【感想・ネタバレ】蟇屋敷の殺人のレビュー

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Posted by ブクログ

このタイトルだけでぐぐっと引き付けられてしまいました(笑)。蟇屋敷、連続殺人、跳梁跋扈する怪人、と魅力的なガジェットてんこ盛り。ミステリとしての読みごたえとトリックも……いや、これって現代のミステリでやっちゃうとダメなような気がしないではないのですが(この真相にはちょっとぽかーんとしてしまった)。いいよねこの時代だと。おそらく当時は衝撃的だったのでは。
何といってもストーリーのハラハラドキドキ感が止まりません。主人公や警部がまさかあんな目に遭うだなんて! とか。いったい何を隠してるんだ! とか(そしてそんな風に言われれば言われるほど気になって事件から手を引くなんてできないと思います)。時代の古さも気にならないくらいぐぐっと引き込まれました。

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2017年07月06日

Posted by ブクログ

車中の首なし死体、不気味な蟇屋敷、ドッペルゲンガー、謎の美女…
甲賀三郎とは思えないB級ガジェットてんこ盛りの通俗スリラーで、面白かった。
主人公が肩入れする女が頑に口を閉ざしていたり、主人公も一人で突っ走って結局ピンチに陥ったりするところもこの当時の探偵小説のお約束か。
著者の代表作とか傑作とかにはほど遠いと思うが、楽しい作品だった。

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2017年09月23日

Posted by ブクログ

「蟇屋敷」と銘打ってあるので、最近のミステリファンだと「おっ館モノの系統か?」と思うかもしれませんが、そういう方向性の作品じゃございませぬ。
丸の内のビル街に駐車されっぱなしの車。それを不審に思った警官が中をあらためてみると首を切られた死体が!……という冒頭から始まり、三年前のお屋敷の火事から人が変わったように引き籠もる蟇屋敷の主人、何か謎を抱えた秘書あい子、主人公を付け狙う謎の女性、そして探偵役は探偵作家村橋と萱場警部のW主演。早すぎる埋葬もあるよ! ……なんとまぁ盛り沢山ですね。

基本、刑事達があちこち移動しながら情報をかき集めてきて事件の輪郭が見えてくる系統のお話しなので、ものすごい大トリックが!みたいな作品ではありませんが、あの時代の探偵活劇モノとして堪能いたしました。

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2017年05月22日

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