感情タグBEST3
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旅の中で、気づいたこと。
それは道中のことだけでなく、
人生について、ものの捉え方について
ひろく深く繋がっている。
それが角田さんの旅エッセイの好きなところ。
ともに旅するように楽しみ、
感心したり、気づかされたりしながら
読み進めた。
ただ、最後の第四章は、ずっしりと
重みがあった。
読み進むのも、かみごたえがしっかり
し過ぎて、時に辛くなるほどに。
知らないことを知り、
その地の人に思いを寄せ、
新しい世界の地図を得る。
今いる世界の自由さに
思いを馳せて、その豊かさは
どこからきているのか。
その豊かさが世界に行き渡るために
思うこと、できること。
とても大きな旅をしたような読後感。
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色んなところの旅のことについてのエッセイ
1ヶ月とか色んな国に旅してるのいいなぁと思った
車が運転できない、極度の方向音痴とか同じだなぁと思いながら読んでた
マリの女性の性的快感をなくすために性器切除が当たり前になってるの怖いなと思った
色んな国ごとに当たり前が違って不思議
あとは即身仏の話も興味深かった
角田さんおすすめの本の章もあったり盛りだくさんの本だった
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旅行行きたくなったー!
以前ベトナムを旅行したことを思い出した。
ハワイのようなリゾート地はとっても魅力的だけど、東南アジアのあのごちゃごちゃしてる雰囲気が、異世界感があってとても新鮮だった。
また行きたいなぁ。
電車で行くのんびり長距離旅もしてみたいなぁ。
寝台列車も乗ったことないからとても興味をもちました。
とても素敵なエッセイでした。
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いつもの大好きな角田さんの楽しい旅エッセイ♪♪とウキウキ読んでいました、、途中までは。
後半からのカルチャーショックな題材にとんでもない世界があった事を知り心が張り裂けそうになったと共に無知だった自分を恥じてしまった。
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降り積もる光の粒/角田光代
臆病で極端な方向音痴、切符を買ったり食堂の注文の一つすらわからず、おずおずしてしまうという著者。余裕綽々で楽しいと思わずに困っている時間の方が大きいのに旅を続けてしまう。20代の頃は時間が取れたが有名作家になって時間がどんどん取れなくなる中でも年に3回は海外に行ったりするという。
疲れるし困るのになぜ彼女は旅をするのか。それは旅を終えたときに気がつくキラキラと光を発しながら自分の家に降り積もってる光の粒。それは時間が経てば経つほど輝きを強くするという。そのことを知ってしまった人はどうしようも旅に出たくなるという。取り憑かれてしまうとだと。
彼女は旅の途中で何か情報を得るという効率を求めた旅はしていない。そういうことではなく疲れたり困ったりばかりしている。その際の心の動き微細な動きを実に細かく観察しているところがすごい。一方で他人任せの旅というのも否定していない。角田さんの旅論だこれは。
名文家だけにうまくまとめられているけど、こうしたあまり冴えない旅をここまでキラキラとした光として描いてしまう筆力はやはり大変優れている。
だけど私自身が年を取って色々な旅を経験をしているせいかやっぱりぬるいなと思ってしまうし、なんでそんなとろいのかと思ってしまったりした。もちろん効率を重視した旅になってしまってるから彼女の描き出そうとする光というのは気がつけば降り積もってはいるけどもう、こういった降り積もり方しないんだなと思って少し寂しくなった。4章は一転して途上国の大変な立場にいる女性達の様子をNGOの人達に誘われてルポするというものだった。三陸の話を目当てに購入して読んだのだけどもそれは数ページしかなくてあれっという感じだった。
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前半、面白い、早く旅に出たいなぁなどとお気楽に読んでいたのが、最後の第4章に入り180°場面が転換。度肝を抜かれる世界が待っていました。でも、やっぱり旅に出よう。たまっているマイルで、ミラノ・スカラ座のオペラにこの秋 ♪
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旅に関するエッセイを読むのが大好きです。その人らしさがすごく出るから、同じ場所のことも書いた人によって全く違う場所のように感じたり。
角田光代さんの旅エッセイからは、その土地の人々や食べ物、景色に対する誠実さが伝わってきて好感が持てます。あちこちを旅しているのに、角田さんは旅慣れた人を装うこともなく、些細なことで戸惑ったり嬉しくなったりする。彼女のような人と旅先で出会ったら楽しいだろうな。
2人以上の旅には親役、子役があるというのに納得。親役はプランを立てて宿を予約し電車の時刻等を調べ、子役はついていくだけ。私は誰と旅するかによって親役になったり子役になったりします。
第4章はマリとインド、パキスタンで、女性の窮状を取材する旅のエッセイです。女性器切除、売春など、発展途上国に蔓延する問題が、現地の人にとっては「文化だから」という意識で流されてしまう。物事をただ批判するのではなく人々の意識改革から手をつけていかないといけないのですね。考えさせられます。
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旅行にはあまり行きたいと思わないのだが、著者のようにアチコチ旅したい気分になった。
第四章を読んで、いかに自分が恵まれた環境にいるかが分かった。
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一人旅は好きだけど、私とは質が違うと驚いた。でも、バックパッカーのような旅を若い時に経験したかったなぁと羨ましくも思う。いつまでたっても旅慣れないことなど、私も!と共感できて楽しく読めました。
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旅行雑誌などに連頼されたエッセイをまとめた本。
角田さんの人柄、嗜好品、旅のスタイルがよくわかる。
今、この本に書かれているような旅をしてみたいと思う。
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共感できる話が多かった。安心して読める感じの文章も好き。
終盤に出てくるルポは,それをテーマにしっかりした本で発信されるべきことなんじゃないかと思ったけど,私みたいに何の気なしに選んだ人間が出会うことができるということで,このスタイルの方が良いのかなとも思う。
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旅が好きだけど旅に慣れない。美食を楽しむ日もあれば、世界最貧国で危険を感じることもある。それでも旅に出る著者の旅の美しい思い出を綴る珠玉のエッセイ。
前半は旅にまつわる楽しい思い出話が中心だが、後半の「アフリカ 声なきメッセージ」から、人間の思想や風習、倫理観について深く考えさせられる。
Posted by ブクログ
角田さんの旅エッセイいつも楽しく読んでいるのですが、後半は少し重い内容でした。「失ったものは取り戻せない新たに作らなければいけない」そうですね、つい元通りにとか取り戻しましょう、と言ってしまいますが全てを元に戻すことなど出来ないんですよね・・・。