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もっと現実的な「タラレバ娘」
他人の人生を覗き見するのって、めちゃくちゃ面白い!と感じさせられる作品です。義親の介護や旦那の浮気など、よくある話かもしれませんが、誰かが落ち込んでいたら誰かが励ましてくれる、女友達の尊さを改めて感じました。こんな友達ほしい。
アラフォーの人生
それぞれの生活に苦労しながら生きつつ、たまに会っては愚痴を言い合いラインで支えあう3人のアラフォー女性が主人公のマンガ。
小野寺スミ(43)は小4・小2・5歳の男の子を育てる漫画家。特に一番下の子はダウン症の為コミュニケーションが独特で読みづらい。夫はデザイン会社をやっていて忙しいのか4日は事務所に泊まっているが、はっきり言って不倫の気配がする。
三笠マキ(43)は昔六本木で水商売をしていたが今は熟女バーでバイトをする日々。まともな男と付き合ったことがないマキの現在の彼氏もその日暮らしの年下のほぼヒモ。
千葉恵子(43)は5歳年上の単身赴任中の夫を持ち、認知症気味の義母の介護をする女性。不妊治療をしたが子宝には恵まれなかった。
スミは新しい担当の年下男性とイイ感じになり、マキは彼氏の親の介護が必要になったことがきっかけでプロポーズを受け彼の田舎へ移住。
恵子は義母の孫がいないことに対するチクチクとした嫁いびりを受け流していたら妊娠した。
こんなアラフォー女性3人の東京タラレバ娘とはちょっと違う生活が見れて面白かった。
アラフォー
三者三様のアラフォー女性の話
みんな独身なら結婚してる友達が羨ましい、結婚してたら独身が、キャリアウーマンなら…と言う感じでしょうか
みんな人(の芝生)がよく見えてしまう…と言う構図が良く描かれていると思います
人生色々
この年になっても、本音で言い合える3人が良かったです。きれいで良い話ではなくて、なんかスッキリしない、モヤモヤするんだけど、43歳となると自分がどんな人間か分かってるから、譲れないものもあるっていう葛藤がなんか分かるなと思いました。
幼過ぎる、不惑のオトメちゃん
本当に、女性は、40歳をすぎると、こんなにも不安定で、自分勝手で、はたから見るとイタイタしくなってしまうのかと、暗澹たる気持ちにさせられます。カラダの変化は、まあ仕方ないとして、精神構造が、ただ若いだけでチヤホヤされた時の二十代前半くらいで停止しているような登場人物たちに、失笑を禁じ得ない場面が何回も出てくるので… かなり、世代に関係なく、女性たちからの支持を集めている作品のようですが、要は、とことん男性を「敵認定」して、こきおろす、こきおろす、ただそれだけです。都合よく?登場人物のパートナーとなる男性たちに、かなり問題がある設定なので、それにかこつけて、もう、文句と批判と見下しのオンパレードです。こういう「ガス抜き」というか、マスターベーション的な作品は、いま、ストレスの多い社会では、受け入れられているんだろうなとも、思ってしまう。漫画だから、娯楽だから、世間の男、現実の旦那や彼氏になぞらえて、笑い飛ばして、刹那に楽しめれば、それでいいじゃないという意見が多数かもしれない。ただ、こういう「都合のいい欲望」、具体的には、43歳の作家である、息子3人を抱える主人公が、28歳のイケメン編集からなにかと優しくされたことから、女として求められている、ありっちゃありか、しかしまあ、どうしようかな、なんてトキメキしちゃう場面や、元彼がめちゃくちゃ渋くていいオトコに「熟成」されたことから、家族に内緒で密会する場面、そういうものを素敵、素敵、わかる、あるあると支持を集めているのは、なんか、ちょっと怖いです。作中、違法行為も堂々と描かれ(別居中の旦那の洋服を、全体の購入額は数十万円と思われるものが、10万円でリサイクルショップに売れたと喜び、着服したり、元カレの家の敷地内に侵入したり)、それすらも、支持者からは「あり、あり、わかるわかる、そのくらいオンナノコなら、したっていいんだもん!」と賛美されるのって、やっぱり、おかしい。あとは、ネットで見る限りでは、作者氏とは、なんの縁もゆかりもない、特定の県を、ダメな元彼の出身地だからと、無知なうろ覚えの、おおげさな「知識」で、ことごとくディスる場面があり、これは、当該の県の観光協会などから抗議されるのではと思うほどに、行き過ぎている。ガス抜き作品だからって、なんでも描けばいいというものではないですよ。