感情タグBEST3
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主人公は人と話す事を大の苦手とする高校生の男の子 赤草 翼。
偶然立ち寄ったペットショップで猫を飼う事になりその猫に「モナミ」と名づけます。
そのペットショップの動物達は正当な飼い主には美しい少年・少女に見えると言う 今までになかったファンタジー色溢れる展開が新鮮です。
頼りなかった翼がモナミの叱咤激励で少しづつ逞しく変化して行く姿が心地よい。
背景として過去の重い出来事が根底にありながら 作中に優しい空気が流れ温かい気持ちで最後まで読む事が出来ました。
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不思議なペットショップで素晴らしいペット(でも飼い主の目には美少女に見える!)と出会う人たちの物語。少し不思議でほんわかとして、だけど心理面の痛々しさも描かれていて、読み応えのある作品です。
主人公・翼の出会うモナミがとにかく可愛い! ツンデレぶりも最高です(だって猫だもん)。猫の姿も美少女の姿も楽しめる……一度で二度おいしいペットですね。こんなん飼いたい。
心に傷を抱えたそれぞれの人たちの物語は悲しくて苦しいのだけれど。トラウマそのものの正体に気づけず症状だけに苦しまされる、という方がつらいものがあるなあ。もちろん直視するのがつらいことなのは当然だけれど。正体が分からず対処できないことの恐ろしさの方が重大だと感じました。だからこそ、これはもう「間に合ってよかった」というしかないです。
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モナミ・・・なんて、なんて、なんて素晴らしい猫ちゃんなの!!!こんな子なら、私だって飼いたい!www
不思議なペットショップに導かれるようにやってくるお客様は、みんな心に深刻な闇を抱えてる。
それらを知るのはちょっと辛い。
家族や伴侶にも簡単には明かせないのが心の闇。
ペットとの信頼関係って、人間同士以上なのかなー?w
そう思うとなんだか切ない。
いや、やっぱ別物と考えるべきなのかな?
ま、人間同士の関係はいろいろ面倒だしね!ww
もっと、続きが読みたいものです♪
Posted by ブクログ
ファンタジーの混ざった
ヒューマンドラマという感じの小説。
猫のモナミと、アロワナのルーシィが可愛かった。
小さいサイズの人間たちがペットとして
売られている、という毒のきいた設定も◎
櫛木さんは振り幅がすごい。
Posted by ブクログ
とても読みやすく、優しく穏やかな世界に心が癒される。しかし普段ミステリーやサスペンスを多く読んでいることもあって、少々話の展開の少なさに物足りなさも覚えた。
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対人恐怖症の高校生翼がペットショップで出会った猫モナミ。愛猫の手を借りながら、大人への階段を登りはじめる青春ストーリー。
胸糞悪小説の第一人者・櫛木さんとは思えない爽やかなアオハルもの。翼が心を閉ざす要因になった父親の謎や、友人ができるきっかけは面白いが、尻すぼみ感あり。
Posted by ブクログ
こんなペットショップ見つけたいなー、、、真実の飼い主のみ美少女に映るペット。愛すべき存在。会いたくなる、わたしの可愛い愛犬に。そして家族に。櫛木理宇さんの優しい小説初めて読んだので面食らってます。そして物足りなかった、、ブラックな作品がやはり好きだわー。とっても爽やかだった