【感想・ネタバレ】男尊女子のレビュー

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Posted by ブクログ

最近読んだフェミニズム関連書籍ではダントツでおもしろかったです。各トピックに分かれていてわかりやすい。「男尊女子」という造語で女性たちの中にも根付く男女差別意識をじわじわとユーモアを交えながら語る様は正に酒井さんの真骨頂。九州女子の私には九州男女の項目が興味深かったです。フェミニズムには興味あるけれども、ゴリゴリな理論武装書籍はちょっと…という方にもオススメできます。若い人にも読まれてほしいな。

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2019年04月13日

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「負け犬の遠吠え」以来、
なぜ、この方のセンサーは1ミリも劣化がないのか、本当にすごい。

こんな風に年を重ねていきたいと思う。
そして、少しでも男女の格差がなくなるように、
小さくてもあがいていきたいと思う。

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2018年11月19日

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ネタバレ

自分でも気付かないうちに男女差別をしているし、女性はそれを無意識で活用していたりもする。納得。何となく、自分の責任やめんどくささ逃れのために、これは男性がやるべき〜とか思ってしまっている自分。

メモ
女子校だからリーダーでも何でも女子がし、何でも自分でできると思っていたが、大学に入学するとアメフト部やラグビー部のマネージャーになる人の中には女子校出身が非常に多い。女は男を立てるもの。女は男を助けるものと言う感覚を持ち、そこに生きがいを感じる女子(男尊女子)が案外身近にいた。自身も上とか表に立つのは男子に任せていたほうが楽と言う事実を発見した。

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2022年02月28日

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今どきそこまでの男尊女卑はないよ…と全体的に古臭い感じがした。けど、そういう風に考えている人は表立っては言わないだろうけど(森喜朗みたいに)たくさんいるのかなあ、と思った。

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2021年02月22日

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様々なブームをフェミニズム的視点で著書なりに解説してるエッセイ、かなり読みやすい。

結局、カマトトして馬鹿なふりする女が一番可愛くって憎めなくて愛される、なんてすごくアホらしくて寒気がするのに、無意識ながら自分も演じていたのかもなあと思ったときにゾッとするよね、、、

あと自虐はしない方がいい

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2020年10月01日

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ネタバレ

行動パターンだけ見ると自分にもこんなところはある。
だがしかし、その行動原理は女性性を卑下するというよりも
自分という個体を卑下するという方が近いかもしれない。
何故そうなるか考えてみたら
他者に対する負い目だったり、身を守るためだったり、
いろいろあるんだけど
突き詰めると『楽』だから、というところに落ち着いた。いろんな意味で。
…結果的に本書と同じ結論が導き出されたことに驚いた。

やはり今回も目から鱗がぼろぼろ落ちたのでした。
酒井順子さん、恐るべし。

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2020年09月15日

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我々が意識的や無意識的に感じたり用いたりしている男女のジェンダーの差についてのエッセイ
女性はいつも男尊女卑を嫌悪しているわけではなく、あえて一歩下がることを心地よく感じている場合もある
そのように戦略的にまたは無意識的に男性を立てることで自らの地位を維持する女子を著者は男尊女子と呼んでいる

男女の関係が地理的な違いや(例えば九州男子は男尊女卑の意識が強い等)、時代による違いでどう変わるかなど
自分では考えたことのなかった男女の意識の違いが数多く指摘されていてとても興味深かった

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2018年11月23日

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最初、タイトルを見た時は「あれ?男尊女卑」と思ったが、なるほど「男尊女子」、しかも筆者を見て納得。

久しぶりに男尊女卑という言葉を思い出しながら、新しい”男尊女子”という言葉の定義を考えながら読んでみた。サラッと読むには面白いかも。
自分も含め、女性なら往々にして、どこかしら思い当たる節があるのではないかと思う。”男に伍する、男に伍して活躍する”という言葉は初めて聞いた。この言葉の奥深さを知ることができたのは収穫だった。

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2018年10月25日

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負け犬の遠吠えより、少しおとなしい
だけど、今の時代には
これくらいでちょうどいいと思う
正しいことを言っても炎上しますから

面白おかしく揶揄される女性たち
女性の本質が見える感じで
なんだか心が広くなった気がします

『あーーこれが酒井さんが言っていた女性か』
みたいな、
今まではそんな女性に
がっつりとキレていましたけど、
いまはその人の気持ちも汲める心になった気がします

少しだけですけど。。。

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2018年04月11日

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久々に酒井順子さんの作品を読みましたが、相変わらずタイトルが秀逸で、辛辣な中にも愛のあるエッセイだなと思いました。
私は、曲がりなりにも男女平等教育を受けた世代ですし、なにより女子校出身ゆえ若い頃は男女差を感じたことなどなかったように思いますが、そんな私でさえ、アラフォーになり、自分の中の『男尊女子』度が年々上がっているのを感じます。
社会の中で、男尊女子プレイなるものをした方が自分にとってお得なことがあるという経験則が積まれてきたことや、三つ子の魂なのか、家庭環境・教育の影響が今になって出てきているのかもしれません。
平成も終わりに近づいていますが、昭和の価値観から脱却できていない日本。世に男尊女子がいなくならない限り、男女平等やワークライフバランスはなかなか進まないように思いました。

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2018年01月03日

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ネタバレ

「あるある」を連発しながら、面白く読めました。

日本人のDNAなんでしょうね~。
表面的には、バリバリのジェンダーレスの人でも、DNAの奥の方に宿った「男尊女子」思考が、無意識に顔を覗かせるのでしょうね。

酒井順子氏、今回も鋭い視点で切り口も面白かったです。

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2017年12月01日

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その通りすぎて、読んでいてだんだんつらくなりました。好きでやってるならいいけど、そうでないならなんて女子は損なんでしょうね。

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2017年12月01日

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男女平等を主張しつつも男性の一歩後ろを歩きたいという男尊の気持ちが潜在的にある事実とその時代背景を著者の考えも交えながらユーモラスに述べられています。白黒決まっているようで、決まらない正直な書き方に全面的に納得。

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2017年10月29日

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育ってきた環境ってオソロシイ…
男女雇用機会均等法もだいぶ浸透している現在だけど、やっぱり男の子はこう、女の子はこう、といった先入観がたくさんある。
身近なことに照らし合わせてみて、本文を読みながら「そう、そう!」と思わず頷いてしまう一冊。

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2017年09月06日

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酒井順子さん、将来は教科書に載りそうな、
今を代表する作家なったな〜。
誰も言わないけどまさにその通り!な内容。

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2017年09月03日

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大学時代、友人が受講していたゼミの教授は、夫のことを話すとき必ず「配偶者」と呼んでいたそうだ。
友人は、「ナンカヘン」といっていたし、私も変わっているなと思っていたが、もしかしたらその感覚の方が、「ナンカヘン」なのかもしれない。

様々な男尊女子成分を語った本書の中から特に面白いものは以下の3点。

6 主人
私も夫も対外的に相手を呼ぶときは、夫、妻ということが多い。
しかし、「主人」「嫁」という人も少なくないだろう。
私はそれが本当に嫌だが(ヨメ、と言われるのならカミさんの方がずっといい)他人の配偶者を呼ぶときは、ご主人、旦那様、奥様、といってしまう。
疑問を感じるけれど、他に呼び方を知らないし、ここで自己主張してしまってはかえって面倒なことになりかねないからだ。
この問題、思想が透けるという著者の指摘は侮れない。

7 夫婦別姓
これだけ趣味もファッションも多様化しているのに、こと家族の問題に関しては途端に凝り固まってしまう人が多いのはなぜだろう。
「結婚して姓が変わることが、女の幸せ」と思う人はどうぞご勝手に。
しかし、なぜそう思わない人の家庭のことまで心配されなければならないのだ?
同姓にしたって、仮面夫婦もあれば、離婚だって21万7千組(28年度厚労省)もあるというのに。

13 気が強い
気の強さをそのまま出すとよろしくない、とはわかっている。
下町気質、火事と喧嘩は江戸の華!な私もそれは痛い目を見たので知っている。
気が強い、は女性に対して使われるけれど、はて、男性は??
女性の場合、気が強い、けど小動物が好き(爬虫類はダメ?)、とか、料理がうまい、とか、泣き虫、とか、可愛いところをいれなければいけない。
不良が雨の中捨てられた子猫に話しかけていた、的なポイントが必要なようだ。
あー!めんどくせーなー!!

本書の面白さは、自分に置き換えられるからこそ。
フェミニスト気取りの私だって男尊女子成分の混ざり物なしではいられない。
でも…上野先生や田嶋先生ならどうだろう。
悪意ではなく、ぜひともお尋ねしてみたいものだ。

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2017年08月21日

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「男尊女子」だなんて、なんと着想がユニークなんでしょうね。女性の視点からの「人間観察」、いつ読ませてもらっても、学びがあり、かつ、楽しめます。酒井順子さんに「ありがとう」の言葉を贈ります。

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2017年08月16日

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嫁や主人という言葉は、配偶者のいない私にはなじみのない言葉だが、周りに既婚者が増えてきている今、その言葉の意味を理解し考え使わなくてはいけないのか。今までまったく気にせず、というかそもそも他の言葉に関しても特に気にも留めず発していたが、注意深く喋らなくてはと思った。
男尊女子。この本には実際男性はこんな女の人が好きだよね、的なことが書かれているので、モテるために読むというのもいいかもしれない。というか、もっと若いうちに?同年代の男性と接する機会が多いうちに読みたかった。。。今の職場だからこそ出会った本ではあるが。これからの人間関係に生かしたい笑 世の女性たちはこんなにも自分を殺してうまく人間関係を構築しているのか。。。
男の人の感想を是非聞きたい。
おーいお茶についても読んだときはあまりピンとこなかったが、よくよく考えると兄が「お茶」っていうのをいつもむかついてみていたなぁ、王子様だから仕方ないと小さい頃から姉と言っていたなぁと思った。

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2017年06月07日

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子供のころからの価値観というか、洗脳的な自分の中の普通の感覚と世間とのズレや違和感など、ハッキリと白黒つけれないモワモワした感情になった。

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2022年06月28日

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読みながら思わず声を上げて笑ってしまう箇所や神妙になる箇所がありました。

男女平等やフェミニズムに対して感じていたモヤモヤを言語化して頂いた感じです。

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2020年11月25日

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あるある〜わかる〜とあちこちで頷いたり笑ったり。
今の若い世代は男性側の意識も変わってきた。女性はこうするべきなどと考える男性も減っただろう。それはとてもいいこと。対して女性は今でも「男性はこうするべき」といろいろ考える人は多いと思う。男は稼いでなんぼ、デートの食事代は当然男性が出すべき、運転しない男は論外...みたいな。男はこうあるべき、女はこうあるべき的な発言は自分を小さい人間に見せるだけかもしれませんね。

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2019年09月17日

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伝統芸能や年配者の男尊女卑、まあまあ対等に生きている過渡期の今、あからさまな差別が見えづらくなって来ている、こんな時代の男尊女卑をほじくりだして顕在化してみました。

水と安全と同権はタダ、という感覚になったゆえの専業主婦志向であり選挙棄権…なるほどです。

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2019年04月14日

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なかなか興味深い内容でしたねぇ…! 酒井さんの本を読むのは久しぶりですけれども、相も変わらずリズム感のある文章で…社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

男を立てておいた方がラクというね、そういう思考回路があるみたいなんですなぁ…女性には…!

僕はどうかなぁ…「あたしが引っ張ってってやる!」的な女性も決して嫌いではないですけれども、まだまだ少数派なんでしょうか…それとあまりにも理屈っぽいのはアレですけれども、カマトトぶった女性っていうのもあまり…少なくとも僕は興味ない、かな…昨今の若い男性も以前の男性より鋭くなっていると思いますから…そういうの、見破られるような気がしてなりませんねぇ…さようなら。

ヽ(・ω・)/ズコー

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2019年03月29日

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男尊女卑な女子を男尊女子と命名。世の中に対する洞察というか、もやもやっとしたものを明瞭に言語化するあたりがスゴイと感じた。少々きわどいネタもあって意外な一面も。

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2018年02月20日

Posted by ブクログ

「男尊女卑」ならぬ「男尊女子」ね。あるある~って感じで読めました。結局、男子を立てる「男尊女子」の方が、賢く世の中を渡っている感じ。

酒井さんの「男尊女子」を冷めた目で見つつも、女子扱いされて少しうれしい気持ちも、うまく書いているな~っておもしろく読みました。

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2018年02月05日

Posted by ブクログ

いるなー、確かに男尊女子σ^_^; 旦那や息子に何もさせないのがむしろ自慢♪( ´θ`)ノって人。

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2018年01月03日

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ネタバレ

主人?夫?
夫婦別姓?
など、自分自身気になることがたくさん載っていて面白い。
私は、オットと呼んでいました(過去形)。
主人と言いたくなかった。

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2017年12月11日

Posted by ブクログ

作者より少し下の世代だけど、同じ昭和に生まれて平成に生きる女の一人として、この男尊女子の感覚はよくわかる。それを否定せず、矛盾をわかって生きていこうとするこの本の姿勢には共感がもてた。

酒井さんは女性特有のモヤっとした感情を言葉で表すのがうまいですね。

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2017年12月09日

Posted by ブクログ

これはもうエッセイを超えて女性学の本。いつもの鋭い社会分析に加えて、自己分析も鋭い。
世の中いろいろ不愉快だけど、もういちいち、ここが不愉快だとかここが気に障るだとか言うのも面倒だよ。いいかげん気がつきなよ。

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2017年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さーっと読めるのは毎度のこと。
つれあいのことを他人に言うとき”主人””夫””旦那”のどれでいうか、の議論。
無知のフリ、東大卒の女性の苦労等など。
でも、つくづく思うのはそう遠くない過去、女性のあまりにも不遇さ。
選挙権もなく、親に従い、夫に従い、子に従い死んでいく。
そんな時代に生まれなくて良かったと胸を撫で下ろす。

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2017年06月24日

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