感情タグBEST3
Posted by ブクログ
個性的な表紙
マイホームを手に入れた主婦 曜子
ある日突然 電話がかかってくる。
何十年の昔の知り合い
かつての仕事の依頼主 題名の狙撃銃に関する仕事
ありえない設定にも関わらず 面白い
引き込まれていく
内容はめちゃくちゃに等しいが 何故か人の気持ちを掴んでしまう。
一気に読み終えました。
Posted by ブクログ
タイトル買いである。オクラホマの祖父エドに攻撃的護身術を叩き込まれた曜子。帰国子女なのに、高卒の曜子には厳しい学歴社会の日本だった。祖父の代わりに一度だけアメリカで暗殺に関わってしまった曜子。25年の歳月を経て、結婚して2児の母となった今、再び暗殺の依頼が。家族を守るため、葛藤を抱えながらの暗殺。そして、中盤は娘を守るための過激な行動。最後の暗殺指令は……1冊で3度のピークを作った本作は、なかなか面白い。
Posted by ブクログ
10代の頃に依頼され他人を殺した主人公。
現在二児とへたれな旦那を抱えた専業主婦として念願のマイホームを得て平和に暮らしていたのだけれど、25年を経て再び仕事を依頼され、というお話。
荻原浩らしく軽い読み口でさらさらと読め、主人公の状況は重たいもののそこまで重さを感じさせません。
そして生きることに対してほんの少し優しく背中を押してくれる感じが荻原浩らしく、近頃重たいものばかり読んでいた私にはとてもいい息抜きとなりました。
映画を観ているような感覚でした。(ミニシアター系ですね)
Posted by ブクログ
面白かった!
主婦が暗殺者という設定!
子供の頃にアメリカで、祖父エドから、あらゆることを教わっていた曜子。格闘技、護身中、射撃、銃の分解。そのエドは暗殺者。
そしてそのエドの仕事を一度だけ代わりにやった過去を持ちます。
日本で平凡な主婦をしていた彼女に、25年ぶりに仕事の依頼が。
わずかばかりの報酬にも関わらず、家族を守るため、その依頼を受けることに。
そして、ハラハラドキドキの展開ながらもそれをやり遂げます。
銃の持ち運びが主婦目線で面白い!
一方で家族の様々な問題にも直面!
旦那のフォローに加えて、娘が学校の友達から意地悪されるところの解決がスッキリ!
彼女の娘を思う気持ちとその行動力!
良いですね!
そして最後の依頼が‥
という展開です。
途中、銃の蘊蓄には正直うんざりしてしまいましたが、楽しめました。
そしてラストシーン。
この終わり方よかったです。
はちゃめちゃながらも、とても楽しいエンターテイメントストーリーでした。
Posted by ブクログ
暗殺者の祖父に育てられた曜子の元に殺しの依頼が来る話。家族を守るためにと銃を手にする曜子が逞しい。母は強し。家族を守る曜子を守るのもまた家族やな、と家族の関係が胸に沁みる。
死ぬまでに(合法的に)一度は銃打ってみたいから、曜子みたいな敏腕狙撃手に憧れる。
Posted by ブクログ
読み始めのほうはちょっとはずれかなと思って読んでいましたが、読み進めるうちに面白くなっていきました。平凡な主婦なのに殺し屋・・・母の強さを感じました。
Posted by ブクログ
荻原作品にしては珍しく「面白い!」って感じるまでに時間がかかる一冊でした。
主人公の「仕事」のシーンはハードボイルド、「家庭」のシーンはドラマっぽくいろんなジャンルが混在している印象でした。
最後の数十ページ、主人公の葛藤や明かされていく真実には涙してしまいました。。。
そして、子どもの親の異変への敏感さはみんな共通なんだと改めて思いました。
Posted by ブクログ
主婦で暗殺者。このギャップをどう埋めるのか。
エンタメに徹するのか、シリアス路線にするのか。
難しい設定なんだけど、ほどよく、バランス良くまとめていると思う。
ただ、やはりどうしても中途半端の感は否めない。
Posted by ブクログ
設定は好きなんやけど、何か雰囲気が暗くてあまり楽しめる感じではなかった。何かが足りない感じ。
でも、オカンがライフル使えるとか最高やんね。しかもめちゃくちゃ上手いどころか、組み立ても出来る。凄腕スナイパーかっこええやん。まっ、我が娘を守る気持ちは分かるよ。
Posted by ブクログ
幼少期にアメリカの祖父へ預けられ、銃の打ち方を仕込まれた曜子。
自分を育ててくれた祖父が暗殺者であったこと、そして一度だけ祖父の仕事を肩代わりしたことがあることを「秘密」として抱えています。
40歳を超え、二人の子どもと、少し頼りないながらも優しい夫と、ささやかながら幸せに暮らしていた彼女の所へ、以前の仕事の依頼者でもあったエージェント「K」から連絡が入ります。
家族に危害を加えられないようにするため、また報酬を家計の足しにするため、ふたたび仕事に向かいますが、主婦であるということ、そして「銃」が違法な日本が舞台であることなどから、独特のハラハラ感を味わうことができます。
家族ドラマとして読むと、長女や夫を元気づけたり、トラブルを解決するために母親として奮闘したりしている主人公の姿に、胸がスッとする部分もありました。
一方で、ハードボイルド小説、として読むと少し物足りない部分があったように感じました。狙撃についてや銃器についての知識などはアメリカの実情がリアルに描かれているように感じましたが、特に、作品全体のエンディングについて、(特に代案があるわけではないのですが)もう少し別の終わり方でもよかったのではないかな、と感じました。結局、曜子自身がどのように「過去」と向き合い「未来」を歩んでいこうと思ったのか、というメッセージがもう少し明確だと良かったかな、と思います。
Posted by ブクログ
惜しい!!何かが惜しい作品だ。ママの銃を操る姿はカッコイイし、暗殺者の祖父に小さい頃から教えこまれてる語りも読み応えあるのに・・・何かが足りない気がしてしまった。
娘を虐めから守るママは、有り得ない程にぶったまげだし、、面白かったのに・・・何故か、惜しい!!と思ってしまいました。何が惜しいのかは、まぁ読んでみて下さい(人に丸投げw)
もう一捻り欲しかったかな
荻原浩の作品、どれを読んでも優しい気持ちになります。そして中だるみを感じさせない、馬が颯爽とかけていくようなリズムで読み進めていける。
この作品も、登場人物全てに人間臭さがあって、引き込まれました。
平凡な主婦が実は暗殺者だった、という個人的に大好きな設定。
でしたが、ここまで『人を殺してしまった』という葛藤の煩悶を全面に出されてしまったのが、うーん、という感じ。。まぁ確かに『殺人』はそれだけ重い許させるものではないんですが。
もっと『殺されても当然』くらいな極悪人を成敗する痛快ストーリーでも良かったんだけどなぁ。
せめて最後にはどんでん返しみたいな展開があれば、スッキリ読み終えたんですが。