【感想・ネタバレ】暗闘のレビュー

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ネタバレ

総理に続き2冊目である。
山口敬之氏はこれらの情報をどこからどうやって仕入れたのだろう。
ジャーナリストとしての誠実な人柄と、丹念に時間をかけて繰り返された取材の賜物であろう。
1日も早くジャーナリストとしての第一線に戻って来ることを願わずにはいられない。

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2020年01月01日

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野党は無策で、自民党内にもポスト安倍はいない。もはや国内では敵無しとなった安倍長期政権の次の目標は外交だ。

本書は外務省に頼らない、総理自らが直接指示する安倍外交の分析に多くのページを費やしている。そして、安倍外交の最重要ターゲットがトランプ大統領だ。

トランプの大統領就任前にいち早く面会し、良好な関係を築き上げた安倍総理は在日米軍問題や対北朝鮮問題の解決を狙う。これぞ、安倍総理が保守政治家として期待されていることだが、その結果、親安倍派はますます安倍総理を応援し、反安倍派はますます攻撃を強める。

安倍総理としては、自身の評価が2極化することを覚悟の上で、政権の総決算に挑んでいる。その最終目標が憲法改正だ。

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2017年11月14日

ネタバレ 購入済み

今となっては・・・。

2023年7月読了。

ずっと積ん読状態だったので、この際と思い一気に読了。

安倍さんへの敬意とその功績を讃えたい。
それにしても、故人も「回顧録」で話しておられたが、日本の外務省と云うのは、「真に日本の国益」を考えているとは到底思えない。財務省や厚労省等と同様、「任期が来たら居なくなる様な政治家等に聞く耳は持たず、自分達の省益のを追い求める」だけの集団であり、正に「税金泥棒」ではないかと、本当に腹が立った。

安倍さんのように、それを承知で各省と闘いながら政治を進めて行けるだけの強い意志を持った政治家が、今後表れるのかどうか、薄~く期待して待つしかないだろう。

少なくとも、現在の岸田首相は財務、外交共に、官僚の言いなりの様であるから、経済政策さえキチンと纏めてくれれば、早々に退陣していただきたいと強く思って、読了した。

この著者は、安倍さんと懇意にしていた方で有名だが、TBSの元社員とは知らなかった。
中国の様な場所でも、「真の民主主義」「真の保守」が理解できる人が育つのだなと、かなり驚きを持った。

#切ない #深い #タメになる

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2023年07月27日

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2021年50冊目。満足度★★★★☆ 安倍総理のトランプ大統領との初めての首脳会談、プーチン大統領との北方領土問題を巡る首脳会談の裏側など、安倍外交のインサイド・ストーリー。第2次安倍政権で新設された国家安全保障局(NSS)が、外務省に対する不信感から生まれたという話は、総理に近い著者ならでは。カネの問題で辞職した元法務大臣の河井克行氏がトランプ政権誕生時、総理補佐官として、外交において極めて重要な役割を果たしていたことを知った。

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2021年10月07日

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安倍総理のトランプ大統領との初めての首脳会談の裏側や、プーチン大統領との北方領土問題での経済活動を巡る首脳会談の裏側など、安倍外交の内側をノンフィクションで著した一冊です。第2次安倍政権で新設された国家安全保障局(NSS)が、外務省に対する不信感から生まれたものだという話は、新聞やテレビなどでは分からない情報で、総理に近い著者だから得ることのできた逸話だと思いました。

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2017年10月18日

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 前作「総理」に続く、安倍首相の言動を傍から描いたものである。前作は自ら見聞きした場面が多かったが、今回は必ずしもそうではないように読める。
 今回は、トランプ大統領誕生の2016年秋からの話で、トランプ大統領との関係、外務省との関係、プーチン大統領との交渉など、外交が中心である。
 安倍首相に関しての記事は、悪口や難癖しか見当たらず、政治の現場の実態が全く分からないのが現状である。本書のような裏話は、同時進行でなくても、新聞や雑誌での解説記事なりで読みたいと思う。それが出てこないのは、マスコミの記者の取材力や考察力不足なのか、思い込みでしか書けないからなのだろうか。
 他には期待できないので、1年遅れでも我慢するので、このような政権の内幕(スキャンダルではなく政策や政治判断に関する)記事を今後も作者に期待したい。

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2017年10月04日

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前作の「総理」が非常に興味深かったので、本作も拝読。

政権の機微に触れる情報などの言及の深さは、前作よりも若干浅くなった感は有るものの、テレビや新聞では知れない、当事者に肉薄しているからこその情報は単純に、「そうだったのか!」と思わせることが多い。

トランプ陣営への、当選前からのコンタクトに関する言及が、本作の白眉で有ると感じた。

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2017年06月21日

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2016年にドナルド・トランプが大統領候補であった時から、安倍政権がどのような戦略をとっっていたかの部分が興味深かった。結局トランプタワーで安倍首相とトランプは対中国・中国封込めについて話していたようだ。

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2017年05月04日

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「総理」に次ぐ山口敬之さんの2作目、
変わらずの高クオリティ、圧巻のルポルタージュ

トランプが泡沫候補と蔑まれていた2016年早春からトランプ陣営へのアプローチしていた経緯が
端的に記させている
佐々江大使、森局長、河井補佐官のレンガを積むような地道な事前活動、
そうして得た ウィルバー・ソロス、マイケル・フリン、ピーター・ナヴァロとの直パス!
就任前のトランプとの面談は、一朝一夕でやったものじゃなくて 総理の国家観に基づく緻密な事前準備が成し得たもの

外務省との暗闘ヒストリーも息をのむ程で、
米朝韓におもねて国益よりも省益を優先した外務官僚の面々、
河野談話を主導した谷野作太郎、
北交渉を独占した田中均、
日露交渉の途中過程をリークして交渉破綻を狙った外務省ロシアスクール、

「内なる敵」との暗闘が繰り広げられていた

本書のタイトルである「暗闘」の相手方が
外国の面々ではなくて、
日本国内の官僚や政治家であることが、
なんとも悲しい


彼らはなぜ国益毀損となる行為をするのか?
国益を求めていないのか?
という疑念が残った

一方で、総理の国益を守る!という決意と行動がリアリティをもって本書から伝わってきた

省益優先の外務省に依存しない、
NSSや官邸スタッフ、総理寄り官僚の面々によって、
「官邸主導外交」と「多層的アプローチ」を構築する過程が、
本書のメイン取材対象であった

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2017年04月24日

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普段全然ニュースもみれていないのですが、ここ最近毎日のようにトランプ氏が何か物議をかもすような発言・行動をしていることは知ってしました。
この本は、そのような体制に日本(安部首相)がどのように向き合っているのか、いこうとしているのかが簡潔にまとまっています。
その他にもロシアとの関係や真珠湾訪問の意図などいろいろなニュースがつながる話がありこれからニュースをみて考えるいい下地ができた気がします。

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2017年03月26日

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 メインに持ってこられている安倍トランプよりも、プーチンとのやり取りの部分が面白い。とにかく内なる敵が大変…

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2017年03月26日

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前作「総理」に続く山口敬之氏の政治ノンフィクション。今回は外交を中心に安倍総理の影なる戦いを描く。
トランプ大統領との関係性構築の為に動いた裏方の人物、プーチン大統領との会談における実質的な成果、外務省との内なる戦い、韓国との付き合い方などなど。新聞やテレビだけでは知れない闘いがリアリティを持って描かれている。
曲者揃いの海外リーダーと渡り合って行くには今の所安倍総理しか居ないんじゃないかと思わざるを得ない。
野党も大阪の小学校の問題で責めるばかりじゃなくて、将来の日本の姿を語ってほしい。今政権取って日本をどうしたいかが全然見えない。
しばらくは安倍政権に頑張ってもらわないと、思わせる本であった。良書。

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2017年03月12日

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元TBS記者による安倍外交の舞台裏。
著者と安倍首相の関係無くしては、ここまでのやり取りは明かせない。

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2017年02月04日

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トランプ就任時期の本なんで、ちょっと古い。
が、改めて安倍さんが何を考えてどう動いていたかを知ると、スケールの大きなすごい政治家だったんだなと感じる。
勿論そんな立場から記述しているのはそうなんだろうが、こんなこと考えてこんな風に行動出来た人がいたかと。
ま、日本が、日本になって欲しくない人達が、心の底から憎み倒したのも、理解出来るわ。

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2022年07月15日

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トランプ外交、日露外交など、諸外国への安倍外交に関するジャーナリスト本。
前作と違って、ライブ感というか生々しさが鳴りを潜めていたのが残念。トランプの章はまだ舞台裏という感じでしたが、後の章はオープン情報で構成されている印象。

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2020年07月04日

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トランプ氏が大統領選挙に勝ってすぐに対談を実現したエピソードが中心。本人の体験よりも他人から聞いた話で構成されているようだ。

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2019年01月20日

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トランプ政権後の日米間のやりとり、日露外交について、NSS設立と外務省との摩擦問題など、政治やそれを動かすための動き方など勉強になる。そして政治への関心も高めてくれる。

ただ総理よりも内容は少し薄く感じた。

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2017年08月27日

Posted by ブクログ

今回は安部総理の外交戦略、手腕ついて書かれています。
報道されない裏話は読んでて面白いが
『総理』と比べるとやや弱いかな?

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2017年06月20日

Posted by ブクログ

1作目の総理は素晴らしかったが、これは安部サイドの主張と米中もし戦わばを足して2.5で割った1冊。残念だがこれからはこういう道でいくのだろうか。民間スポークスマンというのも需要はあるだろうしそういう形での情報開示にも意味はあるのだろうか。私がそれにお金を払うかは別として。

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2017年01月29日

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