【感想・ネタバレ】大江健三郎のレビュー

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Posted by ブクログ

収録作品の是非については賛否両論あると思うが、どれを収録しても大江氏の全てっを語ったといえるものではない。
どれもよかったと思う。個人的には治療塔が好きだ。パルガス・リョサの作風に影響を受けているのが感じられた。

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2016年05月15日

Posted by ブクログ

昔々ヒロシマノートを読んだことがあるはず
と思っているのですが、ほとんど覚えていません。
なので、感覚としては初めての大江健三郎氏です。
「人生の親戚」「治療塔」の長編2作が非常によかった
と思います。
特に人生の親戚での中心人物のまり恵の子ども達に
おこった悲劇に関しての描写とその悲劇と向かう
たちの描き方は圧倒的な感じがします。

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2015年11月07日

Posted by ブクログ

「人生の親戚」…障害をもった兄弟が自殺するというなんて悲惨でどうしようもなくいやな設定を思いつくのだろう。特に知的障害を持つ子どもがというのが。その瞬間の描写や経緯が何度もでてきてやり切れない。これを抱えて生きていく女性に焦点が当たっているのはわかるが。設定の後味の悪さが全てを覆ってしまう感じ。
治療塔」…エリート層のみが新しい地球へ行く、という設定が面白い。が、そうした科学の進んだ未来設定なのに電話を待ってたり、特急列車で移動したり古い生活スタイルのままなのが踏み込み不足という感じ。とは言え、世の中が行き詰まるとみんな一緒にという美話が通用せず、分断が起こるというのはありそうな話だと思った。

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2019年07月27日

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