【感想・ネタバレ】秋の猫のレビュー

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Posted by ブクログ 2014年05月03日

ジャケ買いした。5つの短編小説で構成されていて、女性の打算的なところが生々しく描かれているので失恋してすぐに読む3つ目、4つ目は非常に苦しかった。5つ目は良かった。
読んでる際の自分の心持ちで感想がずいぶん変わりそうな良書。

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Posted by ブクログ 2023年05月04日

30代〜40代の女性が主人公の短編集。いずれも飼っている猫や犬がキーキャラクターとして登場し、主人公に寄り添っていく。同年代女性が主人公ということや、自分も犬や猫を飼っていたことなどもあって感情移入もしやすく、文章も読みやすかった。
主人公たちには紆余曲折はあるものの、その飼い猫、飼い犬は幸せだった...続きを読むだろうなと感じる作品。

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Posted by ブクログ 2016年10月11日

この小説を読んでいると、登場するペットが動物なのか子供なのか、分からなくなるときがあるが、それだけ彼らはペットを心の拠り所とし、時には依存してしまうくらい愛してしまっているからなのだろう。時には子供のできない夫婦であったり、パートナーのいない寂しさのためであったり、心の平穏を保つためであったり、飼う...続きを読むきっかけが色々で面白かった。特にペットがいる人にお勧めしたい一冊。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

男はもうこりごりと思った私は、ついに念願の猫を飼うことにした。が、二匹のうちの一匹がどうしてもなつかない。表題作「秋の猫」。夫婦で犬を飼い始めたとたん、仕事は順調、夫は女をつくった。いざ離婚というときに、夫も私も犬の親権を主張して譲らない。「幸運の犬」ほか、犬や猫との交流をとおして、心を癒され、孤独...続きを読むの寂しさを埋めてゆく男女を描く、心温まる短編集。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

犬と猫が登場する短編。メインは独り女性の男性に対するしたたかで冷静な心模様が描かれている。女のこうゆうところ・・・同じ女性として判る分、なんかやだわぁと感じてしまった。「幸運の犬」は離婚する夫婦が犬の親権を争う物語。さらっと読めて、さらっと終わる小説。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

『男より、犬や猫。』という紹介文に思わず惹かれてしまった1冊(笑)
思うがままに振る舞う動物達の姿は、私達が胸に閉じ込めていた素直な心を呼び覚ましてくれます。

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Posted by ブクログ 2019年07月04日

猫や犬が好きにオススメの短編集。すこしお疲れ気味の中年女性の恋愛や結婚の心情が細かく描写されている。
それぞれに登場する癒しの存在は、面倒で苦労ももちろんあるが、日常に欠かせない生きものなのだ。

私もうさぎと暮らしているが、世間的なイメージの『か弱く、寂しがり屋で、ほっとくと死んじゃう』ような可憐...続きを読むさは全く持ち合わせておらず、彼女は図太く、エサがないとブーブー鼻を鳴らして文句を言う輩ではあるが、それでもやはりかわいいものだ。

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Posted by ブクログ 2019年02月08日

猫派ですが、
『幸運の犬』がいちばん好きでした!

女の人たちの計算高さは
ちょっと引いてしまいました。笑

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Posted by ブクログ 2018年01月28日

猫や犬が出てくる短編集。五編とも主人公は女性で、なおかつ計算高い人ばかり。なんというか、こういうのは出来ればないものとして見ないふりをしていたかったものかもしれない。そういう意味では心地いい小説ではなかったけど、それでも印象深いものだった。

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Posted by ブクログ 2017年06月01日

ペットとして犬か猫がお話に出てくる短編集。主人公の女性はみんな30〜40歳の「結婚」が鍵になるひと。自分と重なるところもあったので人ごとではないなと思いながら一気に読んでしまいました。ペットは愛玩動物と言われますが、その存在で人生が変わる人も多いです。ペットがいたから、ペットがいなかったからで先も大...続きを読むきく変わります。家族となった子のためならとひたむきになる気持ちもわかる。ペットがいる人には共感できるお話だと思う。
h29.6.1

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年01月09日

短編集。
すべて動物が絡んでいる。

印象に残ったのは2つ。

「幸運の犬」
最後の、してやったり感が気持ちよい。
別に夫婦のどちらも、似たようなものだけど、純粋に一緒にいたいと思う妻の方に(完全なる純粋ではないけど)、軍配が上がるのはすっきり。
特に秘書(旦那の愛人)の上から目線がイライラだったの...続きを読むで、実際にラッキーを運ぶ犬かどうかは別として、これぐらい気持ちよく犬を連れて帰れたのは、よかった。

ただ、犬好きからすると、どっちもどっちではあるんだけどね。

あとは「病む犬」。
気持ちがわかるから。
しかも好きで飼い始めたわけではなく、でも、弱い犬を見捨てられない気持ちがわかるので。
そしてきれいごとを言ってられないぐらい、お金もかかるし、時間もとられる。

結婚もできて、子供もできて、幸せに思う時間がもてたことが、なによりうれしかった。
マシューのせいで、が、マシューのおかげで、になったので。

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Posted by ブクログ 2015年09月09日

 ペットと男女の恋愛未満短編集、5編。
 ペットがいないので、いまいち分からなかったが、こんな風に思うのか、と思った。女性時点で書かれているので、男性はこのときどう思うのかーと気になった。
 計算高い女性がいたが、みなさんそんなに計算高いのかなぁ?と空恐ろしくなった。

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Posted by ブクログ 2014年01月10日

全体的に、夕暮れを散歩しているときの考えごとのように、強い印象は残らないけれど小さな充実感が残るような、気取らない感じ。

最後の「公園まで」はなかなか好きな感じかも。

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Posted by ブクログ 2013年03月01日

本は、
①タイトルがよい
②表紙がよい
③内容がよい
上記の三点のどれか一つでも満たしていると
個人的には「これはよい」という本になる。
まれに全部を満たしている怪物本もありますが。

この本の場合は
①タイトルがよい
です。
間違いなく。
秋の猫っていうセンスにやられた。
...続きを読む
内容は、
恋がうまくいかない辛さを
動物でなごます女性の短編集です。
面白くないわけではないのだが、
タイトルに全てもってかれた感はあります。

でもいい、タイトルがいいから。(←)

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Posted by ブクログ 2012年04月11日

題名に「猫」と付いていると衝動的に手にとるわたし。

儚く切ない。。そして末恐ろしい感じも。でもリアル(現実)って、実は末恐ろしさを秘めているんだろうな。普段は隠れているだけで。

女って、やっぱり怖い(笑)

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Posted by ブクログ 2012年01月15日

動物が絡む短編。

これ読んだ数日後に、野良っぽい子猫に擦り寄られた。
久々にきゅんきゅんした。

「そ、猫のほうがずっとまし」

気持ちがよぉく分かってしまった。いや、まだ私は・・・!

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Posted by ブクログ 2011年03月06日

足元に擦りよる猫の感触を思いだしながら読みました。あの愛しい存在が、どれだけ心の支えになるか。
それでもどこか孤独を感じる人の心。
そんなに計算高く生きる必要があるのかなとは思いました。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

都市の孤独と、孤独を抱える男女の犬や猫との暮らし・・・・特に目新しい話でもなく、どこにもよくある光景と言った感じなんだけど、ため息の出る感じだった。羨ましいではなく、主人公の抱える孤独が空恐ろしくて。。。23.Apr.08

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

短編。30代以上の女性の恋愛と動物(犬猫)なんか身につまされる(笑)10年後、20年後の自分に。
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Posted by ブクログ 2009年10月04日

『秋の猫』⇒恋人である岩本の浮気が発覚し、主人公:早智子は別れを切り出す。そして、その別れを気に2匹の猫:ミミとロロを飼い始めるが、ミミはなかなかなついてくれず・・『幸運の犬』⇒主人公には、夫である杏次郎と、愛人である高瀬がいる。杏次郎との離婚話が進むにつれ、幸運の犬である「キチ坊」の親権について問...続きを読む題になった。話し合いの結果、杏次郎が親権をもつことになったが・・『ドルフィン・ハウス』⇒度重なる転職で「かしわ荘」に越した、主人公。その近所には、壁にイルカやクジラの描かれた、不思議なアパートがあって・・『病む犬』⇒生後2ヶ月のロングコートチワワ:マシューを飼うことになったが、病弱で医療費がかかりすぎる。しかし、動物病院で出会った、津山と力を合わせて・・『公園まで』⇒優香子がパートナーである、フゥ♂と公園のベンチに座っていると、4年前に1度会ったことのある、貴下と再会する。そして・・//藤堂サンの作品を読んだのは、これがはじめて。どのお話もおもしろかったけど、私は『幸運の犬』が好き:)恋愛×動物の物語が多い。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

表題作は猫の可愛さがすごく伝わる話だった。でも解説にある心温まる短編集かといわれると
なんだか女性のしたたかさがめだったような後味が複雑な話に思えた。

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