感情タグBEST3
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「仰る通り!」と拍手したくなる。
医者の世界は良く知らないが、閉鎖的な世間で既得権益に守られた無能者の存在がどれ程の害毒を撒き散らしていることか。
若者を甘やかすな。鉄は熱いうちに打て。
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医局制度に基づく封建的・全時代的な仕組みはインターネットの普及と2004年からの新研修医制度により崩壊した。
特に著者のような麻酔科医の仕事は個人のスキルに依存するところが大きく、フリーランスとして高い技術を維持しつつ相応の高い報酬を得ることが可能である
医療の崩壊や医師の偏在は、市場原理が働いていないことが一番大きな問題であり
基本給を減らし当直費を上げることで、当直をしないママ女医と過酷な男性勤務医の報酬面での差別化をはかるべきである。
具体的な医者のキャリアを以前と現在、各科ごとの違い、目的別の働き方などから理解できる
医療の状況が変わっていく経緯も時系列で説明されていて、興味深い
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著者はフリーランス麻酔科医であり、ドラマドクターXの取材協力をしている。
医者は高級取りが多い、この話はよく聞く話であるし医者を目指す理由に少なからず入るのではなかろうか。このカラクリについてかなり詳細に書かれている。
著者が医療系ドラマに関わった経緯から、本書は医療系ドラマの社会的影響になぞって話を展開している。それにしても、医療系ドラマはどれも人気であるなと感じる。
この著者の本領は、第6章これからの稼ぎ方に見られる。第1-5章は現状の事実と分析、著書の生い立ちとなっているが、本章はそれらを踏まえてどうすべきか、どこを改善すべきかをはっきり書いている。これは、フリーランスだからこそのなせる技であろう。
度々登場する金額のデカさにため息が出つつ、医療は切手きれない分野なので、いいところは残しつつ悪しき習慣は改善して欲しい。
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内容紹介
大学病院の教授の権威は失墜し、野心溢れる若手医師が目指す存在ではなくなった。
いま、封建的で年功序列のこの組織に飛び込んで行っても、将来のポストの保証はない。
その代わりに、医師たちは薄給でも将来のキャリアの役立つ都心のブランド病院に殺到し、
健康診断や当直などのアルバイトで食いつなぐフリーター医師も出現した。
また、専門的なスキルを売りにして腕一本で高額な報酬を得るフリーランス医師は、病院にとってもなくてはならない存在となった。
変革の時代にある医療現場の実情、医師たちの本音とは――
100以上の病院を渡り歩いた現役フリーランス麻酔科医が辛口で書き綴る
◎プロフィール◎
筒井冨美
1966年生まれ。フリーランス麻酔科医。
地方の非医師家庭(医師ではない家庭)に生まれ、某国立大学を卒業。
米国留学、医大講師を経て2007年より「特定の職場を持たないフリーランス医師」に転身。
本業の傍ら、メディアでの執筆活動や、「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)
「医師たちの恋愛事情」(フジテレビ系)など医療ドラマの制作協力にも携わる。
著書に『フリーランス女医が教える 「名医」と「迷医」の見分け方』(宝島社)がある。
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わたしが医療機関で働いて20年になります。
この本を読むと、その通りと思うことがたくさんありました。
医師を知るには、なかなか良い本のような気がしました。