【感想・ネタバレ】ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネームのレビュー

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Posted by ブクログ

カクヨム黎明期に連載されていた同名作品の書籍化。
歴史的に低評価とされてしまったゲーム作品を、厄介な、そして多大な愛を持ったゲームオタクの老人が語るという作品。

連載当時は未来だった2021年をすでに迎え、一部の作中作品はすでにリリースされたことになっている。
100年前として語られる2000年代のゲームは、妙に詳細に語られる。

そんな違和感を忘れてしまうくらい、本当にあるかもしれない、作られてしまうかもしれない、そんなゲームがいくつも紹介される。
それらゲームの背景には、我々が知らないはずの100年の歴史があり、時代ごとの倫理観があり、常識がある。それがどうようもないほどに本作をSFたらしめている。
Web媒体で更新を待っていた時、間違いなく自分の心は2115年にいた。

連載版ではさらに追加エピソードが数話、同名異作として2話ほどこの世界観のストーリーを読める。

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2021年03月17日

Posted by ブクログ

2115年のレトロゲームレビュー。くどいし長いその語り口がレビューサイトそのもので良かった。ちょうどバーチャルに親しむ日々のお供に最適でした。ただまあ、webで読む方が質感が出るかな・・・

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2020年08月25日

購入済み

このまま技術が発展したらどんなクソゲーが生まれるか、というブログ形式の小説。生粋のゲームオタクが書いている設定で、ちょっと文の癖が強い。
夢のような技術も浸透していくと有って当たり前の日常の一部になる感覚、現在のスマホやらGPSやらで共感できる。

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2019年11月26日

Posted by ブクログ

「2115年」現在から見た「レトロゲー」を紹介する「低評価ゲームレビューサイト」のまとめ。

いわゆるクソゲーのレビューなのだけど、何故それがクソゲーと言われるに至ったか、丁寧にゲームそのものを解説しつつ、そのゲームが発売された当時(主に2050年代~2080年代)の流れを交えつつ、レビュアーがどれほどそのゲームを楽しく遊んだかが語られる、まだ見ぬゲームなのにふしぎな懐かしさを感じる。

元がデビューサイト(という体)なので書籍になってしまうと若干の物足りなさを感じるものの、面白さには変わりなし。
根底にあるサイバーパンク感もいい。

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2017年08月07日

Posted by ブクログ

ウェブサイトで発表されてたやつが好評なので紙に印刷してみましたと言ふもの。
 時代がこう成ったので、このやうなゲームを作りました。こんなふうに糞ゲーになりました。と言ふのが延々。
 ゲームを異常な速度でクリアしてしまふ美少女型ゲーム機、レヴェルが上がると画面がしょぼくなり果ては凄いことになるゲームばか矯正ゲーム、なんか知らんけど異様な、ARだか何だかができた問題、他、技術の進歩と人類の愚行がいかなるバカゲーを作ってしまふかの歴史が流れる。
 うむうむ。

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2018年04月12日

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