感情タグBEST3
いじらしい
なんともいじらしいお話
姉の代わりに隼瀬浦に嫁ぐ所から始まるんだけど、とにかく切ない。
そらが素直で健気だから、余計に切ない。
嫁ぎ先の高虎が優しくて、高虎からあきれるくらい大事にされ、ハッピーエンドなんだけど…
なんか切ない。
久々に泣かされましたよ。
健気で無垢で不憫な受けという設定はともすればわざとらしさが鼻につくことが多いのだが、野原滋はそれを実に丁寧に用心深く描いていて自然に感情移入出来た。読んでいて気持ち良かったし、いつの間にか主人公を大切に思う高虎の方の気持ちにこちらの気持ちが重なって余計にw主人公を可愛く思いながら読んでいた。泣かせ所も思わずという感じで泣いてしまい、特に最後の方で名前をつける所は「ここでかー」と、また泣いてしまった。オバサンはすっかり涙もろくなったよ。
ピュアで尊すぎて悶絶
そらがそれはそれは純真無垢で、スパダリ旦那様もとてつもなく優しく、癒されるしかない小説です。 その無垢さに、作中で旦那様が「どうしてくれようか…」と必死に理性フル稼働させているシーンがあるのですが、こっちがどうしてくれようか!!!!と頭抱えるくらいピュアでピュアで悶えました。尊い。まじ尊い。 空良の育ってきた酷い環境の描写も、残忍さをそれほど感じさせないように書かれていると個人的には思うので辛い描写が苦手な方でも大丈夫では?と思います。
涙が止まりません
健気、不憫・・・てんこ盛り
でもって嫌味がない
するするすると読み進めてでもしっかり残っていく感じの
とても良いストーリーでした。
続編も出ている様ですので、楽しみです。
健気とは、まさにこの事
ほんわか、でもシリアス。
最後は予定調和だとしても、ハッピーエンドにまた心からよかったねと思ってしまう。
時々、無性に読み返したくなります。
Posted by ブクログ
月東センセの作品に続き、花嫁ものをもう一冊読みました。
こちらも甘々で気持ちよく読めるストーリーでした。
そらの生い立ちがたいへん不憫で胸が痛むけれど、そら自身はいつも一生懸命に生きていて強さもあるのが安堵できるところでした。読んでいて絶対に幸せになって欲しいと願わずにはいられませんでしたね。
そんなそらを大きな包容力で愛して守る旦那様!!ものすごく心強いそらの味方になってくれてほっとしました。
そして、次郎丸も賢くてかわいくてそらと仲良くなっていく様子にキュンキュンしました~たわむれる姿がたまりません。
後半、そらの勇気ある行動からの展開に涙が…
必死に介抱する高虎の愛に胸が熱くなり…
いや、こういうストーリーって何度読んでもいいものですね。花嫁ものってわりとリスキーな題材だと思うので、作家さんの実力がモノを言いますね。
ラブラブなシーンも甘くて良かったです。満足。
値引き作品の中に入ってくれてありがとう、と言いたい
でないと出会えなかった。
私好みのお話がぎっしりつまっていて、シリーズ作品残り4冊かな、
それらも購入しました。これから順々に読んでいきます
匿名
初めての作家さんでしたがレビューが高評価だったので購入しました。主人公が健気で応援したくなりました。スパダリ旦那様もコミカルな描写があり可愛いかったです。
健気受けの不憫さが愛おしい
生まれた時から疎まれ忌み嫌われ、名前すらつけてもらえなかった子が、政治の道具として嫁がされる。作者さんの後書きで、これを現代物のリアルにすると悲惨すぎると書かれていたが、ホントにその通りだと思う。歴史物にした意図がよくわかる。
嫁いだ相手が溺愛するスパダリだった事は幸せだった。シンデレラストーリーのようで、優しい気持ちになるお話。
Posted by ブクログ
とにかく良い!
ピュアラブ、スパダリ、儚げでも芯は強い、溺愛とこれでもか!な一冊に御座います
存在すら認められず名もなく生きてきた空に名と人としての生活と愛を与える高虎
そんな二人を取り巻く高虎の側近、魁傑と弟嫡男、次郎丸
涙と感動とエロスたっぷり
空を慈しみ大切に思うがために手をだせない高虎の生真面目さや、高虎のために生きる空
空が命を落としかけ、必死に看病する高虎とその後、結ばれる二人に感動です
個人的には魁傑と次郎丸の掛け合いが楽しくて大好きなので、今後の二人をもっと読みたいです。
Posted by ブクログ
一度読んだことあったけれどアンリミで再読。
双子の末子の捨は出生児に母親を亡くしてしまい領主の父から嫌われていた。馬小屋で寝泊まりし食べ物と仕事のことだけを考えて生きてきた。
ある時隣国に嫁ぐよう言われて性別を偽って嫁ぐことに…。
何も知らない無垢なそらと優しい旦那様や従者と次郎丸がとても可愛かった!
あと2巻読みたいな…
健気受け
健気受けが好きな方におすすめです。ティーンやBL初心者でも読みやすい内容になっていると思います。残念なのは挿し絵が一切入っていないことです。今後、改善されることを願います。
人気が出るはずだわ
薄幸不憫な子が、幸せになっていくのが大好物!その子が自然を友に生き、その恵みを素直に受け取り命を繋いできたサバイバーだった!萌えたわ。野鳥に好かれ、水の流れ、天候を読む。天の使いか!旦那さまがメロメロメロンになっているのも微笑ましい。こりゃ続編も出ますよね。
不憫受けの王道
自己肯定感の低い不憫受けがスパダリに甘やかされてすこしずつ心を開いていく王道BL。受けの不憫さに心が痛みますがその分幸せになって…!と強く願わずにはいられなかったです。
Posted by ブクログ
不憫受のお手本のような話。よくある展開だけど、主人公やその周囲を取り巻く人々、それぞれの背景もきちんと書かれ不足がない。受の存在を認めさせるエピもちゃんとあり、最後まで上手くまとまっていた。途中じわっときて、読みやすいしおまけにイラストも綺麗だしで、万人に好かれる良い本だと思う。ただ最初の4分の1ぐらいで不幸描写は終わり、後は受の愛されターンが続くので、不憫が好きな人には全体的に平坦で物足りなく感じるかも。
Posted by ブクログ
いい意味で時代物感が薄くて良かった。
空良の不遇の幼少期から、双子の姉の身代わりに嫁がされて男だとバレて…。
しかし、高虎の器の大きさ半端ない。
頭空っぽにして難しく考えず読んだ方が楽しいです。
時代背景とか緻密さを求めるなら歴史小説読めばいいのだし、2人の心情や空気をやさしい気持ちで読める小説です。
空良が虐げられてきたバックボーンとか、次郎丸の身代わりになろうとしたところとか切なさややり切れない気持ちも、全て高虎や魁傑、次郎丸の優しさで補われる。
誰もが生きる意味は平等だと、これから空良がたくさん心に幸せを積もらせる未来がか垣間見得る終わり方で良かったです。