感情タグBEST3
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・お母さまのロシアのスープ ★★★★
料理の描写が◎。料理が好きなので作りたくなった。
お金がなく障害児を抱えてたら、売春って選択をするよな〜と。
温かい家庭の雰囲気と、その中で行われるダークな売春の対比も◎。
・コール ★★★★★
恋愛物は嫌いやけど良かった。
三角関係ってゆーベタな内容やったけど、お墓でのデコピンのくだりが◎。
・押入れのちよ ★★★★★
むっちゃ良かったー!
ちよみたいな怖くない幽霊やったら一緒に住みたい。
結末は予測通りやけど、消えてなくならんくて良かった!
心があったかくなるお話。
・老猫 ★★★★
猫は大好きなのに、この猫は怖かった。
ゾクゾクした〜
・殺意のレシピ ★★★
短いのでサクサク読めるが予測通りの展開。
・介護の鬼 ★★★★★
苑子、酷すぎる。とは思うけど、ただ単に悪者とは言えない部分もある。
やってる事は最悪だが、気持ち的にある意味分かる部分もある。
これからこーゆー事件が増えていきそう。
・予期せぬ訪問者 ★★
うーん、まあまあ。
・木下闇 ★★★
結末は全然違うけど、ちょっとトトロっぽい雰囲気。
・しんちゃんの自転車 ★★★★★
ほっこり!
途中でしんちゃんは亡くなってるんやと気付いたけど、ちょっと切なくて、でも素敵な思い出のお話。
良かった!
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短編集で、どれも面白かった。幽霊が関わる作品が多くてホラーが苦手な私は読むのを少し躊躇したが耐えきれない怖さではなく無事に読み進めることができた。
個人的に好きな作品を挙げようと思ったが、どれも異なる良さがあって絞りきれなかった。
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色んな種類のホラー短編集
ほっこりするのから、陰気臭いなと思うものまであった。
殺意のレシピは一周回ってめちゃめちゃ仲がいいなと思いました。あの後2人は無事だったのだろうか…
押入れのちよとしんちゃんの自転車のほっこり系が合間に挟まってちょうど良い癒しでした。
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「ゲッ!」
「(๑o̴̶̷̥᷅﹏o̴̶̷̥᷅๑)ウルウル」
「ヒッ〜!」
って感じの短編集。
ホラーなんやけど、そんなに怖くない。
こんな幽霊なら、話ししても良いかなと思わせる
「押入れのちよ」
キョンシーや!と思わせる
「しんちゃんの自転車」
いずれも心優しいから、ええんやな。
「コール」もそう。
何かええ感じ。
その他、コメディっぽくはなってるけど、生きてる人の方が怖いって思ってしまう作品などなど。
そうホラー、ホラーしてないんで、ホラー苦手な人でも読めそう。
優しい人は、生きてても、亡くなっても同じ何やなぁ…
そういう風になりたいです!
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表紙がいかにもホラーっぽくてホラーが苦手な私は中々読んでなかったのですが
評価が良いので読んでみたら思ってたホラーと違って幽霊系のホラーでは無いので昼間でも読めるくらいのホラーレベルです。
介護の鬼はめちゃくちゃ怖かったです。あとの話は特に怖くはなく世にも奇妙な物語みたいな感じですね、
表紙になってる押入れのちよは、面白く感動する話でした。
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幽霊や人怖などの9つのホラー短編。単純に怖いというのでなく、人の心の闇の部分を狂気とユーモアを混じえて書いていたり、悲しみの中に暖かい人情を込めていたり、怖さの本質が最後の最後にわかったり、と、様々な余韻が味わえる物語が揃っていました。『木下闇』は神隠しともとれる幼い少女の失踪事件が描かれてますが、現代にある失踪事件の中には実際にこんな真実が隠されているのではないか?と疑ってしまうようなリアルさを感じました。
幽霊より生きている人間の方が怖い、と私はよく思うことがあるのですが、この短編小説集でもそう思いました。
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それぞれホラー要素が楽しめる短編集だった。
家族や恋人、夫婦に兄弟、友達とバラエティーに富んだ内容で面白かった。
個人的には、やっぱり押し入れのちよが一番好き。
無邪気なちよが可愛くて、かわいそうで恵太との掛け合いが最高!
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ホラー系の短編集。
恨み辛み系のホラーとは違って、色んなホラー?系でどの作品も面白かった。
特に、押入れのちよが可愛いい!
殺意のレシピ笑った!!
介護の鬼は最初虐待が酷くて辛かったけど、後半笑った。
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わたしの中で荻原浩ブームが来ている。
ハードボイルドエッグが良すぎたせいで、期待度が高すぎた。文句なしに面白いんですけど、どーしても比較しちゃう。
あと勝手に押入れのちよっていう子が出てくるオムニバスの短編集だと思ってたから最初の話で度肝ぬかれた笑
殺意のレシピはふふってなるし、介護の鬼はメッッチャ怖かった。。予期せぬ訪問者は最高のストーリーだし、木下闇は仄暗い話でゾワっとする。
しんちゃんの自転車はもーね、ありきたりの展開で分かりきってるんだけどそれでもやっぱし感動して切なくなるのは荻原浩の力量ですよね。
読んでて思うのは恐ろしく読みやすいってこと。
頭にスーッと入るから、わたし読んでから物語に入り込むのちょっと時間かかったりするんだけど、これはすぐにスーッと入り込んで一瞬で読んじゃう。すごいな荻原浩。
2018.06.07
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切ないお話からコメディテイストのお話、ゾッとするお話まで、さまざまなホラー作品が楽しめた。ちょくちょく幽霊話が出てくるが、大抵怖いのは幽霊よりも人間。個人的には背筋が凍るような怖さの『老猫』と、トリックが分かった時にハッとなる、切なさ全開の『コール』がとてもよかった。
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短編集。全9編。
●お母さまのロシアのスープ ●コール ●押入れのちよ ●老猫 ●殺意のレシピ
●介護の鬼 ●予期せぬ訪問者 ●木下闇 ●しんちゃんの自転車
表題作と表紙から、王道な和ホラーを期待していたら・・・あれれ。
ブラックユーモア溢れるコメディタッチな作品が多かったです。
「押入れのちよ」は期待とは違う内容でしたが、だんだんちよちゃんに愛着がわいてきて癒されました。うちもカルピスとおつまみをテーブルに置いたら現れないかしら(笑)
「殺意のレシピ」「介護の鬼」「予期せぬ訪問者」は皮肉たっぷりで人間の本性のいやらしさが軽快に描かれていて、オチもすっきり!
荻原浩さん、お名前は存じてましたが初読み。
この短編集では察しのいい人、この手の作品をたくさん読んでる人はオチが想像できると思いますが、とても読みやすい文書をかかれるので他の作品も読んでみたいなぁ。
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荻原浩さんは初めての作家さんかな?
どの話もちょっとブラックで味のある短編集。
表題作「押入れのちよ」がやっぱり一番良かった♪
ラストの「しんちゃんの自転車」もちょっと切なくて好き。
荻原さんはちょっと毒のあるお話が多いのかしら⁇
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先日、友人に頂いたんです。荻原浩さんの短編集。
タイトル“押し入れのチヨ”⁉︎せめて、クローゼットのチェリーとかにならなかったのだろうかと。
「押し入れのチヨ」は、訳あり格安アパートの押し入れから出てきた明治生まれの女の子。この作品と「しんちゃんの自転車」は、恵まれない環境の中、幼い命を失い、少し現世に気持ちを残した優霊達。
ジェントル・ゴースト・ストーリーというジャンル。「コール」も、親友の好きな女の子と結婚してしまい、後悔を持ったまま亡くなった男の霊が、死後の二人を認めるという優霊系。
「殺意のレシピ」「介護の鬼」「予期せぬ訪問者」は、コメディタッチのホラーテイスト。
「お母さまのロシアのスープ」「老猫」「木下闇」は、ミステリタッチのホラーテイスト。
全9作秀作揃い。ちょっとクラシックで、多少同情してしまうような。
(朱川さん+乙一さん+岩井さん)÷3×昭和÷平成
な感じ。荻原さんの、違った側面を読ませていただきました。
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荻原浩さんの短編集。
暗くてゾッとするというような感覚と、一方で切ない気分にもなり…じーんと優しい気持ちにもなったりと
自分の感情が忙しい。
『押し入れのちよ』と
『しんちゃんの自転車』が好きです。
『お母様のロシアのスープ』は
冒頭は、子供の頃に読んだグリム童話のような雰囲気なのだけど…。。。
「匂いには色がある」とある部分、イメージしやすくて面白い。そしてゾクッ…。
2022/9 再読
Posted by ブクログ
全話通してそこまで背筋が凍るほど怖い話ではなかったので、ホラーが苦手な人でも読める内容だと思う。
『老猫』は、私が猫好きなので、読んでてもなかなか猫の不気味さが伝わってこず…(^-^; 笑
ただ、最後ら辺で妻と娘が変わっていく様は怖さを感じた。
この話は映像化してほしいなと思った。
あとは、『介護の鬼』が登場人物みんなちょっと問題アリで誰にも感情移入はできなかった。(嫁のする虐待は許されないが。)
あの義父はなぜ覚醒したのかよく分からなかったが、
義父の友達が何か囁いていたあれが引き金になったのだろうか、、、?
この話は面白かったので、ここら辺をもう少し掘り下げて欲しかったなと思った。
全体を通して読みやすく、面白かった。
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一番恐ろしいのは、人間だ。
ソウ気付かされる一冊である。
もちろん、「押入れのちよ」のようにほんわかとした、
私好みの話もあるが、残りのほぼすべてが人間の
いやな部分、汚くて、醜い、他人には見せられないところ、
それらを描いた話。
人間の本質をまざまざと見せ付けられる。
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ブラックな笑いとグッとくるホラーが荻原浩さんらしい、ダークな短編集。明治生まれの“優霊”が愛しい表題作、男2人女1人の“幽情”が切ない「コール」、夫婦騙し合いの結末が“笑撃”「殺意のレシピ」、そして15年ぶりの“怪逅”が泣ける「木下闇」が印象的でした。
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9篇のホラー短編集。
なんとなく薄気味悪い感じの内容のものが多いけど押入れのちよは面白勝手です。
悲しい人生を歩んで死んでしまって幽霊になったちよがかるぴすを喜んで飲んでいてかわいかった。短編集なのであっという間に読めます。
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『お母さまのロシアのスープ』
ロシアのスープってそういう事か。スープに入ってる肉ってロシア兵だよね。最初から殺すつもりで男を誘惑したのかな。それともこれが初めてじゃなく、今までもそうして生計を立てていたとか。お母さまとマァさんが何者だったのか、イマイチ分からず疑問が残る。
わたしとソーニャが総合双生児だったのには驚いた。兵隊がわたしとソーニャにやたらビビってたのはコレのせいなのね。テレビでしか見た事ないから、申し訳ないけど実際に見たら俺も腰抜かしそう。
『コール』
前半は僕(岳)が死んでるかと思いきや、亡くなってたのは雄二のほう。台詞とト書きに混乱させられ騙された。
話は男2人+女1の組み合わせで、同じ女好きになるよくあるパターン。岳がズルいし汚い。けど病気持ちっての考慮すればまあ許せるか。最後は幽霊の雄二が岳と美雪を良い感じにしてホッコリ。あの後の岳と美雪はともだちの枠じゃ収まらんだろう。そうなると幽霊の岳は幸せそうな2人を見て複雑な心境だろうなー。俺だったら耐えられないから成仏するわ。
『押入れのちよ』
んー思ったのと違った。怖い系の話かと思ったのにコメディーだった。ちよと恵太のコント見てみるみたい。ちよが人懐っこくて全然怖くないんだよなー。表題作で期待してだけに微妙。表紙はいかにも怖そうなのに...悪い意味で騙された。
『老猫』
猫が人間に取り憑く話?典子が急に猫舌になったり、魚の口臭だったりした辺りで分かった。ただ、全体的に話の流れが分からんし、最後も謎が残る。父がハムスターぶっ殺したイカレ野郎だという事は分かったけど。
個人的に犬派で猫嫌いなので、猫を溺愛する美紀には全く感情移入できず。女王様の猫より、従順の犬の方が可愛いもんね。何十匹も飼ってた叔父の家とか地獄だわ。
『殺意のレシピ』
食卓で起こる夫婦の静かな殺し合い。互いが海と山の知識を活かして、平然を装いながら相手を殺そうとする様子が面白い。生魚+海藻のコンボで毒殺しようと企む文彦もスゴイけど、山も海も研究してた久仁子も負けてないね。殺意MAXの食卓、よっぽど互いのこと嫌いだったんだろうな。文彦、久仁子、2人の視点からその嫌悪感は伺える。
どっちかが死ぬかと思ってたから、まさかの笑える展開で驚き。笑い合ったの久々らしいから、一応ハッピーエンド?なのかもしれない。まあ、相手の浮気を知ってる久仁子にやり直す気はないだろうけど。あの後、久仁子が離婚に印を押したのかが気になる。
『介護の鬼』
苑子と善三の立場が逆転するのが面白い。善三が覚醒してからが最強。じいさんとはいえ体格いいし、柔道強いしポテンシャルは秘めてたもんな。終盤で苑子が追い詰められるのはホラー映画みたいで怖かった。
苑子のいじめが陰湿でヒドイ。特にアソコに熱湯かけるのは男性としては許すまじ。この調子じゃ節子の胸とかにもぶっかけてたんだろうなぁ。
『予期せぬ訪問者』
殺人犯と窃盗犯のコントみたいで面白い。2人の噛み合ってなさとすれ違いが、アンジャッシュのネタみたいで笑える。警察は殺人犯と窃盗犯を同時に逮捕できて一石二鳥だろうなぁ。古畑で似たような話あったの思い出した。
『木下闇』
神隠し殺人。妹のため事件の真相を突き止めんとすべく立ち向かう弥生がカッコいい。バカでかい木をロッククライミングするとか勇気ないと出来んわ。疑わしい唯一の家に単身で泊まり込むのもリスク高いし。よっぽど妹想いだったんだろうなぁ。
全てがバレた唯一は五月に襲いかかってくると思ってたから、あっさり自殺しちゃって意外。やり合ったら五月に勝てたはずなのに。
ハッキリと詳細は明かされてないけど、骨とペンタンドは弥生のっぽいよね。木の中に死体を隠すとか、若かりし頃の唯一は思い切った事をなさるもんだ。
『しんちゃんの自転車』
ゾンビものなのに怖くない、むしろ感動した。土の中にずっと居たしんちゃんめっちゃ臭そう。私はよく我慢できたな。カブトムシの臭いに似た感じかな。
小学生なのに古いギャグ連発するしんちゃんのキャラが好き。このギャグが今作で重要な要素になってるとはね。
「がってんしょうたくん」で締め括るラストの後味よい。しんちゃんと私、2人だけの秘密を大人になっても共有してるがステキ。今作で唯一明るい作品。
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ホラーだったりミステリだったり、いい話だったりなんとも微妙な気分になる話だったり。全9編。
プチホラーだが、じんとくる「コール」「押入れのちよ」「しんちゃんの自転車」「木下闇」は荻原節。しんちゃんの話が一番切なくて好き。何だか具合悪くなりそうなある意味サバイバルホラー「老猫」「介護の鬼」は胸くそ。「お母さまのロシアのスープ」「殺意のレシピ」「予期せぬ訪問者」は早々に落ちが読めてしまい、いまいち。全体的にちょっと迫力にかける短編集だったかな。
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荻原浩は大好きな作家だ。が、短編を読んだことはない。
なので、読んでみた。
どれも不思議な味わいがあり、決して駄作ではないのだが、やはり、短編だと、荻原浩にとっては舞台が狭すぎるようだ。ちょっとイマイチ。
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内容(「BOOK」データベースより)[more]失業中サラリーマンの恵太が引っ越した先は、家賃3万3千円の超お得な格安アパート。しかし一日目の夜玄関脇の押入れから「出て」きたのは、自称明治39 年生れの14歳、推定身長130cm後半の、かわいらしい女の子だった(表題作「押入れのちよ」)。ままならない世の中で、必死に生きざるをえない人間 (と幽霊)の可笑しみや哀しみを見事に描いた、全9夜からなる傑作短編集。