【感想・ネタバレ】夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉のレビュー

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井上ひさしさんの言葉言葉…。短い中にものすごく深く温かい物を持っている言葉たちであった。
舞台が猛烈に観たい。

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2022年10月01日

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娘への深い愛情と、最後の最後まで
創作にかけた井上ひさしの執念が
垣間見えた。

むずかしいことをやさしく…
ゆかいなことをまじめに、

この後にさらに続きがあったのは
知らなかった。

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2020年02月21日

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父・井上ひさしの残した言葉を娘・井上麻矢が忘れないようにまとめた本。私は井上ひさしのファンで彼の作品の他、書いた小説やエッセイから読み取れる人柄も大好きだ。この本にも、いたるところに娘を思う気持ちや、劇団を大事に思うところが残されている。
 病のため残された生きるわずかな時を、娘・麻矢さんへメッセージをすべて伝えようとしているところがとても共感できた。

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2017年10月06日

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〔本から〕
人生はなるべくシンプルに生きる。複雑にしてはいけない。複雑になっているとしたら、どうしたらシンプルになるか考える。

自分という作品を作っているつもりで生きていきなさい。

幸せの形はそれぞれ違うものであり、実はささやかなことだ。

むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに書くこと。

言葉はお金と同じ。一度出したらもとに戻せない。だから慎重によく考えてから使うこと。

決定的なことは最後まで口から出さない。

一番大事なのは、想像力。相手の立場になって考える癖を徹底的に身につけること。

笑いというのは財産である。

人の心は生もの。けっして便利ではない。生というのは自然そのものだから、どんどん形を変える。

人生の時刻表を作ることで、結果的には身近な目標を立てられる。

プロには美学というものがあって、その中で生きている人は静かに仕事をする。

プロになるのは厳しい。今の仕事がつらいのは、まだプロになっていないから。本物のプロになれば大変だけど楽しいよ。プロというのは、自分で決めたことはどんなことがあっても実行してしまう、強い魂の持ち主を言うのです。

いくつになっても働くことが、社会のためになっていると思えれば、その年齢特有の知恵を発揮して気持ちよく暮らせる。

「あいつに行ってもらえれば安心だ」と言われるような人間になれ。

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2016年02月19日

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「むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく
ふかいことをゆかいに ゆかいなことをまじめに書くこと」
この有名な言葉に続きがあったとは!
病床の井上ひさしさんからお嬢さんのマー君に、夜中にかかってくる電話。親として、演劇人として、「励まし、叱り、笑わせてくれる」声。
77のどの言葉も「生きるということ」に大切なことばかり。
「ボローニャ紀行」を読んでみたくなった。

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2016年02月04日

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不器用なリア王は愛する三女の直言を聞き入れられず悲惨な最期を迎えますが、賢明なる文豪、井上ひさしは不器用な三女に、自分の化身たる劇団を託し、その運営について病魔と闘いながら伝えました。結果、早すぎる死にも思える最期もとても幸せなものになったのではないでしょうか?言葉の大切さを大切にした作家が、深夜の長電話で愛娘に託した至言の数々。もしかしたらふたりだけの秘密であったものが、作品として本になったことは、やはり、井上ひさしの伝えたいことはひとりの娘に向けてというより、人間という存在全体に向けてのものだったから、実現したのだと感じます。一方、色々、葛藤と反発と敬愛を抱えた父と娘の濃厚な時間は、離れた家族の回復の物語でもありました。「父子鷹」の勝小吉と麟太郎、「巨人の星」の星一徹と飛雄馬なと、父と息子の成長物語はありましたが、父と娘のこのパターンの関係論は非常に貴重だと思いました。

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2018年11月18日

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井上ひさしさんが三女 麻矢さんに遺した言葉。そこかしこに井上ひさしさんの素顔が垣間見えるような気がした。わがままを言えばもっともっと突っ込んだ話しが聞きたいな。

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2016年05月08日

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「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに」常に裏と表があり、その両方を網羅してものを見ていた。

井上ひさしさんの遺した言葉は心に響いたが、著者の文章は少し独りよがりな気がした。

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2016年04月02日

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