【感想・ネタバレ】三菱・三井・住友 「三大財閥」がわかる本のレビュー

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Posted by ブクログ

一般教養として、日本の財閥を知りたくて読みました。私の勤めている企業も含まれていますが、この財閥グループの一員ということを意識することはあまりなく、自ら調べないとわからないのです。最近の私の勤務先の企業は、利益第一ばかりを押し出しており、財閥グループの一員として社会的活動(ノブリスオブリージュ的な活動)は疎かになっているように感じます。ちょっと残念な感じです。

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2024年04月06日

Posted by ブクログ

大企業の不祥事が相次ぎ、どのような企業に勤めていても先行きが見えない、21世紀。
そんな中で、企業グループとして長期間、大きな存在であり続けるのが、「三大財閥」と呼ばれる、三菱・三井・住友のグループ企業群。
この本はその三大財閥について解説した一冊です。

第1章の導入を経て、第2章ではそれぞれのグループがどのような企業で構成されているかを解説し、以降は、世界市場への進出度、各財閥の発展の基となったキーパーソンの紹介、そして、最新の動向と未来展望という内容に展開していきます。

読んでまず驚いたのは、各グループに分類される企業の多さとその大きさ。
三大財閥合わせると日本のGDPの4分の1を占める、ということで、その影響力の強さを改めて認識しました。
またその大きさという理由も含め、戦後の財閥解体の動きの中で、この三大財閥が生き残った経緯も、理解することができました。

現在は相互のグループ企業が提携している業種もあり、全体的にゆるやかなつながりになりつつあるようですが、今後も日本経済の中で大きな存在であり続けるのだろうなあと、感じました。
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2017年09月28日

Posted by ブクログ

三井、三菱、住友の三大財閥について、深く掘り下げるというよりは、雑学レベルの知識の補充をするのによい本…といった感じでしょうか。経営トップに直接インタビューしたりということではなく、HPや出版物など、公開されている情報やデータをもとに、ライターさんたちが集まって書いた本ですね…。そういうものだと思って読めば、それなりに面白いとは思いますが。

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2017年02月10日

Posted by ブクログ

トヨタは経営危機に陥った時、三井系の銀行が融資してくれたので、三井財閥グループの二木会の一員になってる。
同じ時期、三菱や住友系の金融機関からコケにされたことを、いまだにずっと根に持っていて、その時の仕返しをしてる、というエピソードに驚いた。

住友銀行(当時は大阪銀行)は
「機屋に貸せても、鍛冶屋には貸せない」
と、トヨタの緊急融資の要請を断ったばかりか、貸出金の回収に走り、トヨタとの取引を打ち切った。この交渉での心労がたたり、創業者の豊田喜一郎は1952年3月に急逝してる。
トヨタ歴代社長は、この仕打ちをずっと忘れない。
65年、トヨタは経営危機に瀕していたプリンス自動車の救済を、プリンスのメインバンクである住友銀の堀田庄三頭取から懇願された時、トヨタの石田退三会長は
「鍛冶屋の私どもでは不具合でしょうから」と堀田頭取の要請を拒絶した。

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2017年02月08日

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