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Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
幼馴染みのおまつとの約束をたがえ奉公先の婿となり主人に収まった吉兵衛は、義母の苛烈な皮肉を浴びる日々だったが、おまつが聖坂下で女郎に身を落としていると知り…(「夜明けの雨」)。兄を殺した仇を九段坂で張り込む又四郎に国許より兄嫁自害の知らせがもたらされた(「月凍てる」)。江戸の坂を舞台に人びとの哀歓を掬い取った人情時代小説の傑作四編。
令和元年6月2日~4日
Posted by ブクログ
この本には救いというものは存在しないです。
大体において。
どこかしらで誤りを犯してしまう人たちが
でてくるのですから。
特に最初の作品は最悪でしょう。
思う女性のためにすべてを最悪の形で
投げうってしまうのですから。
思うようにならない日常から
解放されたい気持ちもあったのでしょう。
3作目もそうですね。
確かに裏切りはあったものの、
男は女を愛していたわけで。
でも踏ん切りをつける時期は、遅すぎました。
表題作はね…
ただただ思いが遂げられても、
あとに残った人たちの現状は変わらないのよね。
Posted by ブクログ
この方の作品ははじめてだったような気がする。
うーん、イマイチかなって思ったけど読み進めるうちにわりと入っていけて良かったかな。「秋つばめ」はけっこうイラッとした内容だった(個人的に)