【感想・ネタバレ】妖奇庵夜話 花闇の来訪者のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

季節は春
桜舞い散る表紙…桜餅に金鍔
一見繋がりがない事件関係者達が複雑に絡み合いながら真相に近づいていく。

ラストの十代だった青目の過去が出たところで
  続く…気になりすぎて待てない_| ̄|○

今回の表紙が美しすぎる(〃ω〃)

0
2021年09月15日

Posted by ブクログ

佳境に入っている感じが、ビシビシ伝わってくる。人間・妖人関係も少しずつ変化していく様、心の動く様が細やかでとても惹き付けられます。

0
2019年05月17日

Posted by ブクログ

伊織さんに飲み込まれ体の一部になるであろう桜に対して初めて暗い妬みの感情もつ夷さん、伊織さんに対して悪意以外の感情で執着する青目さん
萌えが詰まってしんどい

今回は青目さんが主犯ではないけれどやっぱり関わっていたし、それは青目さんなりの捻じ曲がった恩返しのような感じだからなんとなくタチが悪い

目さん子供いたのか・・しかも僅かながら愛情らしきものもあったのか・・・
母親はきっと彼がカッとなって殺してしまったのだと勝手に推測する
子供の首を絞める母親を自分の母に、締められている子供を自分に重ね合わせてしまったのかな

0
2021年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ6作目。ネグレクト、パワハラ、老々介護など、今の世の中では他人事と済まされない社会問題が大テーマとなっていて、重みのある内容でした…
そんな中、救いは食堂でボランティアの仕事をして前向きに頑張るマメの成長ぶりでした。眩しい、かわいい。

麗花、春香、美亜とひとつひとつのエピソードと事件が、話が進むにしたがって繋がっていき最終的にはっとさせる結末になっていくところとかやっぱりすごいと思ってしまいます。
そして今回も伊織の鋭い推理力と洞察力があますところなく発揮されていて、事件解決には爽快感が。
…でも、犯罪そのものはやるせない気持ちにさせられました。傷つき傷つけられ、追い詰められた人間の弱さが辛かったです。

でも、伊織と脇坂のやりとりがまたまたパワーアップしててすごく面白かったです。伊織も脇坂に心を許しているからあそこまで言えるんですよね~?そして負けていない脇坂。ブルジュ・ハリファか洗足家ってところと、きびだんごってところで爆笑。
どんどん鍛えられてるw

青目が出てこないな…と思ってたら、最後でまた伊織への執着をしっかり見せてました…
ラストの青目の一言に、ここからまた何かが始まっているのかと大いにドキドキさせられます。

描き下ろしペーパー、すごく楽しかったです。

0
2017年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

楽しみにしていただけあって一気読み。
これは途中で止められないな……
異様に和菓子が食べたくなるのと、春に満開の桜を感じながら読みたかったなぁというのと。
マメが高校生化してきたのは伊織さん的にどうなのかなそれでもやっぱり可愛いんだろうな
夷さんとの花見のシーンの色気よ……綺麗すぎる……さすが榎田さん。あのシーンだけ中村明日美子さんに挿絵描いていただきたい……

毎回のことながら主語のない(隠された)モノローグ、とでもいうのか、回想というのか、それを主語を推理しながら読んだり、読み返すのが楽しい。
最後までチョコたっぷり!な書き方も一気に勢いで読める理由なのだろう。
チョコというかたっぷりなのは青目だけどね!!!
切なくなるラスト……そして青目に感情移入させる文章のせいで憎めなくなってきている……どうしてくれる……救ってあげたいけど無理だろうなぁ……伊織が青目を殺してしまう(意図せずorやむを得ず)エンドかなー辛いなーどうにかハッピーエンド……とまでいかなくとも、うまくまとまってほしいなぁ……

0
2017年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作よりも胸糞悪いことは少なく、すんなり読めた。
女性を虐げる男たちには辟易するが、、、。

今回は脇坂も鱗田も大人し目。
捜査一課の玖島が活躍、、、ではないがお茶会に参加するのは新しい展開で新鮮だった。

事件の発端となるきっかけを作ってしまったのは伊織だが、やはり罪はないと思う。
犯罪を犯してしまう2人を引き合わせたのは伊織だが、犯罪を犯そうと思ったのはその本人。こんなことは多々ある。
殺人だけでなく、不倫や詐欺、窃盗なんかはきっとこんな風な巡り合わせがあるけど、当人たちの倫理や正義で未然に防がれているものが多いんだろう。
トリガーを引いたのはやはり青目。
悲しい思い、辛い経験、優しくされた記憶があるのに罪という概念が欠落している。
どんな方法をとれば青目は救われるのだろう。

0
2022年07月05日

Posted by ブクログ

面白いです
今回は桜が背景を彩っています
そして、伊織と青目との距離がどんどん縮まっています
目が離せないですね

0
2021年01月29日

Posted by ブクログ

桜の、美しくそして儚い風景をバックに、何とも物悲しい物語。人の小さな弱さ。絶望。そこから自分を守る術と、その選択。…難しい。
助けてって言えること。そして聞こえたら手を差し伸べること。
人の弱さを知る人でありたい。


0
2019年08月04日

Posted by ブクログ

ほとんど出てこないのに青目の存在感がすごい。
伊織がどんどん傾いていってる気がするので次巻を…!早く…!!きになるー!!

0
2018年06月21日

Posted by ブクログ

 マメくんが、食堂でボランティアとして働き始めた。
 が、殺人事件がおこって、彼は容疑者とされてしまう。

 とはいえ、さくっと容疑ははれるんだけどね。
 今回は、とても日常的な話。
 日常的なのに、なんともいえない居心地の悪さがあって、事件がおこって解決に向かっていく間に、その居心地の悪さがほどけていく感触があって、上手いと思う。

 うん。
 今までの話は、閉塞感が常にあったのだけど、今回はなんか違ってる感で、きてる。
 上手く、ギアチェンジしたと思う。

 とはいえ、オチは弱いかな。
 まぁ、むしろ弱いからこそ、彼女たちの境遇が浮き彫りになるのだけど。

 …桜餅が猛烈に食べたくなりました。
 でも、私は関西風が好きですww

0
2018年03月22日

Posted by ブクログ

どうでございと偉ぶるわけでもなく、さり気なく、さり気なく、茶の湯のマナーを知れるシリーズでもあるな、とまた思う回。
「人の為に」強く行動できる者は果たして「己の為」を思えるか?といった具合の印象を強く残した。事件に関わる者達だけでなく、同様の思いを基点に新しいことに挑戦し心体共に目覚ましく成長しつつある弟子丸マメの存在が、その陰影ゆえの悩ましさに光を差している。

0
2018年01月07日

Posted by ブクログ

シリーズ第6弾。待ってました。
やっぱり人の心って怖いなーと実感。
職場で皆でイジメをするとか、心が麻痺してその痛みと恐怖をまた別な誰かにぶつけたてしまったりとキリがない。
青目の伊織への執着もまた怖い。
さらに怖いのは、飲み込まれそうになる伊織さんか。

0
2017年08月03日

Posted by ブクログ

シリーズ第6弾。
相変わらず伊織にのみ執着する青目。
伊織を手に入れるため、他人を傷つけることに何の罪悪感を持たず、なぜ罪悪感を持つのかも理解できない。それが〈悪鬼〉の生まれながらの性なのか、育った環境のせいなのか。
いずれにしても、作を重ねるごとに、青目を単なる悪者として憎めなくなってきている。

次で7作目。そろそろ進展が欲しいところだけれど、根本的なところで相容れない2人に和解の道はあるのか、次作以降に期待。

0
2017年07月31日

Posted by ブクログ

今回は青目が絡んでいるだろう事件としては緩い。
その理由もまた伊織に対する執着からなのだが。
青目との絡みが続き、伊織も心が揺さぶられていく。
なぜ青目がこうも伊織に執着するのか、ラストに綴られている10代の頃の青目に起こったことが絡んでくるのだろろうか。

0
2023年09月19日

Posted by ブクログ

利益を求めない食堂で働き始めたマメの成長が微笑ましい。痛め付けられている食堂客と被害者になるその加害者の連続殺人事件は元々のルーチン風。伊織のもう在るだけで発揮されるような魅力が冒頭から眩しく、青目の執着と気だるくいやだと思う伊織のやり取りが艶っぽく、その際揺れるカンテラの映えも含め冴え渡っている。

0
2018年10月14日

Posted by ブクログ

今回の青目の係わり方は控えめで許容範囲だったし,洗足家での相変わらずのやりとりも安定していて,ホームドラマを見るような安定感があった.そして,マメちゃんの成長が嬉しい.

0
2017年10月29日

「小説」ランキング