【感想・ネタバレ】腹ペコのマリー 4のレビュー

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おつかれ様でした

田村先生お疲れ様でした。
とても面白かったです。
もう少し続いて欲しい気持ちもありますが。
この作品の前身となる読み切りも載っているのでおすすめです。

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2021年01月06日

Posted by ブクログ

誰が何と言おうとも、私はこの『腹ペコのマリー』、面白い、と断言できる
だが、週刊少年ジャンプに限らず、漫画誌って戦場は、単に面白いだけじゃ、連載を続けられない
田村先生ほどの実力者でも、ファンのハートをしっかりと掴み切れなければ、打ち切りになってしまうのだから、ほんと、厳しい世界なのだな、そこは
としちゃ、田村先生の実力は、『SKETDANCE』や『彼方のアストラ』の篠原健太先生にも負けちゃいない、と思っている。他誌ではあるが、安西信行先生や、恵広史とも互角に殴り合えるだろう
もしも、この『腹ペコのマリー』も、ジャンプ本誌ではなく、WEBの方で連載していたら、結果は違っていたかもな
実際、主人公が熱いものを持っている、アクションが少年漫画的でカッコいい、ヒロインが可愛いだけでなく個性的、主人公の友人が目立たないようでいて、何気に親友に負けないくらいの芯がある、ラスボスがかなり悪い、と田村先生らしさが、『腹ペコのマリー』には、しっかりと詰まっていた
王道かは別として、結構、噛み応えのあるラブコメだったのは間違いない
田村先生が、自分の得意なジャンルを何だと思っているかは知らんが、少なくとも、私の中ではラブコメの名手だ。アクションも凄いけど、ラブコメの良さを最も高めるファクターである
恐らく、今は充電中で、次回作の構想を練っている真っ最中だろう
こんだけ悔しい目にあって、辛酸も舐めたんだから、次回作は『べるぜバブ』以上のクオリティにしてやる、って気概が滾っているのではないか
個人的には、ラブコメを主軸にした、熱血スポーツものに挑戦してほしい
球技ならラグビー、格闘技ならシュートボクシング、レース系ならヒルクライムで
身体能力がズバ抜けている素人が、惚れている幼馴染みがマネージャーを務めている弱小部を全国大会まで連れていき、優勝する、そんな良い意味でベタなアオハルストーリー、田村先生なら描けるはずだ
もしくは、ライトノベルのコミカライズもやってほしい
個人的には、三木なずな先生の『ニューゲームにチートはいらない!』、田村先生の絵で読んでみたい
先生が、WJで捲土重来を図りたいってんなら、それはそれでいいが、YJに移籍するってのもアリだと思う。田村先生のヒロインの特性を考えると、今のWJよりはYJの方がマッチする気がする
どの回も、田村イズムが詰まっていて、好感が持てる。その中で、私的にグッと来るのは、(1)だとペコ7「食べ物の恨み・・・!!」、(2)だとペコ13「ワクワクリアル乙女ゲーム」、(3)だとペコ25「誰よりもチャラく」、そして、(4)ではペコ31「帰る場所」だった
この台詞を引用に選んだのは、特にタイガのカッコ良さが溢れ出ているからだ。自分が死にそうな状況下でも、大切な女性の為に無茶をし、魂に響く言葉を叫べるって、もう、カッコ良すぎか。そんな漢気に答え、自分も限界を超えたマリーも、やっぱり、イイ女だ。今度こそ、ハッピーエンドを迎えて欲しいな

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2018年03月25日

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