【感想・ネタバレ】P+D BOOKS 加田伶太郎 作品集のレビュー

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Posted by ブクログ

福永武彦が加田伶太郎のペンネームで発表した探偵小説集(プラスSF1篇)。片手間のお遊びで書いたから駄作的な言い訳を本人は書かれておられますが、いやはやどれもベーシックな本格ものを目指されてて面白い。
ペンネームの加田伶太郎や探偵の名前はアナグラムで決めている所から始まり、序文に『福永武彦』が『加田伶太郎』の友人として序文を寄せる体裁にしているところ、随筆『素人探偵誕生記』と、随所に遊び心と推理小説愛が溢れていました。
『完全犯罪』『眠りの誘惑』が好みでした。

船田学名義で書かれた未完のSF『地球を遠く離れて』も、未完ではありますが、物語が一区切りするところまで書かれてますし、面白かった。

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2017年12月27日

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