【感想・ネタバレ】働く意義の見つけ方のレビュー

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Posted by ブクログ

読むのを推奨、として送られてきた本だったのだけど、自分にとっていいタイミングで出会えた本となった。

青臭さと腹黒さのどちらも持つことを造語で「青黒さ」と表現していたが、著者の小沼さんは、一見相反しそうな二つのものを繋いだり、同居させたりして、新しいものを産み出し、世の中に広げているひと。

自分自身、そして周囲に、どれだけ一見相反するが、繋げられたり、同居させられそうなものがあるのか、考え始めている自分がいる。

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2021年03月16日

Posted by ブクログ

会社の先輩が参加していた留職プログラムの話が気になって読んだ本。
2020年でいまのところ一番感動した本。

【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
本来あるべき働き方とは、「自分」と「仕事」と「社会」がつながっている状態

想いを保ち続けるための情熱の魔法瓶
多くの人の情熱は、放っておけば次第に冷めてしまう。でも皆が熱い想いを交わすことができる場が有れば、その熱を保つことができる。そしてその情熱を発揮する時、熱いままに注ぐことができる。

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2020年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

NPO法人クロスフィールド代表の小沼大地さんが「留職」という事業を作るにあたってのストーリーなど。
読んでいて熱くなる本。

仕事を志事に変えるには
どこで働いているか、なんの仕事をしているかは関係ない。
目の前にある仕事に「社会とのつながり」を感じることだ

あるべき働き方
自分と仕事と社会が1本の線でつながっている状態
▼自分と仕事
・自分がなぜ今の仕事をしているのかに対して、納得できる答えを持てている
・企業名や肩書きに関係なく、自分の仕事に揺るぎない誇りを感じられている
・会社での仕事を、自分自身の持つ情熱や志しと重ねながら、胸を張って説明できる

▼仕事と社会
・目の前の仕事が誰かのありがとうにつながっていることを具体的に想像できる
・今取り組んでいる仕事の成果が、自分の子供や孫にも必ず役立つと思えている

p63 column 社会とのつながりを渇望するミレニアル世代
「若者はその時代に足りないものに対してハングリー」である。(ソフィアバンクの藤沢久美)
高度成長期の若者は自分たちが豊かな暮らしをすることを求めて、高級車やマイホームを渇望した。モノで溢れかえった時代に生まれたミレニアル世代(1980-2000までに生まれた世代)はモノやカネには憧れの気持ちを抱かない。高度成長と引き換えに「現代社会に足りなくなってしまったもの」に焦点をあてていて、それが「つながり」である。
シェアすることを好むのは必死に誰かとつながろうとしている。
仕事においても、「自分が働くことで社会が豊かになっている実感」や「自分の仕事と社会とのつながり」そのものが圧倒的に不足している。

p81
強烈な価値観を持っている組織というのは、優秀な人材を惹きつけることができ、組織にいる人を熱狂させることができる。
マッキンゼーのこだわり
・問題解決にこだわり抜く
・インパクトを出すこと

p164 事を成す人に必要となるのは「青黒さ」
リクルートワークス研究所が打ち出した概念
理想や夢、社会の不条理に対する義憤、自らの志といったものをエネルギーにして進む「青臭さ」
時には根回しやうまい立ち回りをしながら、組織の中で物事を戦略的かつ容易周到に進めて行く「腹黒さ」
この2つを兼ねそろえることが日本社会、大きな組織でおもしろいことを成し遂げるのに必要な要件

p223 社会を変える現場での原体験
1、誰かの困りごとを解決するという、企業活動の原点に立ち返る原体験
2、confort zoneを超えて挑戦し、最後までやりきる経験
3、目指すべき方向性を自ら示し、異なる価値観の人々を巻き込んで行く経験

p232
留職体験者の一人、パナソニック青木さんの言葉
リーダーシップとは、理想を現実に帰るべく働きかける力

p237
志仕の流儀
1、大義を掲げ、その実現のために挑戦を続ける執念
2、リソースがないがゆえの、想いの力をテコにする青黒い戦略性
3、日々の仕事が持つ価値に対する確信が生む、仕事への情熱と職場の熱狂

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2017年01月08日

Posted by ブクログ

仕事をする意義を感じるとこは人生を豊かにしてくれると思います。
ただ、比較的社会への貢献を感じやすい業務ですが、入社年数が長い人は社会貢献を入社の動機にあげるのですが、最近入社の新人はそれよりも自身の生活を挙げる人が多いです。
より淡白な新人に意義を持つことの重要さや楽しさを伝える切っ掛けになればと思います。

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2018年10月06日

Posted by ブクログ

小沼さんの経歴とクロスフィールズ設立経緯、また留職に取り組む意義について書かれた本。
とにかく小沼さんが熱い。青黒さ。確かに大事だと思った。

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2016年10月22日

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2012年5月に放送されたWBSで小沼さんが語っていたことが印象深く記憶に残っていたため、書店でこの本をみつけたときに手にとった。

クロスフィールズを立ち上げて現在に至るまでのストーイーは大変面白く、初めて提案が次のステップに進んだ日の話や、パナソニック、テルモで留職が採用されたときの話は熱くなるものがある。

読んでいて、社会とのつながりが見えないと、働き意義を感じられなくなり、仕事がつまらなくなることを読んでいて思い出した。大学時代に熱く大きな志があっても、社会人になると仕事を覚えることや社内で求められる能力を伸ばすことに意識が行きやすく、いつの間にか仕事がつまらなくなってしまう。
仕事を志事にするために、自分と仕事と社会のつながりを感じるために、

- 今やっていることが社会にどう役に立つか考える
- 自分ができることではなくできないことに挑戦する
- 周囲を巻き込む

ことを意識的にやっていくことを忘れてはいけない。

また、気付きを与える言葉として、「顧客の声を聞くことと、顧客のニーズに迎合することは違う」ということ。顧客のニーズを聞きすぎると、当初の目的とは正反対の方向に行ってしまう、尖りが無くなってしまうことがあり、陥りやすい落とし穴だと思った。きちんと初めにやりたいこと、ビジョンを定めておくことが重要で、それに反することは顧客の依頼でも断るようにしておくと、ぶれにくい。

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2016年09月25日

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ネタバレ

内容

この本自体の内容としてはNPO法人クロスフィールズで働く小沼さんが、

クロスフィールズを立ち上げた経緯、それまでの自身の青年海外協力隊での経験、

そして今にわたってどういうことがあったのか、小沼さん自身なにを思ったのかを書い

本です。

読んでみて、大人だけでなく学生も読んでみるといいなって思いました。



読んで印象に残った部分は、

日々の仕事の中で、自分は誰のために働いているのか。誰に対して価値を与えたいのかっていうことを考え続けること。
NPOを立ち上げる際に、マッキンゼーで働いていたほどの人が何度もなんども突き返されては、次に進むという、自分自身が正しいと信じ、価値を与えたいと信じるものに対して突き進む姿
働くことがかっこいいことと思っている人は僕らのような大学生の中にどれくらいいるだろうか。
「青臭さ」でも「腹黒さ」でもなく、「青黒さ」を発揮する必要があるということ。
挑戦を生む仕組み
リソースがないことのメリット
1に関しては、

「誰か必要としている人のことを強烈に感じながら、仕事の価値をひしひしと感じながら仕事をするという状態が、働く人のモチベーションを極限まで高めていく。」

どんな仕事でも誰かのためである。その誰のためかを忘れてしまっては仕事はただのタスクでしかない。ただ、その誰のためにしているかを考え、届けたい価値に思いが乗れば、ものすごい熱量で挑むことができる。そんな社会人が増えたらもっと仕事は楽しいではないが、充実したものになるのだろう。



僕自身、つい先日まで誰のために頑張っていたのか。だれに対してどんな価値を与えたいのかっていうのを忘れてしまったがためにモチベーションが下がりがちだった。

しかし、これを思い出したおかげで、再びモチベーションを上げることができた。

そういう意味で、誰かのためになる仕事。社会とのつながりがある仕事。それらであるかを考えることは働く上で大事だ。



2に関しては、

事業を作り出すことの難しさがひしひしと伝わってきた。でもそれでも熱意に動かされて行動している姿には感動さえ覚えた。

その中で、ビジネスモデルを構築する際に話していたETI.Cの宮城さんの話。「顧客の声を聞くことと、顧客のニーズに迎合することは違う」



ふかいわ〜〜〜〜〜!

たしかに自分の軸がないと、ブレブレになってしまう。

そのためにも、宮城さんがかたったという、

大切なのは自分たちが何としてもこの世界を作りたい問い思い。この課題だけは見過ごせないという想い。その世界を創り上げるために自分たちができることはないかと考え抜くこと。これが社会を変えるということ。

それが社会を動かしていく。



ここが固まっていないと営業に行くたびにFBを受け、自分たちのモデルが変わってしまう。それを一回一回全て間に受けたらもともと自分たちがやりたかったことから離れていって、あれなんでこうなった。ってなる。

だから、そのためにも、自分が作りたい社会。解決したい課題はブラさず。それを軸に修正していく。これが大事だあ。



3

ぶっちゃけ、今周りの大学生を見てても働くことに対してめちゃくちゃモチベーションんを感じている人ってあんまいない。たいてい、敷かれたレールだから、まず、就活をするしかなく、そこで大変ながらも生きるために働くしかないと思っている人が多いように見える。

それじゃあ、全然就活も楽しくないわけだ。ただ、そのイメージは、おそらく自分の親や、周りの大人からイメージを創り上げていく。ってことは、

周りの大人がめちゃくちゃ楽しそうに仕事していれば、みんな働きたくなるものだ。

これは、結局仕事は仕事で、いいとかわるいとかは

それをやる人間側が決めてることでしかないなって思う。

だから、自分の仕事に対するイメージを変えるだけでだいぶ変わっていく。





4に関しては、自分自身の理想とか夢とかを叶えるためには、それを叶えるための力が必要である。アイデアだけではだめだ。それを根回し、立ち回りをうまく考えながら、戦略的に組織の中で意見を通すために行動する力が必要であるということ。

最近、僕自身、夢や理想を語るだけではなにも成し遂げることができない。その夢に相応の実力をつけなくてはならないと考えている。ビジネスで社会を変えようとしているなら、金を生み出す力がひつようである。それができないのはボランティアでしかない。ボランティアには限界がある。





誰かの挑戦を応援できているか?応援する人がいないと挑戦する人もうまれない。



6リソースがないからこその戦略性

人が少ないことは、うらを返せば、自分たちがより当事者意識をもってPJに取り組めること。

ないからこそ、全体をつかむことがしやすい。なんでも整いすぎると、自分の実力であると勘違いしてしまうこともあるし、揃いすぎると、全体が見えなくなってしまう。

だからこそリソースが少ないことは、自分自身が熱意を持って取り組めるというメリットをうむと前向きに捉える必要がある。





全体的に読むことで元気がもらえる本だなって思います。自分が仕事が楽しく亡くなった時に見返したいと思います。(前提仕事は辛いものですが、、)





また。



働く意義の見つけ方―――仕事を「志事」にする流儀
働く意義の見つけ方―――仕事を「志事」にする流儀
作者: 小沼大地
出版社/メーカー: ダイヤモンド社
発売日: 2016/09/02
メディア: 単行本(ソフトカバー)
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2016年09月22日

Posted by ブクログ

仕事ではなく、「志事」。NPO法人代表の著者がここに至るまでのストーリーを明かす。非常に流れるような疾走感があり、読んでいて勢いがつく。

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2016年12月27日

Posted by ブクログ

ビジネスパーソンが新興国で社会課題解決にあたる「留職」を展開するクロスフィールズ代表が、働く意義を説く本。

組織には、多様な能力を持った人が集まってくるがゆえに多くの可能性を秘めている。しかし、必要以上のルールや規則、上司の締め付け、異常なほどのリスク回避等で、1度行動にフタをされてしまうと、その組織の器以上のことができる人材はいなくなる。

失敗を恐れて、新しいことにチャレンジしなければ、それがスタンダードになってしまう。だからこそ、チャレンジしようという激アツな一冊。

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2016年09月10日

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