【感想・ネタバレ】オイアウエ漂流記のレビュー

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Posted by ブクログ

生きていくこと。
シンプルだけど、この上なくハード。
それぞれの持ち物や特技が工夫されて役立っていく過程が面白いけど、いちばん胸が熱くなるのはおじいさんの記憶でした。
登場人物の性格が際立ち過ぎているが、それはエンターテイメント作品として受け入れたもの勝ちです。
これは映像化するより舞台が面白そう。

「ヘインガペ。がんべりまそ」
トンガの機長さん、ありがとう。

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2023年05月02日

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出張中の会社員5人とおじいちゃんと孫、新婚旅行中の夫婦、ちょっと怪しい外国人、機長の愛犬が乗った飛行機が墜落し無人島で生活するお話。
ヤシの実を割るときなど時々活躍するおじいちゃん、時々はさまれる孫じんたの日記、さおりさんの言葉遣いにいつの間にかなってる外国人サイモンなど、ちょこちょこ面白いです。

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2022年11月25日

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出張中の会社員たち5人、おじいちゃんと小学生の孫、新婚旅行カップル、ガタイのいい白人、機長の飼い犬のセントバーナード。
小さな飛行機は海上で不時着し、遭難。ゴムボートで生き残ったメンバーが漂着した島は一体どんな島なのか。
会社員たちは上下関係がきっちりしてて、パワハラ上司たちはいずれ救助隊が来て助けられると思いこんでる。
微妙な距離感の新婚カップルは絆を深めることができるのか。

救助隊は予想に反してすぐには来ない。
どんなところなのかを見極めるために探検し、無人島だとわかる。非常食の他に食糧を求めて海で魚を、森に果実とキノコを。
サバイバル生活はいつまで続くのか。

平和ボケの我々現代人が、どうやって生き残っていくのか、会社員らしく振る舞うのをやめて、それぞれが人間として生きることに一生懸命になって逞しくなっていく物語。
それぞれの視点もリアル。

途中、食糧事情が悲惨な時にセントバーナードは仲間から離脱して野生に返ったかのようになったんだけど、その犬が終盤に再登場して犬の事情がわかって時には涙が出た。

面白かった〜

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2022年10月16日

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しばらく積読だった。

長編らしい厚みだったし。

題名からは「飛行機が不時着して、どこか南の島に漂流して、サバイバル生活をおくる。そして、、、」
なんていうあらすじがが容易に想像できたし。
読んでみたら、想像通りだった。

だけど、読み進める手が止まらなかった。一気読み。

何故かな?本作は複数人だったからか?
ロビンソンクルーソーもトムハンクスも孤独だった。
無人島では人間性が剥き出しになる。嫌な面、そして会社では分からない素晴らしい面。意外な特技などが役立ち、七人の侍のよう。

サラリーマン社会とは、、命あるものを食料としていただく事とは、、、色々な注目点がこの物語にはある。

実は、ラスト数頁を残してこれを書いてる。
助かるのか?助からないのか?

読者として今、結果は正直どうでもいい。すごく楽しいサバイバルだった。

萩原さん、流石です。

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2021年03月25日

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遭難して無人島での集団生活
生きてくために前向きに 汚い情景なく
書かれているのが好印象 萩原さんらしい
夏に読むとより雰囲気がいいです

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2014年08月19日

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コミュニケーションが取れていないグループの感じの悪さ、それが相手を知ろうとすることで徐々によくなって行くところは無人島でなくても当てはまる場面が多い。
荻原浩さんの物語には心底悪い奴というのがいないので、読後が気持ちいい。

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2018年09月22日

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物語の起伏は大きくないので退屈に感じるかもしれないけど、私は一人一人が丁寧に描かれているお話が好きなので面白かったです。
ちょいちょいグッと締まりのある出来事や重さのある場面が自然と挟んであって、それぞれの人物の気持ちが想像できるのは事前の丁寧な描写があってこそと思います。
個人的には、子供が一番良かったです。この著者の描く子供はいつも好感度高い 笑
この子が怖い夢を見たところが一番怖くて好きでした。幸せになって欲しいなあ。

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2023年03月10日

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ネタバレ

一気にとはいかなかったが読みやすくすぐに読み終えた。
無人島に漂流した設定上漂流したての右往左往してる場面を重点に書くのは仕方ないのだが、でも後半になるにつれてそこでの生活に慣れた人々に合わせるように説明もあっさりしていくような部分が気になりその分がマイナスにしました。
登場人物にもそれぞれ個性があり、とても良かったです。序盤とにかくクソだった部長が後半少しはまともになったのは流石に環境のせいなのか

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2019年12月14日

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ちょっと長かった分読み応えはある。ドタバタコメディが主だけどそれだけじゃない。「人は様々な命に助けられている」を感じる小説。
そして今の暮らしがどれだけ幸福なことなのかを。

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2019年01月14日

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まさかの飛行機が墜落。無人島漂流。
非常で最低最悪な事態が起きた。
なのに笑っちゃう、どこか呑気ででも生き抜こうと必死な10人と1匹。

たしかに、無人島に持っていくならこの1冊かもしれない。笑
そして数えきれないほどの勇気がつまった1冊。

でも、ラストがちょっと…物足りなかったので★4

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2018年02月25日

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サバイバル小説のエンターテイメント。

無人島に漂流した10人と一匹の暮らしぶりが楽しい。
この10人の色分けも面白いのだが、果たして助かったあとの人間関係(会社関係)はどうなっていくのか、それは想像次第。

ただ、ちょっと長めかなぁ。

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2016年08月23日

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ネタバレ

個性的な登場人物、すぐ目に浮かぶ風景描写、随所にちりばめられるコミカル具合がたまらなく面白い!無人島に持って行けば実用書として活躍しそうな細かい説明もいい。帰還できた(と信じてる)後のストーリーも見たくなってしまう。きっとそこだけで何ページも楽しめそう。

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2016年01月07日

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漂流記モノでは史実を元にした吉村昭の『漂流』が面白かった。このオイアウエは創作モノですが、こっちは登場人物がいいねー。
その後の主任、賢司、仁太が気になる〜。オイアウエ!

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2014年07月23日

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ネタバレ

最後まで読みきって、あぁ、せっかく面白かったんだからエピローグ的なものがあればよかったのに…と残念がってしまいました。が、漂流記、ですもんね。一人で納得。
なんか読みたいんだけど、重たいのは嫌だなぁーとか、ちょっと移動時間の暇つぶしくらいに、とか、それくらいにぴったりな本かなと。飛行機に乗りながら読む気にはあまりなりませんけれど(笑)。

どこまで行っても、たとえ南国の死の島に遭難したとしても、断ち切れない社会との糸。大切なのはもちろんチームワーク、と誰でもわかるそんなことが、いざ自分の身に降りかかるときっと恐ろしく大変なことなんだろうな。切羽詰まったときほど、周りの人を見るのって難しいですもんね…。食べ物がなくて空腹なときに、他人の心配なんてできないですもんね。
そんな究極な状況なはずなのに、ユーモラスにかるーいタッチで、でも決して的外れな明るさではなく描かれているところは素敵!の一言です。

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2014年06月23日

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極端なキャラを「これでもか」と集めてきて、さてどこまでふざける気かしらん、と思いきや、意外に真面目な漂流記でした。もちろん荻原さんらしい笑いは随所にありますけど。
真面目さとおふざけのバランスが微妙です。
これ以上ふざけると、話自体がグチャグチャになりそうな限界レベル。
しかし、立てたキャラから見れば、やや不足。
まあ、ここまで極端なキャラを揃える必要は無かったという事なのですが。

多くの人が「長すぎる」と言う感想を持たれたようですが、実は私はすっかり嵌りこんでしまい、ちっとも気になりませんでした。
しかし、紹介の「サバイバル小説の大傑作」は言い過ぎです。

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2016年07月23日

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漂流サバイバルものですが、悲壮感を感じさせないつくり。ドタバタコメディのようでもある。
意図的にイラッとするキャラクターばかり配置されている中で、主任さんと犬のカーゴがいい。
ボロいセスナ機と職場メンバーとのサバイバルは勘弁だなあ。ラストに「?」となったけど、まあこんなところでしょう。

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2022年12月21日

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ばらばらで自分勝手なことを言いまくっている割には、すごい、と思った。
彼らは人種も性別も価値観も違う、でも誰一人として「生きたくない」とは言わない。
あくまでも「生きて、戻る」ことだけを考えて生きている。

その点においては、芯の強い人達だと感じた。

相変わらず釈然としない終わり方ではあったが。

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2022年09月11日

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フィジーとトンガの間に位置するラウラ。そこに行く途中の無人島に墜落してしまう。3か月そこで暮らすサバイバル記。全部で10人。それぞれの人がどう生きていくかを描いている。
オイアウエ、トンガの言葉。トンガの人たちはつらい時も楽しい時もオイアウエと言う。つらいのも、楽しいのも同じ。同じ生きること。

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2019年09月11日

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なんでこの本買ったんだっけ・・・
帯の「徹夜本」に惹かれたんだっけ?

まぁ読みやすいことは読みやすいけど、う~ん。
無人島での漂流記なんだけど、軽いタッチで書かれてはいるけどやっぱり怖くて切なくて苦しかった。

ラストはあまりにもあっさりと終わる。
え?これでいいの?ちゃんとみんなに・・・とモヤモヤが残る。

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2018年08月23日

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南太平洋の上空で小型旅客機が遭難、流されたのは…無人島!?生存者は出張中のサラリーマンと取引先の御曹司、成田離婚直前の新婚夫婦、ボケかけたお祖父ちゃんと孫の少年、そして身元不明な外国人。てんでバラバラな10人に共通しているのはただひとつ、「生きたい」という気持ちだけ。絶対絶命の中にこそ湧き上がる、人間のガッツとユーモアが漲った、サバイバル小説の大傑作。

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2018年06月17日

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南太平洋の上空で小型旅客機が遭難、流され着いたのは無人島。年齢性別職業がバラバラな10人の絶体絶命サバイバル。
コメディタッチなので、生きるか死ぬかの悲壮感は薄い。ただ、文明の機器は一切使用不可能な状況なので、自分の身に置き換えるとゾッとする。最も記憶に残るのは「ウミガメのスープのクイズ」。

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2018年06月06日

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ユーモア溢れる流れに一気に読み進む。キャラ丸出しの登場人物が、時おりそっと見せる裏の一面にひとを感じた。2017.6.1

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2017年06月01日

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楽しく読めた。終始。

登場人物は皆、個性豊かで、そういう映画を見てるかのように漂流生活が目に浮かぶ。

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2016年09月14日

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スタートの墜落のシーンから面白かった。
現代の日本人達が遭難すると確かにこんなかも。登場人物達がみんなコミカルで、日々のサバイバルシーンもミョーにリアリティーがあって楽しく読めた。ロビンソン・クルーソーより蝿の王より現実的な遭難の話だと思う。

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2016年07月22日

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ネタバレ

尻切れトンボな感は否めないが、
楽しくは読めた。
仲間間でのサバイバルではなく、
互いが無い知恵を振り絞って
協力していく・・・そんな内容がほっこり出来た。

個人的には
数ヶ月後?全員救出後の
会社生活や夫婦生活・・・・
新たに出来たカップルなど
続編が少しでも書かれていると
少しだけ残ったモヤモヤが消えたんだが・・・

幾ら悩んでも解決出来ない
悩みで心が痛い今
私が叫びたいよ。
「おいあうえぇ~」

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2016年06月08日

Posted by ブクログ

長かった。そして確かにラストがあっさり過ぎて、
ここまでひっぱるなら最後まで書かんかい‼︎
って感じだった。
しかし、8月から翌年四月までもったじいちゃんがなんだかんだ凄い。

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2015年09月17日

Posted by ブクログ

とても長い割に印象が薄い。
最後にチャチャッと説明で終了。
数々の疑問は残したまま終了。

ケンジの彼女の描写とかはなんだったのだろう。

それぞれのエピローグを期待してたけど無し。

無しでもいいんだけど、だったらもっと短くして
脱出できるかも?で終わらせる方がまだ良かった。
アレコレ読み手側で想像できるから。

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2015年06月22日

Posted by ブクログ

くー、長かったー。
ホント長すぎて、途中何度も疲れた。
そして、唐突なラスト。
がんばって読んだんだから、、ラストは盛り上げて欲しかったよー。

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2015年04月20日

Posted by ブクログ

飛行機事故で南国の無人島にたどり着いた10人と一匹の漂流記。十分スリリングな話のはずが前半はどうにも退屈でページが進まなかった。コミカルな文体でない方が好みかも。後半、人間関係上下関係に変化が出た頃からグッと面白くなった。

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2014年08月12日

Posted by ブクログ

登場人物の設定が、さすがに上手く出来ている。ただ、部長を「本当は深みのある人」として「いい人」にしてしまったのは・・。前半分で「これでもか」と書き込まれているような、どうしようもない上司であれば、実際にはやっぱり、どうしようもない人である可能性が極めて高いから・・・・(長年の勤め人経験からの証言)。

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2018年10月14日

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