【感想・ネタバレ】新釈 にっぽん昔話のレビュー

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Posted by ブクログ

初めは森見氏の『新釈走れメロス』的な内容を期待していたのだが、どうも雰囲気が違う。「さるとかに」以外は普通のオチなんだよな。あとがきを読み、本作が東日本大震災を契機に書かれたものと知り、現代風に書かれながらも心温まる内容に得心がいった。「三枚のお札」「犬と猫とうろこ玉」は初めて読む昔話かも。

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2017年08月19日

Posted by ブクログ

変形昔話が6つ。

「さるかに合戦」と「一寸法師」は、なかなかユニークでした。
「花咲かじじい」「笠地蔵」はわりと原作。
「三枚のお札」と「犬と猫とうろこ玉」は知らないお話でした。

どれもちょっと現代風アレンジというか効かせてあって、おもしろく読めました。

後書きで、乃南アサさんが東日本大震災で被災された方たちに何か自分にできることを、と思い、年齢性別問わず読んでもらえ、なんとなく暇つぶしでもいい、少しでも現実から頭を切り離してもらえればいいと思って「昔話」を…と書かれています。

その思いがつまったほっこり、優しく、楽しい1冊でした。

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2016年09月06日

Posted by ブクログ

日本の昔話のパロディ。
昔話らしく語り口調で、オノマトペもたくさん。リズムよくすらすらわくわく読める。

最初の「さるとかに」が流れは一応そのままなのに、昔話にしては妙に現代的な感覚でおもしろかった。オチもたのしい。
ほかのものもおもしろかったけど、さるかに合戦ほどのパロディではなかったから、どうせならぜんぶそれくらいだったらいいのにと思った。

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2016年08月15日

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