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なるほどそれで天網か!
ただのバスジャックではなかった。
非常にいまどきな犯罪を相手に、冷静で正確な判断が求められるのだけど、階級制度がそれを阻む。
読むこちらも、序盤から力が半分も発揮できないジレンマにやきもきするけれど、最終章のラスト10ページ追跡は見事だった。
上野の成長がうれしい!続編ほしいなあ・・・
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派手さもなく、地の文も淡白だが、面白かった。新聞記者のキャラクターは35にしては古すぎるが、それでも場面を別角度からみるということの役に立っていた。ラストに向けての上野の成長と成功が読んでいて気分がいい。
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ちょっとありそうもないネット犯罪だ。でも今の世の中は何でもありだから、フィクションとばかりは言えないかもしれない。バスCで乗客の抵抗がなければ、誰も死なない犯罪が成立したかもしれない。読者は首都高や東名高速をトカゲと一緒にバイク走行の気分を味わえるだろう。それが著者の筆力だ。
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シリーズ第二弾。同時に3件のバスジャックが発生。それぞれのバスを追跡する警視庁バイク部隊『TOKAGE』。犯人は誰で、目的は?解決の糸口になったのは大阪から転勤してきたネットに詳しい記者・木島。遊軍記者・湯浅とともに活躍。今回は『TOKAGE』の若手・上野数馬の成長ぶりも描かれている。頑張れ数馬。
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前作よりTOKAGEの活躍シーンが多く、ようやくタイトルに見合った内容になってきたかなと思います。今回の事件はバスジャック、それも3台同時発生という稀にみる規模のジャックに指揮本部は右往左往。
そんななかバスを追跡するチームのリーダーとなった上野の自己嫌悪に陥る様と、実はそれは単なる自意識過剰、チームのメンバーは上野との信頼関係があったことが終盤にわかるシーンは本作の読みどころではないでしょうか。
TOKAGEの一員としてまだまだ経験が浅く、高部と涼子の仕事上の関係に嫉妬するほどの焦燥感を抱いていた上野ならではのシーンであろうと思いますし、それゆえメンバーから投げかけられた思わぬセリフには読み手のこちらも「ほらほら、やっぱ君が自意識過剰なだけで、実はうまくいっていたのではありませんか!」と言葉をかけてあげたくなるほどでした。
また東日新報の湯浅と大阪から転勤してきた木島のコンビも見ものです。こちらは上野とは一転、飄々とした木島ですが彼にも成長の一端がみられ、また古い価値観を持つ湯浅との考え方の対比がおもしろかったです。個人的には湯浅に味方したくなりますが、木島のような考え方の人が増えてきている、また彼のやり方であってもそれなりの成果につながる点は認めなばりません。
で、肝心のバスジャックのほうはというとネット上のゲームの一環であったというオチ。前作は自作自演の誘拐でしたが、やはり今回の事件も一癖ありましたね。
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深夜の高速道路を走行中のバスが次々とジャックされた。前代未聞の犯行に大規模な追跡作戦が始まるが、ネットには警察も知らない情報が書き込まれ、事件が『実況』されていたー。覆面捜査チーム「トカゲ」に新たな敵が立ちはだかる。
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前作よりは、TOKAGEの活躍あり。色々な場面で色々な人が絡んでいるので、ちょっと人物描写が薄い感じがするけど、緊迫感はあった。
ただ、後半に向かうにつれてしりすぼみになるので、その辺りはどうなのか、と。
ただ、シリーズを重ねていけば、人物にも深みが出てくるような気がする。
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二作目になって少しこなれて来た感はあるが、タイトルにはまだ見あっていない印象。まだ、続くシリーズのためだと思われるが、登場人物間の絡みも薄いと感じた。ストーリーは半ばまでは面白かったが、先が見えた後の展開が凡庸だった。
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同時多発の高速バスジャック事件に振り回される覆面捜査チーム「トカゲ」
最後に捜査員が独白・・・乗っ取り犯たちは犯罪者となることを考えていなかったんだろうか?
まさしくその通りで、ちょっとあり得んなぁ・・・の感です。
(2012/11/11)