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Posted by ブクログ
友達は一人しかいなくて、クラスでも目立たない存在の高校生。
そんな彼が輝くのが深夜ラジオの世界。
現実とラジオの世界と、悩みながら進んでいく青春ストーリー。
解説が古市憲寿さんだからという理由だけで買ったんですが…読後感の爽やかさ。
こういう感覚久しぶり。
良い本に出会えました。
ラジオに興味ないなら読んでみて
今やネットでクリアな音でチューニングもせずラジオを聴けたり、ポッドキャストやツイキャスで、一般の人でもラジオの真似事ができてしまう世の中なのに、タイトルがハガキ職人とはどういうこと?と思って購入しました。
ラジオの楽しみ方やそれにまつわる事が描いてあるので、ラジオを聞いたことがなくても楽しめる内容でした。
内容はラジオにまつわる事ですが、実際に推し活をしていたりSNSを活用していて、最初は自己満足で始めたことが、時が経つと承認欲求が芽生えて、同じ仲間でも方向が違う人を蔑んだり、そんな自分に嫌悪して全部辞めたくなったり。
趣味を趣味で終わらせられない人は共感できる作品です。
Posted by ブクログ
ラジオ番組にネタを投稿し、頻繁に番組に取り上げられる人たちのことを、「ハガキ職人」と言うそうです。
私はラジオに縁遠かったし、芸人好きな夫と知り合う前はお笑いにも全く興味がなく、笑いどころも分からない人間でした。
だからラジオ投稿に情熱を燃やす人々や、お笑い番組の放送作家を目指す人の存在に新鮮な驚きを感じます。
人が興味を持ち夢中になる対象は十人十色。自分が見つけた魅力ある対象に注ぐ情熱と愛情は、青春そのものです。
オタクで学級ヒエラルキーの最下層にいるような彼らが、懸命に夢を追う姿は素敵でした。
Posted by ブクログ
広島県在住の高校二年生高木は、ラジオ番組のハガキ職人。学校内では地味な存在だが、ラジオ界では有名人。人生の転機が訪れた時、彼が選択した道は?王道じゃないからこそ見えてくるリアルな青春小説。
ハガキ職人にスポットをあてるという着眼点がただ者ではない。誰も知らない知られちゃいけないハガキ職人たちの知られざる世界が独特だ。帯には「オタク」とあったけど、それは違うと思うなあ。彼らの自ら築く発想力と表現力と継続力は万人に真似できない。
Posted by ブクログ
大分出身の作家さんということで、読んだ(笑)ハガキ職人という題材を用いながら、高校時代の甘酸っぱい、複雑な、なんとも言えない感情を、絶妙に表現されてると思った。共感できる一冊でした。