるのが偉大な経営者なんだろう。
チームに憧れた。

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2022年05月19日

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ナイキ創業者フィル・ナイトの気魄に満ちた自伝。

押しも押されもせぬグローバル企業、ナイト氏がいかに天才ぶりを発揮したんだろう…と思いきや、株式公開まで綱渡りの日々。
強運と素晴らしい同僚らとの密なコミュニケーションが成長を後押ししたんだろうか。

戦後日本企業(オニツカ、日商岩井)との取引、関わりが深く、知日派。また、取引先となる国々との付き合い方は勉強家だなと感じた。

スポンサードしたアスリート達との親交も記されるが、深い人柄が垣間見える。

訳も良いのか、長編でも読みやすい。登場人物が多いが、見出しが人物名になっていたり振り返りやすかった。

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2022年05月08日

購入済み

すさまじい爽快感

事実関係は大雑把だけれど、彼がどのような想いで40年間駆け抜けたのかがよく分かる。
熱い想いが伝わってきた。
もっと自分の人生を力強く駆け抜けたいと感じた。

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2019年02月02日

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NB派ですがw

ってな事で、フィル・ナイトの『SHOE DOG』

NIKEの創始者のフィル・ナイトの自伝録。

NIKE創業前はオニツカタイガーのシューズを売っていたとか、オニツカに裏切られたとか、現在に至るまでの道のりを熱く綴っております

まあ、靴に一生を捧げたSHOE DOGじゃね

岡山のbigriverことフィルナイト様のサインまで頂いて恐縮です
ありがとうございました

2019年37冊目

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2024年01月22日

Posted by ブクログ

本感想メモ

創業者の行動一つ一つに共感できるかはさておき、動き続けることが成功・勝ちのベースにあることを強く感じた。全体通じて度重なる困難に対して行動し続ける姿勢から、やる気を分け与えてもらえた本だった。

・人生は成長だ。成長がなければ死ぬしかない。

・天職とはどういうものかわからずとも、探すのだ。天職を追い求めることによって、疲労にも耐えられ、失意をも燃料とし、これまで感じられなかった高揚感を得られる。

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2024年01月08日

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「海賊と呼ばれた男」に続き、経営者のリアルを知りたくて読んだ。
やはり、ビジネスはある意味で戦争であり苦難の連続。今でこそ誰もが知るブランドも、はじめは自宅の一室を倉庫としてスタートしたのだから、誰にだってチャンスはあるんだと思った。将来的に有名ブランドに育つかどうかは、ひっきりなしに訪れる苦難から逃げずに乗り越えてきたかどうかの違い。
オニツカとの決別、年がら年中の資金繰り、本当に大変なのに、ナイキを信じてビジネスを継続したブルーリボンの社長とメンバーがすごい。読んだら勇気が出る1冊。

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2023年10月14日

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ナイキの共同創業者フィル・ナイトの自伝です。24歳の若者ナイトがナイキを起業してから株式公開して一流企業になるまでが著わされています。ノンフィクションとは思えない程、個性豊かな仲間たち、ウッデル、ジョンソン、バウワーマンなどなどの人々が活き活きと時には懊悩しながら仕事と格闘をしている様子が読んでいて胸に迫るものがあります。そのなかで本来ならハラハラするような場面でも若干あっさりした感じに読めてしまった気がしたのは、少し残念な気がしました。
ですが、最終章では2007年時点でのかつての仲間たちや家族の近況を情感たっぷりに描けていてその点は感動的でした。

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2023年10月09日

Posted by ブクログ

ナイトさんのナイキ関わる創業の物語がありありと描かれた重厚で濃密な物語。
300ページまで読んで。
・緊迫で迫られている。オニツカとこのような関わりがあるのに驚いた。

最後まで読んで。
・自分は死ぬまでに何をやりたいんだろう?このままでいいのか。そんなことを考えさせてもらう物語だった。
・最後の544から545は、私たちがアメリカは起業家精神に富んだ国だという思い込みを全く持って変えてくれ、私たちに勇気と頑張る力を与えてくれる

→懸命に自分が信じた道を突き進んでいきたい。

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2023年09月19日

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ナイキの生い立ちについて勉強になった。
スニーカー好きは読んだ方がいい本だと思った。
でも長かった!笑

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2023年02月17日

Posted by ブクログ

コメ主が日頃よりお世話になっているアパレルブランドのNIKE!!
本書を手に取った動機は、NIKEの創業者であるフィル・ナイト氏の自伝ということで大変興味を惹かれたためである。
今や世界規模の大企業であるNIKEが、靴販売から始まり、今日に至るアパレルブランドに発展するまでの経緯が生々しく記されていて大変面白かった!!
学生ももちろん、社会人で起業を考えている人も、考えていない人もモチベーションを高めてくれる本だと思う。

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2022年11月08日

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■どんな読者向きか
・起業や新規事業に挑戦している(しようとしている)人
・チームをまとめることに課題を感じている人

■所感
世界的スポーツブランド「ナイキ」の創業者が書いた創業から成功までの物語。

著者が1人でがむしゃらに挑戦するなかで、1人、また1人とクセと情熱に溢れたメンバーが集まり、ぶつかりながらも同じ方向に向かっていく様はリーダーシップとフォロワーシップ、さらに組織についての学びが多くあると感じる。また、起業家としての志もところどころに感じ、スタートアップの教科書的な1面もあるように見える。

ナイキの成功には日本企業の存在が不可欠であったということも、少し嬉しい気持ちになる。
日商岩井(現双日)がナイキを助けた瞬間は心が熱くなり、まさに士魂商才を体現していた。(一方のオニツカは‥)

ビジネスで新しい挑戦をされる方はきっと何かしらの示唆を得られる良本。

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2022年10月25日

Posted by ブクログ

ビジネスとして戦うこと、裏切ること、裏切られることはいろいろある。でも、粘り強いこと、仲間を信じ裏切らなかったこと、起こりうることに常に正直出会ったことが、この人の今を作っていると思う。
留学の途中、ポートランド近傍のナイキ本社を訪れた息子に会社の様子を聞いたが、研究と福利厚生を兼ねたスポーツ施設や社員用ショップの充実ぶりは大変羨ましかった。社員を大切にする姿勢、日本の企業も1社でも多く参考にしてほしいと願うばかりである。

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2022年05月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ナイキのスニーカーは何足か持ってはいるが、私は運動神経抜群な方ではないし、スポーツが大好きなわけでもないが、話題だからちよっと読んで見ようか…くらいの軽い気待ちで手に取ったらぐんぐん引き込まれてしまった。山あり谷あり、というか、ずっとキャッシュフローの面では谷ばかりなんじゃないかと思うが、そんな中で奮闘するフィルの語り口が軽快で面白い。人生の前半はかなりページもさいて詳しく書かれているが、後半にいくほどさらっとした描写になるので、もっと詳しいところも知ってみたいなと思った。

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2022年05月16日

ネタバレ

ナイキも悪よのう~

言わずと知れたナイキ創業者の自伝だが、
日本人や日本企業が大いに其れに関わっていたというのは、一部の日本人しか知らないだろうな。
昔からのスポーツシューズマニアなので、
その話しは知ってはいたが、此処まで濃密な関係にあったのかと読後に感嘆した。
色んなエピソードが綴られているが、オニツカタイガーを利用、利用されての急成長。
かえってナイキ側の方が騙した、盗んだ事が多かっただろうな。
オニツカの登場人物はやや冷徹に描き、資金面でバックアップした日商岩井は、ヒーロー的に描き過ぎな面が否めない。
まあ、ナイキ共同創業者フィル・ナイトの自伝だからしょうがないが、オニツカタイガー側の文献も是非見てみたいものです。
でも、ストーリー的には大変面白い作品だった。ただ訳が悪いのか書き手が悪いのか、文章表現的に??の部分が少なからずあったな。

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2019年04月02日

Posted by ブクログ

NIKE共同創業者フィル・ナイトの自伝。オニツカタイガーや日商岩井など日本企業との深い関係があったこと、資金繰りの苦労、ライバルや政府との闘いなどが読みどころだと思うが、印象に残るのは部下からの報告の手紙に返信しなかったり、大事な場面で必要な言葉を飲み込んでしまう陰キャエピソード。いろんな経営者がいるよね。

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2024年05月13日

Posted by ブクログ

ずっと読みたいなと思っていた本。ナイキ創業者フィル・ナイトの半生を描きながら、ナイキの誕生から成功までが綴られた本。500ページ以上と読み応えが凄まじく、正直もう少しコンパクトに纏まっていたら良かったなと。。
まさかあのナイキが、日本のシューズ(オニツカ社、現アシックス)のアメリカでの販売代理店としてキャリアをスタートさせていたとは意外だった。
様々な人との出会い、信じては裏切られ、何度も危機に陥りながら、取り返しのつかないような嘘をついてごまかしながらも、最終的には運も手伝ってかなんとかそんな困難も切り抜けて、ホッと一息できるかと思ったらまた別の困難が来て…と本当に壮絶な人生だなと。
そんな中でも印象的だったのが、フィル・ナイトのどんな時でも自分の信念に従ってただ前を向いてひたすら進んでいく姿。そして常に成功を疑わず自分を信じて努力を惜しまない姿。こういう姿勢が運をも呼び込むのだろうなと。
久々に気の引き締まる本を読めた。日々どんな小さなことでも成長できる人間でありたいものですね。

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2024年02月03日

Posted by ブクログ

ナイキの創業者の自叙伝。ナイキの誕生から、世界最高のスポーツメーカーになるまでの苦労や紆余曲折が描かれている。

自分的にはあまりハマらなかったかな。
著者の仕事のやり方が、納得できない部分が多く、正直読み進めるのが辛かった。
まるで実態もないのに、日本のオニツカとビジネスの話を進めて「後付け」で準備したり、会社のために一生懸命働くジョンソンへの扱いがひどかったり、行き当たりばったりで決めたり、と。
それが結果として企業が大きくなったので、成功なんだろうけど。
日経新聞の「私の履歴書」をずーっと読んでる感じ。

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2023年12月03日

Posted by ブクログ

NIKE創業の話

日本の靴オニツカのアメリカの販売代理店からスタート、生活保障の観点から当初は会計事務所の会社員や大学の講師などの二足の草鞋を履いていた

オニツカから靴の供給を打ち切られるリスクに備え、自らの手で靴を製造販売するNIKEを起こした

日商岩井に支えられながら、上場まで果たした

創業者自身がランナーだったこともあり、無類の靴好き、shoe dog
創業成功譚の理論的な話ではなく、思いがメイン

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2023年03月17日

Posted by ブクログ

洗練されていない生々しさがこの本の魅力だとは思うが、筆者とナイキのヒストリーをダラダラと語っているだけのように感じられた。
評判ほど良い本とは思えなかった。

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2022年09月02日

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