【感想・ネタバレ】青光の街(ブルーライト・タウン)のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

撲殺されたOL、刺殺された出版社社員、絞殺された中学生……接点のない被害者たちのそばに置かれていたクリスマスの青い電飾。無差別殺人? 愉快犯? そんな折、作家兼ブルーライト探偵社の所長の草壁ユナに旧友・秋子から助けを求めるメールが届く。……いくつもの事件が描く複雑な陰影すべての推理が重なり合う時、ユナの前に驚愕の真実が現れる!
----------------------------------------------

読み応えのある推理小説、面白かった!登場人物欄があったのでわかりやすかったけど、それが複雑に絡み合う…途中途中挿入される短い章も見逃せないほど引き込まれた。誰かと答え合わせしたい感じ。

0
2017年04月07日

Posted by ブクログ

主人公を始め登場人物の心情が、丁寧に描かれているので、ミステリーを単純に楽しむよりも、ストーリーに入り込めました。

0
2021年01月26日

Posted by ブクログ

ブルーライト探偵社本営業所の所長、草壁ユナは

雇われ所長である。



本業は作家。



この探偵社の所長だった高橋信三は、かつて草壁の担当編集者だった。

アレコレあって、高橋は出版社勤めを辞め、

探偵社を立ち上げた。



草壁は、体を壊した高橋から自分の後釜として所長の椅子に座るよう頼まれる。

本業を続けながら、という条件でその頼みを引き受け、

「お飾り」で「ド素人」の探偵社所長が誕生した。



雇われ所長の探偵社でも、優秀なスタッフばかりのようで、

キャラ的にもなかなか魅力的だ。



草壁の過去は、途中で、ざっと語られる。



乳児の頃にアメリカの養護施設に保護され、

二歳になる前に、日系人夫婦の養子になる。

養父母は強盗に殺され、生き残った草壁は、

広島にいた養父母の祖母に引き取られる。



大人になればなったで、

二回の結婚で、どちらの夫も事故で失う。

あとあと明らかになるのだが、

最初の夫は、不倫の末の自殺のような事故死だったらしい。

ただし、遺体は上がっていないため、謎が残る。



なんと、ヘビーな過去を持つ女性か。



とはいえ、この過去は、今回の物語に直接かかわっては

こないのだが。



さて、物語は、連続殺人で幕を開ける。

OL、出版社社員、女子中学生、

それぞれ殺害方法は違うが、遺体のそばには、

クリスマスツリーに飾る青い電飾が数本残されていた。



一方、草壁の元に、友人の秋子から、

「助けて」という件名だけのメールが届く。



秋子は、草壁と旅行にいくと言って家を出たままだということがわかる。



さらに、婚約者の身辺を探ってほしいという女性の依頼を受けるが、

調査を進めるうちに、その婚約者は車の暴走事故に

巻き込まれ、命を落としてしまう。その現場には、

またまた青い電飾が…。



幾つもの事件が折り重なり、謎は絡み合い、

物語は、スピードを落とさず結末まで突っ走る。



本の帯には、「草壁ユナ、最初の事件」とあるから、

続編がある?

0
2019年02月10日

Posted by ブクログ

結構複雑に入り組んだお話だった。
最後の最後まで終わってない感じがすごかった。帯に、「最初の事件」とあるからには、これはシリーズなんですね?
高坂さんがとても優秀なのに、コンプレックス的な思いを持っているあたりが人間的で好感を持った。
不破さんのその後も気になる。

0
2018年09月08日

Posted by ブクログ

探偵社の所長 草壁ユナたちの動きと梅沢輪・大桜岳史らの捜査部隊がパラレルに進行していくストーリーが次第に絡み合っていく過程が楽しめた.連続殺人事件現場にまかれた青い電飾.ユナの友人中村秋子の誘拐.意外な犯人が浮かび上がるのを,冷静に見ていったユナと高橋会長の視点が良かった.それにしても多くの登場人物だ.メモしながら読んだが,非常に楽しめた.

0
2018年08月03日

Posted by ブクログ

柴田さんの作品は、登場人物が魅力的で好きです。
今回もいつの間にか、物語に引き込まれ 一気に最後まで読んでいました。
そういう事か、という細工もあり
読み終わった後も、余韻が残り もう一度読みたくなるそんな作品でした。
この作品の、登場人物でまた作品が読みたい。

0
2017年02月08日

Posted by ブクログ

作家とブルーライト探偵社の社長を兼ねている主人公草壁ユナの友人の失踪と連続殺人事件の同時進行で物語は進む。予想外の展開に引きつけられて面白かった。是非この探偵社を舞台に続編をと願う。

0
2017年02月01日

Posted by ブクログ

都内にて、殺人事件が複数おきる。被害者の接点は見つからないが、遺体にはクリスマスの青い電飾が置かれていた。
同時期、ブルーライト探偵社の所長であり作家の草壁ユナの友人が消息を絶つ事件が。
様々な事件が一本の糸で繋がる真実は・・・
登場人物、事件も多く、少々散らばりすぎていた感があったものの、事件がどのように繋がるのかが楽しみに読めた。
次に繋がるような感じを受けたが、シリーズ化されるのだろうか?

0
2017年01月21日

Posted by ブクログ

ブルーライト連続殺人事件。これだけでなんだか面白そうな雰囲気はするのですが。さらに加え、主人公の友人の不可思議な失踪事件も絡んできて、スリリングな読み心地にページをめくる手が止まりませんでした。なかなか事件の全貌が見えなかっただけに、この真相は驚愕。
ここでの小説の扱われ方、これはやはり小説好きとしては腹が立つこと。犯人許すまじ。体験したことを書いてそれで立派な作品ができれば世話ないわっ! 逆にそうなら、ミステリ作家さんたち、どんだけ殺してるんだ(笑)。
主人公・草壁ユナのキャラクターも魅力的。「新シリーズ」ってことは、続編もあるのかな。彼女を取り巻く人間関係もいろいろ気になります。だけどこのラスト一文が……なんとも切ないような。

0
2017年01月13日

Posted by ブクログ

ひょんなことから探偵社の所長を務めることになった未亡人が主人公。友人の誘拐と連続殺人事件が並行して進行,一つの線に…。すべての謎が主人公の過去と関連しながら収束し解きほぐされていくストーリーはさすが。(ネタバレになるが)友人の狂言動機と暗号のくだりは少々釈然としないがそれを割り引いても面白かった。魅力的な登場人物達の活躍も見てみたい。

0
2017年01月03日

Posted by ブクログ

青い電飾がつなぐ連続殺人と、ある人妻の失踪。
捜査する探偵社の面々がそれぞれに魅力的。
犯人から送られたDVDから手掛かりを見付ける展開も面白かった。ああいう推理戦、好きだなぁ。
犯行の動機が、思いもよらないものでびっくり。
だって、そんなのって!
ユナと昔の夫、そして秀之の関係がどうなっていくのか気になる。

0
2016年12月12日

Posted by ブクログ

青い電飾が死体に施される連続殺人は、被害者には共通点がなく容疑者として上がってくる人物は全く動機が見当たらない。そこに友人からユナに助けを求めるメールの謎と、ブルーライト探偵社による元プロ野球選手の身辺調査が絡みサスペンスフルな展開を見せます。サブエピソードも盛り沢山ですし、主要キャラも魅力的で上質なミステリーに仕上がっていると思いますが、沢山の要素をばら撒き過ぎたせいか、やや作品全体の纏まりが欠けてしまっているのが残念なところです。

0
2016年12月03日

Posted by ブクログ

98まず巻頭の氏名一覧が鬱陶しい。最後まで読んでやっぱりか?という感じ。すっきり解決もしないしうまいでしょ?感が強いなあ。

再読後も読後感はスッキリしないね。柱になりそうなものがいくつもあってしかもそれが成就しない感じ。なんで2回も読んだんかな。星2つで。

0
2018年07月24日

Posted by ブクログ

これってシリーズものなのかな?ユナのほうでも、蒲原のほうでもシリーズにできそう。
7年前の事件のことは今後出てくるのかしら?

ブルーライト探偵社良い。読んでるうちに私の中で、高坂がだんだんイケメンになっていきました(^-^;
京は恩田陸さんの「MAZE」の恵が浮かんできた。

事件は入り組んでて、途中で読み返したりした。
やっぱ女は怖いってことね。

0
2017年05月19日

Posted by ブクログ

久しぶりの柴田よしき。
面白かったけど、登場人物多くて苦戦。
暗号もフツーに難しいでしょ⁉︎って思った。
主人公含め皆まんまの中身ではない感じ。
訳あり、嘘あり、隠し事あり。
結末も散らかってるのを自分で整理しないといけなくて、説明されるとつまんないけど、読み手の読む力試された感(^_^;)

0
2017年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

柴田さんはしばらくライトな作品が続いていたが久しぶりにがっつりの大作で楽しく読んだ。ただし設定をひろげすぎている感は否めない。もう少しシンプルなストーリーでしっかり書き込んでも良かったかも。

0
2017年02月23日

Posted by ブクログ

クリスマスの電飾が短く切られてばらまかれる連続殺人が発生。
そこに探偵事務所の所長をするユナの友人の失踪が微妙に交錯する。

登場人物がおおいので、やや苦労した。
動機が少し弱いかなぁと想うけど、しかし面白かった。
この探偵事務所、シリーズ化するのだろうか。

0
2017年02月12日

Posted by ブクログ

多少ごちゃつきと無理矢理感がありましたが、これぞミステリ!という感じで面白かったです。
でもなんで探偵サイドと警察サイド、2つの視点で事件を追うんだろう?どちらか1つの方がすっきりして読みやすいと思うんだけど・・・。
あれかな?警察の登場人物は別シリーズに出ていて、宣伝(?)のために物語を交差させているとか?
その辺りはよくわからないけれど、最初登場人物を把握するのに混乱しました(-ω-;)

0
2017年02月12日

Posted by ブクログ

連続殺人事件と、一人の女性の誘拐事件とが同時進行するうちに、徐々に絡み合って真相が暴かれていく。

終わらせ方は見事だし、おもしろいはずの設定なのだけれど…。何しろ登場人物が多く、解決に至る暗号やら殺人の動機、ほかの事件などなど盛りだくさん過ぎて、かえってミステリーとしてのインパクトや疾走感を削いでしまっている。新ヒロインとなるかもしれない主人公も、活かしきれていなかったのが残念。
作者の長編のミステリーということで、かつてのRIKOシリーズのようなパンチの効いた魅力的なキャラクターやストーリーと比べてしまうから、余計に辛口になってしまうのかも。
もしシリーズになるなら、今後に期待。

0
2017年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

並行して進む「連続」殺人事件と、「誘拐」事件。一方、ユナの探偵事務所に依頼された事件は「連続」殺人事件の一環なのか。
ユナの造形は著者の他の作品の女性探偵と被るので、友人の事件についてはある程度想像がつく。利己的な関係者たちのなかで、自分なりの矜持をもって働く探偵たちの存在に励まされる。

0
2016年12月15日

Posted by ブクログ

久しぶりに柴田よしきの本格的な長編を読んだ気がする。「ブルーライト連続殺人事件」を追う警察と、「ブルーライト探偵社」の所長・ユナが巻き込まれた親友の誘拐事件。2つが同時進行し、後半まで2つの事件の接点が分からないまま。登場人物が多すぎて、少し話のまとまりがないような気もする。ラストの無理やり感も否めない。でも、話自体は面白いし、登場人物も魅力的。特に水野京は、「聖なる黒夜」の環を彷彿させ、これからもぜひ登場させてもらいたいキャラクター。

0
2016年11月08日

「小説」ランキング