【感想・ネタバレ】名も無き世界のエンドロールのレビュー

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ネタバレ

たまたま家にあったので読んでみました

初めは時系列がぐちゃぐちゃで読みづらいなと思っていたけれど、読み進めていくうちにだんだん謎が解けていく感じが面白かったです。最後の方は読む手が止まらなかったです!プロポーズ大作戦の本当の意味は気づいた瞬間思わず「うわぁ、」と言ってしまいました笑

そして、この本は再読すべし!もう1回読むとヨッチの何気ない一言がいつまでも2人の中に残り続けているのがよく分かるし、ヨッチのセリフの深さに驚きます。そして一読目だと???になってしまう断片が理解できるしさらに味わい深くなりました!断片だけでも心がギュッてなった、、

「一日あれば世界は変わる」が個人的にはとても刺さりました。今ある日常を大切にしていきたいと改めて感じる作品でした♡

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2024年03月01日

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ネタバレ

"人を想う"ってこういうことなんだなぁ〜。
純度100パーセントのドッキリは切なくて、でもとても温かかった。

親がおらず、愛情を知らずに育ったキダちゃん、マコト、ヨッチ。3人は導かれたように一緒に生きていく。あんな事件がなければー。

3人がお互い3人を想い、助け合う姿に感動した。マコトの最後に仕掛ける『プロボーズ大作戦』に協力するキダちゃんのことを思うと、胸がとても締め付けられる。この世の中は、理不尽で不条理で真実がねじ曲げられることだらけだ。それを覆そうとするマコトの作戦を応援したい気持ちと、マコトという生きていなくちゃいけない人を失ってしまうことに切ない気持ちでいっぱいになった。

私も一生、キダちゃん、マコト、ヨッチのこと忘れないよ!!

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2023年08月27日

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ネタバレ

初読みの作者さんの作品。
粗筋と題名から映画に関係して、若者のドッキリを題材とした明るい青春物と思いきや、良い意味で大いに裏切られました。
プロポーズ大作戦と、美女に接近していく展開が長年温められていた展開に繋がるとは!

破滅的なマコトの最期があの映画のセリフと同じだったときの衝撃は凄かったです。あのシーンが思い出されしばらく読む手が止まってしまいました。
ヨッチが何となく登場しなくなってからは展開が想像できるところはありましたが、男二人が普通ではない世界で思いを募らせる生きて行くのは、悲しいながらも3人の強い絆を感じました。
ハッピーエンドとは言い切れないですが、残されたキダちゃんが納得しているように見受けられて、救われた気持ちになりました。

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2023年02月14日

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企みに溢れたミステリだった。映画化もされているから知る機会がある人もいたであろう。新人の作家が出てきたと喜ぶべきだし物語も驚きに満ちていた。途中まであの彼女はどうした?男二人の関係性は何なんだと混乱もあるけど、ラストの種明かしで解決する様は素敵だ。切なかったなぁ…。

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2022年12月12日

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過去と現在を行ったり来たりしながら物語は進んでいくので、若干の読みにくさは否めない。しかし、そのおかげもあってか、先が全く読めず、この話がどこへ向かっているのか分からないまま読み進めた。

「プロポーズ大作戦」といえば、山Pと長澤まさみちゃんの甘酸っぱい青春ラブストーリーが思い浮かんでいたので、ラストには本当に驚かされた。怒涛の伏線回収で大どんでん返しがあり、切なさで胸が締め付けられ、涙が溢れた。

でもすっきりとはしなくて、読んだ後には喪失感に駆られた。余韻が残るこの終わらせ方はタイトルの「名も無き世界のエンドロール」にぴったりはまっていると思った。

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2021年12月18日

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決して「パクリ」とか「二番煎じ」とか言いたいわけではなく、僕が好きな要素が入ってることの説明として、カジュアルな感じで、でもその人の経験に基づいた、若干偏りすぎじゃないかと思えるような信念を持ってる人が出てくるのとか、セリフの効果的な繰り返しは伊坂幸太郎っぽさを感じるし、映画への信頼とか引用には金城一紀っぽさも感じる。
あと、三人組で女子一人の構成は、絶対胸がギュッとなるような展開になるから好き。
つまり、僕の好みのど真ん中なんだ。

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2021年10月03日

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一日あれば、世界は変わる。一日の間にどれくらいのことができるか。何を犠牲にして何を自分に与えるか。頭が良くなりければ、勉強するし、人に会いたければ街にでる。自分のための人生で自分のための世界。他人にさほど関心がない自分がいやだけど、お金がない自分がいやだけど、今日もコーヒーがあって本がある。しあわせ

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2021年07月26日

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最後の短編が…切なすぎて。

前半は何の話か、なかなか見えず。
後半は、何となく先が見えるけど、そんな雑念は捨てて読む方が良いだろう、と先読みを我慢。

伏線をわざとらしくなく、丁寧に回収する展開も良い。
読書し始めに出会ったら、またこんな本読みたいなぁ、と思える本でした。

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2021年06月10日

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命がけのプロポーズ大作戦。ものすごい作戦に驚きました。後半は夢中になって読みました。悲しいけど素敵な友情に感動でした。

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2021年05月24日

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2度読み必須!と言うわけでもないのだけど、時系列が交差するので整理しながらより、ひと通り読んで確認のために2度読みしたほうが点と点の繋がりが鮮明になるのではないかと思う。

私は「プロポーズ大作戦」その全てを理解した時にラストまでを一旦保留して2度読み開始。
そして断片の真実が見えるたび胸が締め付けられる思いを繰り返すことになる。

キダちゃん、マコト、ヨッチ
永遠はないと知っている彼らではあったけれど、誰ひとりとして欠けてはならない存在であった彼ら。

それでも世界は1日あれば変わる。

いつしかマコトは社長令嬢へのプロポーズ大作戦のために車屋を辞め消えた。
指輪を渡すためだけに整備工から社長へと成り上がってゆくマコト。
「そろそろ渡しに行きてえんだよ。」
キダちゃんにも止められないマコトの叫び。

断片も過去もそのどれもが必要な要素で、確実にエンドロールへと向かうための切ない物語。

今年の4冊目

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2024年02月13日

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ネタバレ

あらすじを見たときは、すがすがしい青春ものか、コメディかと予想した。ビターもしくはヘビー。衝撃のラスト。余韻。

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2023年10月04日

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観覧車に乗ってるつもりで楽しんでたらジェットコースターになってびっくり!ってカンジ。
映画になってるんだ。見なきゃ。
続編もできてるんだ。読まなきゃ。

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2023年09月29日

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ネタバレ

衝撃のラスト!ってかラストにかけてのテンポがやばい。
途中までは原田マハさんの映画のヤツ←おい と同じ雰囲気だなーっておもってたけど、ラストで全部もっていかれた。

ちょっと切ない感じもまたいい。
天国でのプロポーズ成功していますように。
不条理っていうか世の中うまくいかないよねっていう悶々と、それをぶっ飛ばす爽快感。
読んでよかった。


この作家さん初めてー。他のも気になるー。

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2023年06月16日

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☆4

「本日のメニューは。」と「できたてごはんを君に。」がとても面白かったので、行成薫さんの他の作品も読んでみたくなり本作を読み始めました。
先に読んだ2作とはまた全く違った内容の作品でしたが、読み始めたら続きが気になって一気読みしてしまいました!

最初は時系列が行ったり来たりして頭の中で整理しながら読むのが大変だったのですが…バラバラに散らばったパズルのピースが埋まっていくように、物語がどんどん繋がっていく仕掛けが印象的でした。

それにしても…あらすじに書かれていた、史上最大の「プロポーズ大作戦」にはいい意味で裏切られました!

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2023年03月13日

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ネタバレ

過去と現在が交互に書かれる形式。また会話が多くすらすら読める。
読んでいて半分くらいである程度結末が予想できたけど、それでも面白かった。

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2023年02月10日

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マコトとキダの2人がまさに命懸けのプロポーズ大作戦を決行する。その理由や背景が思い出話と共に明らかになっていく。

現在と思い出話が交互に挟まる形で物語が進んでいき、用意されていた伏線が最後綺麗に回収され、スッキリと読み終わりました。

ハッピーエンドともバッドエンドとも言い難く、考え方によってはどちらにもとれる終わり方で読む人によって感想が変わりそうかなと思いました。

外の人間から見るとかわいそうだと思うけれども、マコトやキダ、ヨッチの当事者3人から見ると、起きてしまった事は仕方なくて、やれることは全てやった上で納得しての最後なのかなと思うので、個人的にはハッピーエンド側かなと思います。

感情移入して読むと言うより、その話がそこに繋がるのかとドキドキしながら読む作品だと思います。

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2022年05月08日

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5,6年ぶりに再読したのである程度内容を覚えている上で読んだのですが、再読することで気づけることもあり面白かったです。
自分的にこの話の面白いところは時系列がバラバラに進められていくことです。エンドロールに近づくにつれて今まで時系列がバラバラに展開されていた話がつながっていく感じが面白かったです。
あらすじを見てこの本を購入しようと思っている人はぜひ購入してみてください。自身が想像していた内容とは全然違うと思うので作者が自分達の予想をいい意味で裏切ってくれる所も面白いなと感じてもらえると思います。

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2022年04月20日

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りんごかぁ!!!
怒涛のラストの展開に一気に読んだ。今までに読んだことのない断片的なストーリー展開で面白かった。

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2022年02月25日

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3人の関係性が好き
吹き出して笑ってしまうような描写もあったり
「プロポーズ大作戦」の意味が分かった時、切なくなるなんて思ってなかったからドッキリでした。
続編があるみたいなのでそちらも読んでみたくなる作品

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2021年11月21日

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先に映画を見てしまったので、少しフィルターのかかった感想になりそうだ。
最後のシーン、こちらの方が好きだ。キダちゃんの覚悟というかなんというか。全て背負っていく覚悟。あっさりすぎると思った受け入れ方もこの覚悟あってこそなのかな。

映画を観た後についてのヨッチの言葉がとても印象に残った。「『物語がすべて出し尽くすのを最後まで見て、何もかもが終わったら』自分の物語を生きなきゃって気になる」…わかる気がする。それは小説も同じだけど。

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2021年08月05日

購入済み

切ない……

話は、過去と現在を行きつ戻りつだったが、とても読みやすかった。
温かな気持ちにしてくれるけれど、でもとても切ない気持ちが残った。

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2018年09月03日

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良い話だ。
そして悲しい話だ。
なんとなく想像はついたけれど
引き込まれて一気に読んでしまいました。

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2024年05月09日

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私はドッキリが嫌い。それはもうテレビのドッキリ番組も観たくないほどに。仕掛けられた人の反応を見て笑っているのがマジで嫌。
この本もドッキリストが登場し、友人の主人公が散々やられる。体に害のあるものはダメでしょ。なんでここまでされても仲良しでいられるのか意味が分からない。読むのやめようかなと思ったが(なら最初から手に取るなっていう)、頑張って読み進めた。
後半にドッキリを続ける理由も明かされて、主人公がやられっぱなしなのも、嫌だけど理解はできた。

故になかなかに時間がかかったが、結末が気になり終盤はスピードアップ。
その結末を選んだ理由に涙だった。

ドッキリで「カリオストロの城」のオマージだよねってのが出てきたのは良かったなぁ。あれはドッキリではなく「手品」と言いたいけども。

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2023年11月04日

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タイムラインをバラバラに並べ替えて物語は進みます。もっともテクニック的には簡単で、最初に時系列で(少なくともラフには)書いておいて、それを細切れにして順番を入れ替え、繋いで行けばできる。原因を最後に置くことでミステリアスにはなったけど、振り返れば変なのです。
あらすじを時系列で書けば(思いっきりネタバレ)。。。
3人とも親が居ないマコトとキダとヨッチ(女)は小学校からの同級生。大人になり小さな自動車工場に勤めるマコトがヨッチにドッキリのプロポーズをしようとした夜、ヨッチはひき逃げされて死んでしまう。その復讐劇。
人ひとり死んでそれを無かった事にするという設定に無理があって、例えばキダとマコトはヨッチがひき逃げされた現場を見ており、絶対それは職場で話題になるはずなのに、その事件を社長や同僚が知らない設定になっている。でもそうした矛盾をひき逃げ事件を物語の最後に置くことで誤魔化してしまってます。
主人公達のキャラの設定は面白く、かつ会話も軽快、でもどこか全体に「切ない」感覚が有って雰囲気は良いのです。そういった所やタイムラインを切り刻む所など、以前私が嵌った伊坂さんに似ているような気がして(10年以上前なので記憶は曖昧)調べたら「伊坂幸太郎の再来」なんて言われてますね。しかし、ミステリーでこの評価は褒め言葉かなぁ。
映画化されているようです。ナルホドそれは面白そうです。

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2023年02月20日

Posted by ブクログ

文庫本の裏表紙にあった史上最大の「プロポーズ大作戦」にいい意味で裏切られた。
ポップで明るい話かと思いきや哀しいお話。
作戦に至るまでの過去の出来事、費やした長い時間。
すべてはこのためだったのか。
結末を知り、読み返したくなる。

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2023年01月04日

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映画を見て、
「彩なき世界のノスタルジア」を読んで
からの、この本なので
先が分かりすぎていて…

私の順番がおかしいのよね

でも、まぁ楽しく読みました。

実写映画のリサ役 中村アン
とてもしっくりきた
それ以外のキャストは微妙 
主役2人の顔がカッコよすぎるんよね

↑映画の感想かよ…

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2022年05月29日

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ネタバレ

無性にナポリタンが食べたくなる‼︎
粉チーズとタバスコをたっぷりかけて。

リサが出てきたところでなんとなく話が読めてしまったので、どんでん返し的な楽しみはできなかったけど、3人の学生時代の青春はなんかいいなーと思った。私でもマコトを選ぶかなー!

小説だから仕方ないけど、復讐はちょっと遠まりすぎないか?と思った。復讐する相手と付き合って、好きなふりするとか辛すぎるんじゃ?
キダちゃんもめちゃくちゃダークサイドな職業に転職してるし。

全体を通して伊坂幸太郎に影響されてるのかなー?と思った。軽快な会話や、同じセリフが何度も出てきたり、過去と現在が交互になる感じとか。

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2022年01月24日

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再読。21歳の時のある事故から10年越しの悲しい復讐の話。現在、過去様々な年代での回想から構成されている。プロポーズ大作戦とはなんなのかヨッチはどうなったのかなぜ爆弾、殺し屋。
何度読んでも面白い。伏線回収や軽快なトークがすごく好き。

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2021年09月20日

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初めは「マチルダ」という題名だったらしい。映画「レオン」に登場する女の子。久しぶりに「レオン」を観たくなった。ただ小説の題名は今の方がしっくりくる。
時制が行ったり来たりしてややこしいが、しっかりコントロールされているところは流石である。

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2021年09月19日

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映画を観てから読みました。
自分としては映画の方が良かったです。
先に映画を観たせいかな。
プロポーズ大作戦はベタ過ぎる気がします。

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2021年05月08日

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ネタバレ

私はドッキリが大嫌いだ。
サプライズも反応に困ってしまう。
どちらも共通しているのは、
楽しんでいるのは仕掛けた側、ということだ。

そういう意味でキダちゃんはすごいと思う。
私だったら、やられたら絶交するか、
良くて「次やったらタダじゃおかないよ」と
最終通告をするだろう。
そして私がヨッチだったなら、
こんなドッキリを土産に自分の元へ来られても、
喜ぶことなど到底できない。

どうしてもその想いが消えないので、
マコトがやってることが独りよがりに思えて仕方なく、
彼が命をかけてまでやるべきだったのかも
最期に別な女性と死を選んだことも
複雑な気持ちになるのではないかと思ってしまう。
女性陣はこんなことを喜ぶのだろうか?
自分がおかしいのか、よく分からない。
それが宮沢社長の言うように本人が納得してるなら
無駄死にでも犬死でもない、というのであれば、
私はやっぱり「ドッキリは嫌いだ」ということになる。


あと読み進めているうちに、
あれ?この話前に読んだっけ?という気持ちになり、
途中で『アヒルと鴨のコインロッカー』に似てないか?
と思い始めた。
過去と現在を行ったり来たりするせいなのか、
全体的な雰囲気が似通っている。

となると、どうしても比較対象は
伊坂幸太郎ということになり、
私が彼の作品を読むときに感じる
なんとも言えない切なさを感じられない点において
こちらの方が弱いかな…と思ってしまった。

最後に、遺されたキダちゃんはこの後どうするのかと考える。
『死ぬ必要がないから生きていて、
生きている必要がなくなったら死ぬんだよ』
というヨッチの言葉からすると、
キダちゃんはこの後何に生きる意味を見出すのだろうか。

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2022年04月24日

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