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Posted by ブクログ
2017/11/26今そこにあるバブル 滝田洋一 「4」
バブル関連データのおさらい
1.GDP基準の変更 企業研究開発費(R&D)を投資に加える
+30兆円 500兆円→532兆円
全要素生産性の向上 「建設・不動産」が引上げ
日銀170427 展望リポート
2.REITバブル(78) 時価11.6兆円 指数1000 2000
配当利回り10% 4%
3.不動産向け融資拡大 60 70
相続対策APローン キャッシュフローはない
4.リーマンショック GDPがΔ50兆円 トヨタ1.4兆円の赤字
5.中央銀行の金融緩和出口
米国 欧州 日本がアンカー
6.日本のバブル
株価てこ入れ 日銀のETF購入6兆円
GRIF
2025年問題 財政はもたない
社会保障改革にどう取り組むか
Posted by ブクログ
まさにタイムリー!
2月に入って株式市場の大幅な調整を迎え、
その後のマーケットも信頼感が薄く
ウロウロしている最中に本書を読みました。
滝田さんの文章やお話は、
例えが上手なので尊敬します。
「この言葉を使えば誰もがイメージできる」という、端的にその事柄を表現する語句を持ってくるんですよね。
ダラダラとした説明がなく、「言い得て妙」な単語。
そのためとてもリズミカルで、非常に読みやすいんです。
ところで滝田さんといえば、新書の論調はもっと硬かったと思います。本書は、まるでエッセイかと思うような出だしの第1章。するするっと引き込まれて行きました。
何気ない日常の出来事や街の様子から、景気の動きをキャッチします。その感覚、そのアンテナが投資家や生活者としてとても大事。
つまり、バブル崩壊に巻き込まれない防衛術なのです。
滝田さんの視点を真似て街を歩けば、景気の先読みができるようになるのではないか? と思います。大変勉強になる1冊です。
日銀の今後の出方はどうなるのだろう?
いま、誰もがそう思っていると思います。ぜひ、大きな動きが出る前に、本書を通読されることをお勧めします。