感情タグBEST3
Posted by ブクログ
久しぶりにただただ好き!となる本に出会った感じ。途中であれ、これ誰の本だっけって作者を見返したくらい、道尾秀介っぽくない文章だったけど、あとがきを読んで納得しました。確かに読んでる時ずっと映像が脳内にあったかも!雨とか風景の描写、ここまで分かりやすく表現されるのねって思ってたらそういう事だったのか。
Posted by ブクログ
キムタクでドラマ化もした作品
故郷を離れ見知らぬ土地で生き抜く姿に心打たれた
また、日々の暮らしから一歩踏み出す事って良いも悪いも自分の人生が大きく変わるんだって思った
幸せの感じ方もかわるんだなと思った
Posted by ブクログ
おもしろいラブストーリーだった。
豪華なパーティー会場に惨めな思いをさせられた弥生が、言いたいことをきっちり言って出ていくところとか、相手がだれであれ自分の気持ちをきちんと伝えようとするところが好きだなあ。線香花火で思い出す。
Posted by ブクログ
『そのおじさん、もう遠くに行っちゃったんだけど、よく言ってた。この世の中にあるものは、みんな人間の幸せのために生まれてきたんだって。テレビも電話も家具も、お金も、ぜんぶ。』
素晴らしい。この一言が、物語の通奏低音をなしていて、読み終わった後に気付かされる。登場人物はみな、テレビと電話と家具とお金に振り回されていたな、と。幸せになるために作られたものなのに…。
そんな事を考えていたら、幸せになるためなのに、なぜ…、と問わずにはいられないことがたくさんあり過ぎて思考停止。
私はなぜ、こんなに貧しくて不幸なんだろう?
Posted by ブクログ
長らく本棚に眠っていた本。ドラマを見てしまっていたのでなかなか手がでなかったけど、読んでみたらドラマより全然よかった。
心がチクチクする、登場人物たちの気持ちの動きにとっても引かれました。
Posted by ブクログ
ドラマとは全くの別物で読みやすかった。
蓮介が主役だったドラマとは違い蓮介、弥生、シュウメイの三人を視点に描かれる物語。その中ではメインはドラマには未登場の弥生。
この弥生の心情が見どころ。笑いもあって心が温まるストーリーだった。
弥生に共感できるところもあった。
道尾秀介といったら最後にどんでん返しのあるミステリー作家のイメージがあったけど、そうでないこの作品もレベルは高い。
ドラマよりこっちの方が好き。
Posted by ブクログ
普段、あまり恋愛小説は読まないんだけど
道尾秀介さん作品は好きなので挑戦
面白かったけど、やっぱり道尾さんはミステリーかな、という感想なので星は4つ
すんごいリメイクされまくりの映像化があるらしいけど
意外と恋愛ものも、映像より活字で読む方が実は何倍も面白いのかも…と思った
登場人物の言動や行動は
それこそドラマに出てくるようなセリフや行動まんまで
終始これだけのお話なら非現実的なおとぎ話な気がするんだけど
ゲンゴロウのロナウドだとか
おんちゃんの巨大明太子おにぎりだとか
細かい設定がなんか現実的過ぎてしっかり頭の中で映像化されるし、
最初はかっこつけに見えてた蓮介がだんだんと魅力的な人間に見えてきて
蓮介…ていうか蓮介みたいなキャラクターを描ける道尾さんが素敵だ~~と思った
再読はないかもしれないけど
またもや道尾さんが好きになった一作でした!
Posted by ブクログ
登場人物、みんなを応援したい!そう思えた1冊でした。そして、その登場人物の絡み方も絶妙な感じでグッドです。
モノの見方についても考えさせられる内容でありました。
スッキリとした気持ちで読み終えることが出来るいい感じの本です。
Posted by ブクログ
なんとか読書用のバッテリーがフル充電できた感じ。
さらっと軽い感じのストーリーでした。道尾秀介氏ってコンナラブストーリーもできるんですね。でも、一番印象に残ったのは鉄二の天然っぷり(笑)
久々に真備シリーズでの道尾と真備のユーモラスなやり取りを思い出して思わずニンマリ(*゚∀゚)
Posted by ブクログ
月9ドラマ見てました。
ただし4話くらいまで見て、見るのやめちゃった気がします。
当時は道尾さんのこと知らなかったんですが、最近あのドラマの原作書いてたのが道尾さんだということを知り、ちょっと気になって読んでみました。
内容は、ドラマとかなり違いますね。(ドラマの内容途中までしか知らないけど)
恋愛漫画みたいなハッピーエンドの円満恋愛小説って感じでした。
個人的には結構好きです。
さくさく読めました。
あとがきにも書いてあったけど、2つの違ったストーリーが楽しめるっていうのもおもしろいですね。
私は道尾さんの小説はまだそんなに読んでないんですが、それでもこれはあまり道尾さんっぽくない小説だなという印象を受けました。
だから、逆に道尾さんファンからしたら今作はいまいちなのかな?
Posted by ブクログ
久々にのめり込んでしまった。
立場の違い、最初の印象の悪さ、友情、嘘、すれ違い…等々。
そんな恋愛物語あるあるがたくさん盛り込まれているからなのか?
道尾さんは怖い系しか読んだことなかったから、更に新鮮だった。
2014.4.17
Posted by ブクログ
とてつもなく駄目男に絵に描いたようにだまされた弥生
やはり、つらいことのあとにある出会いは意味があるのかな
今まで読んだ道尾さんの小説にしては、現実的というか
刹那感がないような気はしながらも、ストーリーの面白さに
どんどん惹かれて、読みやすい文章に乗せられて一気に読みました
映像としての線香花火は、想像するに幻想的で美しかった
あとがきを読んで知ったのは、この小説は
フジテレビの月9の原作として書かれた小説だったのですね
実際は、ドラマとは登場人物も内容もかなり違ったものになったようですが
ドラマのストーリーとしてテレビ局から様々な希望、制約があったので
いつも「映像化できないこと」を前提に小説を書いていた道尾さんにとって
初体験ながら楽しめたということでした
道尾秀介さんは、わたしにとって、
いつもいつも違う面を見せてくれる作家さんだなぁ
Posted by ブクログ
家具屋の社長 葉月蓮介
派遣社員 弥生
モデル シュウメイ
お金、愛、情、見栄、嘘、、、、
人は不安がある時に嘘をつく。それが人を傷つけたくなくてもついてしまう。
そんななかで弥生の素直な性格がまわりの蓮介、シュメイに影響をあたえる。
最後ハッピーエンドでこんな読み終わりでスッキリな話は想像していなかった。
いろんな苦悩があれど乗り越えていくんだな。
ラブストーリー、少女漫画が好きなのかも
人の色恋はおもしろい
Posted by ブクログ
お金と仕事と人間愛のロマンチックな話だった。
職場と無職ダメ男から決別して行った上海で、若社長の葉月と出会う弥生。
一方葉月の会社の営業により自分の働く会社がなくなってしまったシュウメイは葉月の会社からモデルの誘いを受ける。
初めは断ったものの友人の裏切り、頼りにしていた長年疎遠だった父が実は一文無しの借金苦だと知り、モデルの仕事をすることに……
という話。
割と終盤までオチが分からずはらはらしながら読めた。
シュウメイの父の話は何処をとっても辛い。その辺の絶望描写は流石道尾秀介と言わざるを得ない。
主人公とシュウメイの性格がとってもいいのでいい読後感でした。幸せになって欲しい
Posted by ブクログ
「道尾秀介」の長篇作品『月の恋人―Moon Lovers』を読みました。
『鬼の跫音』、『龍神の雨』、『球体の蛇』、『光媒の花』に続き「道尾秀介」作品です。
-----story-------------
フジテレビ系月9ドラマとコラボ。
若きカリスマ経営者、つまずきながら生きる元派遣OL。
恋の行く手にはいくつもの謎がある。
不甲斐ない彼氏と理不尽な職場を捨て、ひとり旅に出た「弥生」は、滞在先の上海で「葉月蓮介」と出会う。
「蓮」は、高級家具を扱う「レゴリス」の若き経営者として注目される存在だった。
一方、この街に住む「シュウメイ」は、美貌を買われ、「レゴリス」のCMモデルに選ばれるも、それをきっぱりと断っていた―。
恋は前触れもなく、始まった。
「道尾秀介」があなたに贈る、絆と再生のラブ・ストーリー。
-----------------------
恋愛小説として愉しめたし、「道尾秀介」らしさもあってクオリティの高い作品だと思いますが… でも、何か「道尾秀介」作品に期待しているモノとは違う感じがするんですよねぇ、、、
良い悪いではなく、なんだか「道尾秀介」作品らしくないという感じ… ゴールデンタイムのドラマ向けに書き下ろされた作品なので、これまでの「道尾秀介」作品と雰囲気が違うのはやむを得ないのですが、やっぱり、心のどこかでミステリ色が強くて、暗さと怖さのある作品を期待しているんでしょうね。
■第一章 二十七年前のなぞなぞ/二十七年間の嘘
■第二章 眩しい世界/いちばん綺麗な花火
■第三章 想いのはじまり/嘘の終わり
■第四章 無情な裏切り/REGOLITH
■第五章 哀しい別れ/寂しい祭り
■第六章 日陰の老木/丘の一本木
■第七章 思わぬ便り/無言の同意
■エピローグ 再見(ツァイチェン)/さようなら
■あとがき
ひと昔前の少女マンガを読んでいるような、もどかしい三角関係、四角関係が展開し… そして、収まるところに、キチンと収まるハッピーエンドで、気持ち良く読めました、、、
ドラマの方は全く観たことがないのですが… 登場人物も異なり、本作品で準主役として重要な役割を果たしている「椋森弥生」を含めて、ドラマには登場しない人物が多数登場し、展開もまったく異なっているようですね。
気楽に読めて、それなりに面白かったけど… なーんか物足りない感じ、、、
次はミステリ要素の強い作品が読みたいなぁ。
Posted by ブクログ
面白かったけど、展開は読めてしまったなという印象。ただ、社長は中国語堪能になるほど中国ビジネスに力を入れているような序盤だったのに、後半以降は日本だけになっているようで設定が活かしきれていないかなと思った。弥生が子供っぽいし、派遣レベルの仕事している子が、社長の苦悩とか心情を理解出来るわけないので吊り合ってないとは思う。
Posted by ブクログ
純粋な登場人物で構成させれるラブストーリー。描写も丁寧で、場面がコロコロ切り替わるので臨場感がある。ただ少しネタバレするかもしれないが展開が読めてしまい、中盤からもう、仮説検証するために読んでいた。
Posted by ブクログ
月9のようなラブストーリ!
って思ってたら、本当に月9でドラマになってました。
それも主演はキムタク(笑)
お互い意識しあっている者同士が微妙にすれ違ったりするんだよなぁ
とか
それを回りの人が知ってか知らずか絡んできて、また、さらに微妙な関係になったりするんだよなぁ
とか
さらにさらに、小さな嘘がそれをこじらせたりするんだよなぁ
とか
人物設定がいかにもだよなぁ(主人公は金持ち社長)
とか
その主人公が窮地に立たされるパターンだよなぁ
とか
それを別の女性が格好良く救ってくれたりするんだよなぁ
とか
結局はシンデレラストーリで収まるところに収まるんだよなぁ
とかとか
べたべたな恋愛ドラマのストーリ展開でした。
なんで、こんなドラマ仕立てなのかと思っていたら、あとがきにコメントがあって、そもそもドラマのためにストーリを起こしたとのこと。そして、連ドラと同時期に原作を刊行する企画だったとのこと。
なるほどなぁ...
なので、べたべたな恋愛シンデレラストーリがお好きな人にはお勧め。
月9のドラマが好きな人にはお勧め
月9のHPにドラマのストーリが残っていましたが、この原作とはちょっと展開が違うようでした。
んま、どうでもいいけど。
Posted by ブクログ
暫くまた読書から遠ざかっていたところ、久々に読んだ一冊。ドラマと並行した作品というのは後書きで知ったが、読んでいて凄く映像を感じる作品だった。ほんわりと温かなストーリーだったが、道尾作品としては少し物足りず、何か驚きの要素があるとなお良かった。
Posted by ブクログ
道尾秀介さんの作品ではないかのような内容です。特に盛り上がるわけではなく、淡々と流れるラブストーリー。TVと同時並行ということでしたが、TVドラマとしては、ちょっとやきもきするような感じだったのかなと思います。
Posted by ブクログ
サラリと読める一冊。
道尾さんの中では珍しい恋愛小説だと思う。
そして展開としてはシンデレラストーリーになるのかな。
ピンチの状態からスルッと抜け出したり、もう少し突っ込んでほしいなぁと思ったりするところがあるのは、ドラマ化が想定さらていたからかなぁ。
若干の物足りなさがありつつも、余韻も残った。おじいちゃんが話すことばが好き。
そして線香花火がしたくなった。
Posted by ブクログ
不甲斐ない彼氏と理不尽な職場を捨ててひとり旅に出た弥生は、滞在先の上海で葉月蓮介と出会う。蓮介は、高級家具を扱うレゴリスの若き経営者として注目される存在だった。一方、この街に住むシュウメイは、美貌を買われ、レゴリスのCMモデルに選ばれるも、それをきっぱりと断っていた――。恋は前触れもなく始まった。道尾秀介があなたに贈る、絆と再生のラブ・ストーリー。
Posted by ブクログ
ドラマありきだからだろうけど、今までの道尾さんとはまったく違った作品。それでも読ませるのはさすが。
が、それ以上でもなく、ちょっともったいない。正直途中までは最後に何かどんでん返しがあると期待していた。
調べてみるとドラマは全然違う内容になっていたようだが、だったら小説はもっと自由に書けば良かったのにと思わないでもない。まあ色々事情があったんだろうが。