感情タグBEST3
Posted by ブクログ
実践編とあるだけあって、克服するには今後どうするかがタイプ別にあってとても良かった。
克服していくにあたりこんな傾向がある、安全基地となるまでこんな思いをするだろうという周りの人目線も書かれていてまさに実践編。
巻末テストで私自身は安定型6割回避と不安が2割ずつほど、パートナーは割合は聞いていないが本文の回避型にばっちり当てはまっていたのでこれから応用していきたい。
この2年間、傷ついたりしんどいと思った相手の言動が、回避型によるものが大きいようでなんだか腑に落ちたし今後どうしたら良いかも見えてきて少し安心した。
パートナーに自分も読むから読んでほしいと勧められた三部作だったが、お互いが知って良かった作品である。
Posted by ブクログ
もう一冊のシリーズにひきつづき、かなり興味深い内容です。
自分が母との愛着障害があることを改めて強く実感できかなり腑に落ちました。
自分の心を整理し、我が子へは同じようなことはないように負の連鎖を断ち切ります。
Posted by ブクログ
非常に興味深く、自分を本の中に見た内容だった。
自分は回避型の何かはわからないが、回避型は確実であった。子供へのアプローチ、夫との関係、とても実りある内容である。親との関係は回復できるかは自信がないが、自分の中に安定の基地を作ることはできる。よかった。
Posted by ブクログ
何をやってもぽっかり心に穴が開いた状態になり、途中で躓いてしまう、その根本が愛着障害にあるのではないかと分かった時、過去のことがフラッシュバックされ、それが糸で繋がったように感じた。
認知からではなく愛着から改善を。それも心にストンと落ちた。今までは考え方とか捉え方とかを変えようと頑張ってきたが、短期的な改善しか見込めなかった。愛着障害が改善できたら、自分が思い描く姿に近くための土台が築けるのではないか、そんな気がしている。
実践的な教科書
自分がACであることは以前から気がついていましたが、それに対する対処を見つけられずにいました。
通院を重ねても生きづらさが改善せず、
なにか糸口はないかともがいている時に、岡田先生の本に出会いました。
「死に至る病」で現状を理解し、
この本で対策について教えていただけて光が見えたような気持ちです。
Posted by ブクログ
安定の岡田先生の愛着障害シリーズ。
ボリューミーな内容で学びの多い一冊だった。
自分の中の安全基地の状態を意識しながら生活していきたいと思った。
Posted by ブクログ
愛着障害について理解が深まる良書。
具体的にどのような対応をしていけば良いのかが記されているのも良い。
また、最近、このような本を立て続けに読んで感じたことは、人との関わりに置いて起こるさまざまな問題には、発達障害と愛着障害が絡んでいることが多いのではないかということ。例えば毒親と呼ばれる人たち。
知らない間に「無理解からくる暴力」の加害者にならないためにも、知識を得ていくことは大切だと思いました。
Posted by ブクログ
「症状」が真の問題ではないっていうのは本当にその通りで、そこが精神科の難解さの所以の1つだと思う
この本の著者みたいに、自分も誰かの世界を広げられる人でありたい
✏傷つきやすい傾向を抱えた人は、過去には実際に傷つけられた体験をしていることが多く、さらにはその「自分を傷つけた人」が、本来であれば自分を一番に守ってくれるはずの親であったことも多い。
また、親が意図的に傷つけてきたというよりも、親にはそのつもりはなかったが、結果的に傷つけてしまったというケースも多い
✏愛着障害によって問題行動を起こしたり、発達障害のような症状が現れることがある。
ここで、親が自分の基準から外れた子を「悪い子」とするだけでなく、医学までもが、親ではなくその子の方を「異常」と診断することは、虐待に加担することにはならないだろうか。
✏「心的等価の様式」の状態では、自分が感じていることや考えていることと、外的な事実は、区別されない。
自分が主観的に感じていることが、そのまま客観的な事実なのである。
ひどいことをされたと感じたら、それがその人にとっての現実なのである。
Posted by ブクログ
第2章がとても考えさせられた。
マドモアゼル·コフマンの治療や、「手当て」、治療モデルのコペルニクス的転回、、、
症状より、背景の「愛着の問題」を見る
3章
物事をありのままに受け入れ、それを「どうにかしようとしない」態度を身につけようとする、
「こうあるべき」ではなく、「これもよし」と考える態度を、体得する
第5章
1よい行動をしたときにほめるようにし
2好ましくない行動は無視
3看過できない、
生命に関わる重大な行動にはしっかり反省させる
Posted by ブクログ
どちらかというとこどもとどう接すればいいかわからない親だったり成人になってもぎくしゃくしてる親に手にとってほしい。でもそういう親は自分達が原因ではないと思っていそうだけど…
Posted by ブクログ
ハンマーで頭をぶん殴られたような衝撃的な本。カウンセラーが一時的に安全基地になることを容認し、メンタライジングやマインドフルネスといった手法を使う。
Posted by ブクログ
“愛着障害”に関し、著者は複数上梓しているので、
今更ながら、時系列的に、刊行された順番に読んでいくべきだったと読み終えて気づくに至る。
著者のきわめて論理的な、スキのない文章は説得力があるが、
とりわけ、ところどころ挿入されている具体例がものすごくわかりやすく、
身近に感ぜられるとともに切ない気持ちになる。
Posted by ブクログ
愛着障害の改善には安全基地が必要でありそうなるその為の心掛けが愛着の種類ごとにまとめられていた。
相談者に対してはとにかく共感が大切で否定的な発言は控える。
愛着障害のサポート役が読む本であり当事者が安全基地になる事で改善されるとも書いてある。
ここが重要だと思った。安全基地を必要とするのではなく自分が安全基地として自立していく。これができると理想的な回復をしていくだろう。
Posted by ブクログ
「親や家族がその人を良い方向に変えていこうと思うなら、今までの散々な経緯については、いったん頭から拭い去り、もう一度新しい気持ちで本人と向き合う必要がある。過去の失敗や恨みつらみにとらわれていたのでは、どちらも前に進めないのである。 どちらかが先に、それをするしかない。自分が傷つけられたことにとらわれている限り、相手も変わらないのである。」
家族の繋がり・在り方について勉強になった。
憎い相手に対し、自分がどこまで譲歩できるか。
ほんとに人生、楽じゃないな。
Posted by ブクログ
安定した愛着の安心安全の重要性や
不安定な愛着による生きづらさなどを知り、
自分自身の愛着の形成はどうだったのだろう
と振り返ることができました。
親が子供の安全基地になれるような
理解やサポートが広まるといいなと思います。
Posted by ブクログ
生きていく土台である幼少期の安全基地が運悪く不安定だったとしても、これを克服する方法はある。あなたがあなた自身を一番大切にする、身近な人の安全基地になろうと努める、紙に書き出す、子どもを育てる、ペットを飼う、仕事や趣味に没頭する、などが挙げられる。
Posted by ブクログ
本書をはじめ岡田先生の著書に唯一決定的に欠けているのは、安全基地となる者の条件、努力、精進を求めるばかりで、本人の自助努力も必要だという点にはほとんど言及されていないことだと思う。すべては安全基地がないせい、安全基地となる者が未熟なせい、といった印象を与えるが、最後はやはり『天は自ら助くる者を助く』ではないだろうか。
結局、愛着障害が重症であればあるほど、安全基地の存在だけで改善できるわけではない。本人の「変わりたい」「救われたい」という意志がなければ、救ってあげることなど誰にも出来ないのだと痛感する。
しかし岡田先生の本からはハッとさせられること、学ぶことが多い。あらゆる理解不能な行動が愛着障害から始まっていたんだということがよくわかった。
これまで手当たり次第に読んできた「うつ病」に関する本…その何十冊分を凌駕する、根本的なヒントを与えてくれている。
愛着モデルでは
"愛着へのダメージ→不安定な愛着→ストレス耐性・適応力の低下→症状出現"
それゆえ、回復のコースは
"その人 本来の生き方を獲得すること"
医学モデルとの違いがよく説明されている。
難しいけど、読んで損なし。
娘でもあり、母親でもある立場上、『親が変われば子が変わる』←的な実例ばかりで、読んでいて苦しかった。
親に今さら甘えられないし、病気までいかないから、伝えるなんてできないし、したくない。でも、明らかに苦しんでいる自分がいて、それに気付かされるから苦しいし辛い。
でも、子に同じ苦しみや、それ以上を背負わせたくないから、自分で自分が安全基地となる生き方。←自分で自分を受け入れ、励ませる自分になれるよう挑戦中。
難しいし、愛着障害あれば苦しいだろうけど、知識として入ると客観視もできるし、ただただ不安になることもない。
あとは前向きに処理、消化できるか←がポイント!
Posted by ブクログ
医療モデルでは、症状がでたり問題行動をおこす子どもが悪いとの見方になりがちだが、愛着モデルでは環境や家族関係の問題ととらえる、という見方には納得。
読みながら関わった子どもたちや自分に当てはまるところがたくさんあって、泣いてしまいました。
愛着障害の克服事例として、愛着障害のもとになった親に働きかけるケースが紹介されていましたが、実際にはなかなか難しいと思います。わかってもらおうと努力して却って傷つけられることの方が多いと思うので、代替的な愛着形成、育て直しをもっと紹介してもらいたいなと思いました。
とても勉強になるけど
自分が不安定だと
読んでてますます不安になってしまった
安全基地に親がなってくれなかったら
カウンセラーに頼むって
誰を信用したらいいかわからないし
自分がいきなり安全基地になることは難しいし
いろいろ考えてたら寝れなくなってしまった、、
くるしい
参考になることは書いてあるけど
具体的に自分はどうしたらいいのかって
わかんなくて
焦ってしまって
困惑してます、、
Posted by ブクログ
愛着障害という、愛着を抱くべき人に適切な愛着を抱けなかった事によって起きる様々な障害についての本。
愛着障害に対する治療法が書かれているのかと思ったが、まず筆者は愛着障害の原因は障害を抱えた本人ではなく、親や親類、上司など周囲の人間にあるという。
そのせいか、愛着障害を持ち、苦しむ本人が、自分から何かに働きかけて治す方法ではなく、周囲の人間から愛着障害を持つ人間への関わり方を、愛着障害のタイプ別に説明される。
つまり、この本の大半は「愛着障害に困る人が自分ひとりで克服するための方法」ではなく、「愛着障害を抱えた人の周囲の人が、愛着障害の人を支えるための方法」なのだな、と思って読み進めていた。
しかし、最後の愛着障害の克服という章で、今まで紹介されていた、愛着障害者の安全基地となる考え方が、実は、愛着障害の克服するための考え方でもあると明かされる。
愛着障害者の周囲の人が愛着障害者に優しく接するための方法は、愛着障害者が自分自身に優しく接する方法、また愛着障害者が周囲の人と優しく接するための方法であると、最後の最後に視点の回転が起こる。
そのため、やはりこの本は愛着障害者本人が愛着障害を乗り越えるための本でもあるのだな、と思った。
Posted by ブクログ
人が抱える内面や対人関係、社会適応に関する様々な悩みは、実はその背景に愛着障害が潜んでいることが多い。愛着障害とは、家庭環境における問題(親の離婚、過干渉、虐待等)によって愛着が不安定となり、生きるための土台となる安心感や幸福感が欠如し、社会生活や対人関係に問題を引き起こしてしまう状態のことである。程度の差はあれど、現代人の多くがこのような問題を抱えているように思える。
不安定な愛着を抱えた人は、ストレス耐性が低く、対人関係の困難を抱えていることも多く、孤立して心身の病気に至ってしまう。そうした場合には、従来の医学モデルのように「症状だけに着目してそれを治療することをゴールにする」のではなく、「背後に潜む不安定な愛着に着目し、それを改善する」という愛着アプローチが有効だと筆者は本書の中で何度も強調している。そのようなアプローチで回復した臨床例も多く掲載している。
自分の状況と比較して、実感をもって頷けることが多かった。驚くほど単純な仕組みで、本当にこんなシンプルなアプローチでこんなに重篤な症状が改善するものなのか?と思うような事例もあったが、同時に人間にとって他者からただ受け入れてもらえることというのがどれだけ重要なことかを思い知らされた。